ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.3.30-3.31 そして、怒涛のように最終日へ・・・

2022-03-31 22:58:22 | 日記

 水曜日。お天気が良く暖かくなるという予報。予約した洗濯が終わる時間を見計らって起き、変則で休務日の夫と一緒に干す。
 都心より桜が1週間ほど遅いこちらでも一気に桜が花開くだろう。夫はGWに予定している旅行の切符をゲットしに、私が出勤したら間もなく都心のターミナル駅まで出かけるという。

 残り2日。大車輪で仕事をこなす。机周りの掃除もシコシコと。引継ぎ相手からのリクエストに応えて前日送った複数の案件について返事がないので、案じて電話したところ、午前中休暇とのこと。お互い限られた時間での調整はなかなか難しい。

 そうこうしているうちに、かつての同僚が春色のフラワーアレンジメントを届けてくれる。最初に会ってからもう20年である。お互いまだ若かった。定年延長になり彼らは65歳まで働くことになる。まだ先は長い。
 20年、色々ありましたね~としみじみ暫し歓談。「仕事がしたくなったら連絡してください」と言われ、いやいや、それはまだとてもとても・・・と応じる。

 お昼は数か月ぶりに同僚2人とのランチ。本当は学内レストランを予約する予定だったのだけれど、先日、この辺りがテレビで紹介されたせいか、学外の人たちも沢山訪れている模様。やけに混んでいて予約が取れなかったという。
 まあ、学内でも異動シーズンなのでお別れランチ会の予約が入っていることも事実なのだろうけれど。
 ということで駅前レストランまで出向くことになった。定時に職場に戻るとなると往復の時間を引いて正味30分ない中で、注文から食事まで全て終わらせることになる。とても落ち着かないので、午後は強引にお休みを頂く。
 午後も仕事の2人を見送り、大荷物を見ながら、これは一旦帰宅して荷物を置いてからヨガクラスに行った方が良いなと思ったところで、はたと気づく。夫が私より後に家を出て、夕方には戻るとのことだったので、鍵を持って出なかったのだ。
 頂き物の大荷物を抱え、スタジオのロッカーにはとても入りきらない。フロントで預かってくれるかしら、と迷っていたところに夫からLINEが入る。

 夫は切符をゲットした後、上野の桜を愛でに繰り出した写真が送られていた。桜並木では宴会は禁止だけれど、街中では昼から酒盛り状態だったという。その後、飛鳥山にも梯子すると聞いていたけれど、それはやめたようで、あと20分足らずで最寄り駅に到着するという。
 それなら荷物をピックアップしてくれるというので、そのままレストランで待つことにした。

 夫が到着してお茶をご馳走し、私はランチデザートを追加。夫に頂き物の大きな袋を託して身軽になってからF先生のビューティヨガのクラスに参加した。
一度★二つのF先生のボディメイククラスに参加して、あまりにアクロバティックでハードだったのでとてもついていけなかったのだけれど、★1つのこのクラスはゆったりじっくりで気持ちよく汗をかくことが出来た。
 夕方夫がお迎え方々アウトレットモールまで出てきたので、とても久しぶりに一緒に買い物。夫のスタジャンと私のリバーシブルスカートをゲットして帰宅した。

 プロ野球シーズンが開幕し、夫はテレビ観戦をしていると大人しいのでゆっくり夕食の支度が出来る。食後はドラマの最終回を視てから最終日に備えて入浴。頭痛のため、ロキソニンを飲んでから就寝。

 木曜日。退職辞令交付日。
 またしても朝お手洗いで目が覚めてから2時間眠れずにアラームが鳴る。あれこれ考え出すと眠れなくなるのは分かっていても、脳は同じことを繰り返す。困ったものだ。目覚めるとまだ頭が痛い。
 曇天だけれど気温は上がるという。夜は雨が降り出すという予報。

 食後いつもの薬にロキソニンを足し、夫を送り出してから、スーツに着替える。義母が結婚祝いにくれた真珠のネックレスをつける。
「仕事を続けなさい」という自分自身長く仕事を続けた義母の言葉通り、ちゃんと定年まで働きましたよ、と伝えるつもりで。

 出勤し、朝一番でお世話になった方たちへ退職のご挨拶をお送りする。ほどなくして別キャンパスにいる20年来の同僚が挨拶に来てくれる。有難いことである。
 最終日だけれど、容赦なく普段通りにメールや郵便物、交換便等の書類が届く。まあ昨日の午後に強引にお休みを頂いたわけだから、これは自業自得。引継ぎ相手からの問い合わせに答えつつ、片付け作業を進める。

 退職辞令交付式のため、別棟に向かう。法人の退職者は実際にはもっといた筈だったけれど、実際に出席したのは3人だった。事務局長から辞令を頂き、有難いお言葉を頂戴する。大きな花束を頂き、幹部も含めて写真撮影。撮影の瞬間だけマスクを外すようにとのこと。直前に化粧直しすらしていないことに気づき、トホホであった。午後、早速写真のデータが送付されてきたが、良い記念になった。

 職場の同僚など何人かに挨拶を済ませ、引継ぎ相手の上司とも遭遇し、暫しお話が出来て良かった。事務室に戻って再び仕事を続ける。退職当日、もっと優雅に美しく旅立つ予定だったけれど、最後までなんとも落ち着かない。

 お昼は駅前までランチに。食事だけ摂って早々に戻る。午後一番で事務室内の異動者、退職者挨拶のセレモニーがあった。いきなり1番目に挨拶を振られて動揺するが、37年の職業人生活のうち26年を大学で過ごし、そのうちの半分はこの事務室にいられたことはとても居心地が良かったから、と御礼のご挨拶をする。
 その後も沢山の人達のご挨拶が続き、30分ほどでセレモニーが終了した。別棟の方たちからもご挨拶を受け、頂き物がどんどんと増えていく。

 セレモニーの後は、お世話になった先生方のいる別棟まで挨拶回り。全員にはお目にかかれなかったけれど、先日のお礼に心ばかりの品をお渡しすることが出来てほっとした。院生やPDからはまた花束を頂き、恐縮しきり。

 再び事務室に戻って皆様にご挨拶かたがたお菓子を配り歩いた後、仕事。ようやく引継ぎ相手からの連絡も終了し、一件落着。明日から頑張ってくれることだろう。
 定時になっても事務室は皆なかなか帰る気配がない。私は、明日からは生まれて初めて”毎日が日曜日”の生活が始まるけれど、皆明日から別の職場なり、新しいメンバーで仕事をスタートするわけだから、本当に大変なことだ。

 別棟にいるかつての同僚たちがわざわざ挨拶に来てくれることの有難さに感謝し、メールが途絶えたところで、アカウント削除の作業をお願いして、退散。
 両手には大きな袋一杯の花束や頂き物の数々。状況をLINEで連絡すると、帰宅途中の夫がピックアップしてくれるというので、門の外で合流する。本当は外食して帰る予定だったけれど、雨が降り出したので一目散で帰宅する。この大荷物を持って雨は大ごとである。

 帰宅後は、頂いた花束を花瓶に活け、頂き物を整理するだけで、大仕事。さらには不在票が入っており、お花のようなので無理を承知で再配達をお願いする。かつての同僚から立派なフラワーアレンジメントが届いた。本当に今我が家は花御殿である。これにまつわるエピソードについてはまた明日。

 というわけで、母に無事退職した旨Duo通話で報告し、頂いたお花や頂き物をお披露目する。夫曰く、退職でこんなにあれこれもらってくる人は聞いたことがない、とのこと。幸せ者である。
 食事はレンチンの冷凍食品も駆使してとりあえず済ませた。

 37年の職業人人生はかくしてひとまずピリオド。よくぞ再発治療を続けながら生き延びてこの日を迎えることが叶った。支えてくれた夫を初め、息子、職場の方たち、主治医をはじめとするお世話になっている化学療法室の看護師さんたち、門前薬局の薬剤師さんたち・・・感謝してもし過ぎることはない。
 私の我儘かもしれないけれど、仕事は絶対辞めない、そして治療を続けながらとにかく生きていくという選択を支えてくれた全ての方たちに感謝である。

 明日はエイプリルフール、卯月スタートである。明日からは治療後、体調が悪い中這ってでも出かけなければいけない場所はなくなる。けれど、そのことで老け込んでしまっては、これから治療を続けていく上であまりよろしくないだろう。引き籠らずにほどほどに社会との接点を持ちながら、細く長くしぶとく生きていきたいと思う弥生晦日の夜である。


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2022.3.28-29 仕事は続くよどこまでも~

2022-03-29 22:20:40 | 日記
 週明け月曜日。いよいよ残り4日間。週末には自由人になる私にとって、文字通り37年間の仕事人生フィナーレを飾る1週間の幕開けである。それなのに、また明け方お手洗いに起きてそのまま2時間以上眠れず。中途覚醒は癖になるなあと思う。
 夫は変則で出勤日である。送り出してから、お世話になった方たちに最終日にお渡しするものなどを詰めた大きな手提げ袋を玄関に運ぶ。あと4日しかいない職場に毎日荷物を持っていくのもなんだか皮肉なことである。

 明日に引継ぎを控え、あれやこれやと大車輪で準備する。その合間に容赦なく来るメールの処理等々。さあこれでもういいだろう、というところまで達して、強引に午後お休みを頂く。家に帰っても家内手工業のように最終日に備えてやることが残っている。

 ひとまず腹が減っては戦は出来ぬ、とランチへ。
 春休みだからかお天気が良くてお花見に繰り出しているのか、アウトレットモールから駅前にかけてなんだか老若男女すごい人出である。いつもはそれほど混んでいないレストランがどこもかしこも並んでいる。ちょっと汗ばむほどの陽気で、これは桜が一気に花開きそうだ。

 うーん、これは失敗だったか、と思ったけれど、まあ並んでしまったので仕方ない。案内まで待ち、注文してからも待ち、急いで流し込んでヨガスタジオへ滑り込む。今日はフロントも兼業しているN先生が最終レッスンの日。来月からはイントラから外れるという。
 以前一度出て、初々しくもなかなか良いレッスンだったので、4月以降は時々出てもいいなと思って。ところが、来月のスケジュールに名前がない。

 異動ですか、と訊いたところ、4月からはフロント専念で代行レッスンだけになるとのこと。今月中はレッスンをやるので是非いらしてください、と言われていたのだ。実際参加してみたら1年ほど前に出た時よりもかなり進化しており、もったいないなと思った。
 程よく汗を流して帰宅。帰宅すると、今月2回目のお花が届いていた。赤、オレンジ、黄色合わせて5本のチューリップ、紫の星のようなリューココリーネが2本、明るく綺麗なグリーンのブプレリウム、白い小さな花が可愛いコデマリが1本ずつ。花言葉は「博愛」、「暖かい心」、「はじめてのキス」、「優雅」だそうだ。花束を沢山頂き、家中の花瓶が総動員の状況である。飾る場所も限られており、はて、と活けながら嬉しい悲鳴。
 その後、ずっとさぼっていた拭き掃除を済ませ、夕食の支度をし、夫の帰りを待った。食後メッセージカードを書くつもりが、夫が転寝をしていたのにつられて、気づけば2時間以上眠ってしまった。結局、何やらとても疲れてしまい、退職準備作業を諦めて入浴。なんとか日付が変わらないうちに就寝。

 火曜日。珍しくお手洗いに起きず6時間睡眠が出来た。疲れ方が違う。昨日の暖かさとは打って変わって曇天。肌寒い。
 夫を送り出し、今日もまた大荷物を職場に持ち込む。今日は午前・午後と引継ぎである。出勤後引継ぎ開始までの時間にあれこれと処理し終え、第1部、お一人に対して引継ぎを終える。

 長きにわたり異動がなかったので、引継ぎ自体がとても久しぶりのこと。今のポストに就く前は、短ければ1年、長くても3年、基本は2年のペースで異動していた。若かったし、再発治療もなかったから異動に伴う引継ぎはストレスとはいっても一気に吐き出して一気に詰め込むという作業がそれほど難行苦行ではなかった。
 今回は吐き出すだけで、詰め込む作業がないので、両方を行う異動対象者に比べれば気楽ではある。

 午前の部を終え、その間に届いたメール対応等を終えて、一番近いカフェでランチタイム。暫し一人でぼーっとする。そして午後の引継ぎスタート。今度はお2人に対して、である。まずは担当する教員の研究室に2人と一緒に挨拶に出向く。戻って別室の会議室に籠っり、2時間ほどで無事終了である。
 引継ぎの途中で、事前に連絡をもらっていなかった想定外の事実が判明し、引継ぎ後にその対応で残業する羽目になった。いやはや本当に何が起こるか分からない。

 全速力でやれるだけのことをやって、一目散に退散。夜、最終便で宅配が来ることになっていた。帰宅すると、宅配便のトラックが我が家の向かいの棟に止まっている。これはまさか、と思ったら不在票が。タッチの差でトラックが発車したところだった。
 慌てて電話をし、なんとか再配達が叶った。いやはやセーフ。普段より1時間近く早い配達だった。間に合って良かった。

 夫も所用のためライナーを1本遅らせており、買い物も頼んでいたので私より帰宅が遅かった。それからミールキットを駆使して、夕食の支度を整えた。目がしょぼしょぼするし、肩もコリコリ。母にDuo通話も済ませて、あと2日、あと2日、と叱咤激励しながら、シコシコと内職の如くメッセージカードを書く私である。
 
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2022.3.26-27 エンハーツ26クール目、さらに減量22回目投与後10-11日目のこと 年度末の休日は大忙し

2022-03-27 23:01:02 | 日記

 土曜日。ここのところ寝不足が続いている。明け方早くに目覚めるとそのまま眠れない。今日は休みと思ったら、土曜日仕様の目覚ましが鳴っても起きられずに、朝ドラの復習も視そびれてしまった。
 ノロノロ起き出す。午前中に郵便物の再配達を依頼している。朝食を摂りながら、洗濯機を廻し、洗い上がった沢山の洗濯物を干す。風がかなり強い。お天気もイマイチ心配な感じ。

 郵便物が届いたのはお昼近くになってから。これなら夜の指定にすればよかったと思うが、後の祭り。
 退職に際し、お世話になった方々に差し上げる物を調達するために都心まで出向く。乗るつもりの特急に目の前で行かれてしまい、次の各駅停車に。10分のロス。なんとなくズルズルと予定が遅れ始めた。

 途中駅で特急に乗り換えると、珍しく席が空いている。ラッキー!と思って座ったら、何やら強烈なアンモニア臭。「ん?」と夫とひそひそと話したら、隣に座っていた女性が、「あちらに座っている方が・・・で、皆さん席を移られて。私は鼻が詰まっているので大丈夫なのですが」と教えてくれる。
 見れば、紙袋を幾つも携えた高齢の男性がマスクもせずにぶつぶつと喋りながら優先席に1人で座っていた。席を立つわけにもいかず、マスクをしていることに感謝しながら、終点まで本を読みながらやり過ごす。

 百貨店に到着し、目当ての売り場に直行。夫にも相談しつつ選んだものを揃えてレジに並ぶ。何分数が多いし、組み合わせたり、ラッピングリボンの色等の指示もあり、支払いまでに時間がかかる。
 数が合わない、とバーコードの読み込みのやり直しを始められて、空腹も加わってだんだんイライラしてくる。いけない、いけない。

 ラッピングに20分ほどかかるというので、先にランチをしてから戻ることにした。パパッと済ませるためにベーカリーカフェに入ったところ、既に遅い時間のわりに列が出来ている。漸く入って、すぐに出て来るだろうサンドイッチランチを注文したけれど、夫のパスタと揃えてくれたのか珍しくなかなか出てこない。
 ちょっと前に入った方は早々食事を終えて出ていく気配だ。買ったものを受け取った後、家電量販店で加湿器空気清浄機を買う予定だったのに、時間切れで諦める。買ったものだけ引き取って再び下りの特急に乗った。都心にいたのは2時間足らず。アタフタと忙しい遠征だった。

 まあ、次の日程を諦めれば良かったのだけれど、どうしても行きたかったのは12日ぶりのヨガレッスン。
 いつもはT先生のビギナーヨガだけれど、今日は代行で火曜日夜が担当のお気に入りのK先生。お久しぶりである。地味に体幹を動かしながら、たっぷりと汗をかいた。やっぱり行って良かった。
 シャワーでさっぱりして帰宅。夫が夕食当番を引き受けてくれたので、有難く頂く。風が強かったせいか洗濯物が飛ばされていたとのこと。思った通りカラリとは乾いていなかった。
 夕食の片付け等を済ませた後、調達したギフトのメッセージカード等を書くのに勤しむ。

 日曜日。久しぶりに5時間半ほど連続して眠れた模様。大分スッキリして疲れが取れた。朝7時過ぎに友人からLINEが入り、それに応えているうちに日曜日仕様の目覚ましが鳴って起床。
 朝食を終え、今日は1か月半ぶりWさんサロンのマッサージの日。2週間前に予約していたけれど、気管支炎が完全に治っていなかったので延期して頂いていた。

 Wさんサロンの向かいの川沿いは、この辺りでは有名な桜並木である。我が家の最寄り駅前の桜はせいぜい1,2分咲きだったのに、こちらは満開。あまりに綺麗で写真を家族LINEに送る。
 Wさんが仰るには、昨日までは全然、の開花状況だったそうだが、今朝になって一気に開いたようだ。本当に桜の動向をキャッチするのは難しい。

 多忙のせいか、このところ疲れているのに頭が興奮状態でなかなか寝付けず、中途覚醒であることをお話しする。今日はオプションでヘッドマッサージをお願いした。最初は3月の体調不良の報告等をしていたところ、いつの間にか深い眠りに。気づけば「お疲れさまでした」と言われ、あれれ?である。本当に2時間近く経ったものやら。

 施術後はエキナセアオレンジのハーブコーディアルを頂き、来月以降平日の午前中に予約を入れ直した。コロナウィルスに効くというローズマリーとゼラニウムブレンドのオイルに、ミントベースの吐き気止めのオイルを今日も分けて頂き、サロンを後にした。

 そして、夫と隣のレストランで合流。ガッツリお肉のランチを摂ってから、目指すはお花見遊園地である。3年ほど前、冬の寒い時期にイルミネーション目当てで行ったところ、本当に愉しかった。今回もワンデーパスをゲットしていたのだけれど、なかなか訪れる機会がなく、いよいよ有効期限が今月一杯。もう行くしかないと出かけた次第。

 遊園地の最寄駅からゴンドラに乗ると、既に満開となった桜が迎えてくれる。これは素晴らしい。この年度末の忙しさの中、お花見をするのは半ば諦めていたのだけれど、やっぱり見られて良かった。
 前回は夕方からの訪問だったし、寒かったこともあり、割と空いていた。けれど、今日は春休み中の日曜日ということで園内は家族連れ、ちびっこ連れで溢れている。

 皆がマスクをしているのと、消毒タイムがあるのでコロナ禍だと分かるけれど、それ以外はごく普通の休日の遊園地の状況だ。平気で90分待ち、75分待ち等の札が出ている。
 待つのは嫌だし、なるべく空いた所を目指すが、それでも一つのアトラクションにありつくのに30,40分はざらにかかる。アトラクションに乗れないことには座れないので、頑張って並ぶ。3,4つクリアしたところでさすがに疲れてお茶にすることに。

 お昼をたっぷり頂いたのでお腹は空いていないけれど、温かいココアを飲んだらまた元気になる。イルミネーションが点灯する。先週から始まったという夜桜バージョンはピンクが綺麗。前回光の洪水に大興奮したゴーカートもしっかりクリアしたら満足して気が済んだ。
 閉園ギリギリだと帰りのゴンドラも長蛇の列になって大変なのは経験済みなので、少し早めに大迫力の噴水ショーも見て、帰路に就いた。ゴンドラの上から見るライトアップされた園内はとても美しかった。

 帰りは、前回訪れて美味しかったラーメン屋さんで、と思っていたら、なんとお店がなくなっていた。これもコロナのせいか。結局、自宅最寄り駅まで戻ってからの遅い夕食になった。

 というわけで、年度末の2日間は用事もヨガもメンテもお花見も、ちょっぴり家事も・・・のあれもこれもの2日間となった。
 泣いても笑っても職場に通えるのはあと4日!である。

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2022.3.24-25 エンハーツ26クール目、さらに減量22回目投与後8-9日目のこと 復調のち仕事、仕事、仕事!

2022-03-25 22:37:54 | 日記

 木曜日。通常勤務。
 ようやくナウゼリンを飲まずに朝食を摂れるようになった。朝食時の青汁はまだ復活出来ない。夫が買ってきてくれた栗あんぱんが美味しい。

 夫は休務日。実家の母の様子見にいってくれるという。
 謹製マーマレードを持参するそうなので、このところ体調不良で消費出来ず余り気味の食材やお茶請け等あれこれ届けてもらうことにした。本来、母はデイサービスに行く日だけれど、昨日振り替えで行って疲れたので今日は一日在宅だという。いいタイミングだった。夫はマイ電動自転車で往復し、一緒にランチをして帰って来るとなると結構疲れるだろうに。有難い。

 卒業式という一大イベントが終わり、リアルでもオンラインでも会議のない貴重な木曜日である。それでも息をつけずに来年度のガイダンス等の準備が目白押しである。体調が良くなってくるとびっくりするくらい仕事がぐんぐん捗る。コロナ禍になってから職場では電話に出ることはあっても、席の近い人たちとほぼ会話なくひたすら仕事だけをするようになっているが、本当に口を利く時間も惜しいのである。
 もういいかな~と思うとまた気づくことがあり、やることが湧いてくる。退職まで実質あと5日、佳境である。

 お昼は駅前のドーナツショップへ。食事が美味しく頂ける有難みを改めて感じつつ、エルカルチンを飲みながらウエッとなる。水ではとても飲めない。薬剤師さんによると、りんごジュースやアイスクリームで臭いが大分紛れると言うけれど・・・。飲まなかったらもっと倦怠感が酷いのかと思うと、止めることができないのが辛いところ。

 来年度の印刷物処理等、力仕事も含めて1日頑張って仕事を済ませた。投与翌週の木曜日のお約束である岩盤浴のため、10日ぶりにヨガスタジオへ向かった。今月は治療前、体調の良いはずの期間もワクチン副反応や気管支炎による発熱等体調を崩していたので、本当に全然通えていない。来月からはもう少しコンスタントに通いたい。
 最初は正真正銘私1人の貸し切りだったけれど、途中で2人入っていらして3人になった。毎度のことながらただただ何もせず、うつ伏せにしてお腹を温め、仰向けでシャヴァーサナのポーズをしながらウトウトしながら1時間過ごした。シャワーを浴びてサッパリして帰宅した。身体の悪いものがそろそろと出ていく感じ。

 帰宅すると、頂いたお花たちが迎えてくれる。本当に綺麗で気持ちが和む。
 夫が夕食の支度をしてくれたので、有難く頂く。とにかくお腹がすいてたまらない。
 夫は母と和食レストランに行ってランチをした後、豆電球を取り換えたり、壁の補修をしたりしてあげたそうだ。器用な夫を派遣してもらって母はラッキーである。

 ロシアのウクライナ侵攻から1か月。こんな馬鹿げた集団殺人行為がこれほど長く続いていることに滅入る。どうにかならないのだろうか。無力感に苛まれるばかり。
 
 金曜日。夫を送り出してから出勤。ようやく朝食時の青汁が復活した。これでようやく元通り。
 ちょっと疲れ気味なので、出来れば半日でも2時間でも早く帰りたいなあと思っていたけれど、今日も仕事、仕事、仕事の一日。
 ロッカーも空っぽにして、引き出しやら何やらの掃除も兼ねての書類整理。合間に、メールや電話対応とファイリング等、週の前半とは別人のようにバリバリ働く。

 今日は昼当番。これも最後になる。さて、遅いお昼に出かけようかと思ったら、懐かしい人が顔を見せた。大学に来て以来の旧知の仲だ。同期だから今月末で卒業だが、4月からはまたこちらの職場に戻って再任用で働くという。内示で見て懐かしく思っていたけれど、入れ違いで会えないだろうなと思っていた。
 今日は引継ぎに来たとのこと。まさか別棟迄訪ねてくれるとは。懐かしさと嬉しさでじーんとする。暫し体調報告等して見送る。

 昼は駅前のカフェまで歩く。引継ぎのタイミングなのか人に会うタイミングなのか、これまたかつて隣の係にいた若手が遠くから私を見つけ、自転車を降りて挨拶に来てくれた。
 そして、駅前に行く途中で、これもかつて隣の席に座っていた若手に会った。同じキャンパスにいてもコロナ禍で全然会うことがなかったが、今回の私の卒業に際して、丁寧なメールを頂いていた。
 ということで、年度末引継ぎのタイミングということでもあるが、普段会わない人達に続けて会った金曜日。4月以降落ち着いた頃、ランチに呼び出してくださってOKと告げた。

 こうして3日連続で、フルタイムで仕事が出来た。ようやく復活だ。お腹がとても空く。
 定時には出られなかったけれど、仕事を終え、大荷物を持って急いで帰宅した。遊歩道の桜の蕾がちょっと色づいてきた。都心はもうかなり開いているというけれど、こちらは1週間は遅いだろう。
 大それた食事の支度は時間的に無理だったので、冷凍食品も駆使してとりあえずの夕食を夫が帰宅したタイミングでスムーズに出せた。
 今朝、遅発性吐き気止めのカイトリルを、そして夜ようやく臭くて大きいエルカルチンを飲み終わった。今クールもこれで副作用を乗り切れたということになる。

 何やらとても疲れて眼がピクピクして、食後はちょっと横になって身体を休めた。ここのところ、明け方お手洗いに起きるとその後二度寝が出来ず、大体4時間くらいの睡眠なので、どう考えても睡眠不足なのである。
 
 明日、明後日は異動準備で出勤する職員も多いだろう。それだけは避けたいと頑張った。土日もあれこれ予定がある。もうひと踏ん張り、頑張ろう。
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2022.3.22-23エンハーツ26クール目、さらに減量22回目投与後6-7日目のこと 体力温存後は気合で乗り切る

2022-03-23 22:32:07 | 日記

 火曜日。
 東京では桜が開花したというのに、なんと今日は雪が降るという予報だ。
 いまだ全然本調子ではないけれど、やるべきことは山積。もう着ないで済むかしらと思った最強ダウンコートを引っ張り出して、ブーツも再登場、厚地タイツの完全防備で出勤する。
 腹痛はあったが、今クールも酸化マグネシウムのお世話にならずになんとか排便があってほっとする。

 来週の引継ぎ日程も決まり、今日の学位記授与式の準備等々で大わらわ。必死に仕事をしながらふと窓の外を見ると、ボタン雪がとんでもない勢いで降っている。これは積もるかも・・・明日は式典なのに、と思う。
 出勤してないとやれないことを午前中で頑張って終えて、午後は体力温存のために在宅勤務として引継ぎ書類等の作成にあてることにした。帰路も雪は止む気配がなかった。

 帰宅後、遅いレンチンランチを摂る。ようやく空腹を感じるようになってきたが、相変わらずナウゼリンを飲んでから出ないと食べ物は喉を通らない。
 予定通りに仕事を終える。いつのまにか雪は雨に変わった。上手く溶けてくれると良いけれど、明日の朝は路面凍結に注意とのこと。

 夫は帰りに美容院でカットを予約していて食事も要らないというので、一人でレンチンの夕食。自分一人のために食事を作る元気はとてもないが、食欲が出てきている。間違いなく復調の兆しだ。
 母にDuo通話をしたら、明日はこの悪天候で転倒したら大変なので、Wさんサロンのマッサージをキャンセルしてデイサービスに振り替えることにしたとのこと。

 夫が帰宅する。お願いしていた荷物もピックアップしてきてくれた。食事はしたのに、なんだかまだ口さみしい気がして、レンチンの餃子をお腹に入れたら満足した。夫から桜餅を買ってきたからお茶しようと言われていたけれど、気づけばまたリビングで3時間近く眠ってしまった。まもなく日付が変わる時間。入浴して寝るだけの時間になっている。
 夫曰く、「気づけば寝ているね」だそう。この1週間近く、まさしくそうである。悪態を付く元気すらないし、言われるがまま。

 水曜日。
 投与後1週間。学位記授与式いわゆる卒業式・修了式の日である。
 青天ではないけれど、とにかく雨も雪も降っていない。袴姿の女子学生には本当に良かったと思う。一日ズレていたらどんなに大変だったろう。

 朝、ナウゼリンを飲んでから、ベーグルに夫謹製の清見とりんごのジャムをそれぞれ塗って頂く。美味しい。スムージーも復活。青汁だけまだパスだけれど、食後はぶどうを3粒、とちおとめを1粒、清見を3房、りんごを1切れと普段のペースで果物が頂ける。青いヨーグルトもお腹に入れられた。
 食後の遅発性制吐剤カイトリル、臭くて辛い疲労止めエルカルチンもあと2日を残すのみだ。

 今日は朝からやること満載である。まだ本調子でないとは言っていられない。気合で乗り切るべし、である。
 出勤後は引継書を更新したりあれこれ片付けてから、先日予約したフラワーショップまでお花を受け取りに出かけた。リクエスト通りの素敵な花束が10人分用意されている。無事受取り、そのまま駅ナカでちょっと早めにサンドイッチとカフェラテのランチ。食後は再び職場に戻って式典会場へ向かう。

 この3年はコロナの影響でごくこじんまりした式になってしまったけれど、それでも大分慣れてきてアットホームで温かい良い式典になった。写真撮影も済ませ、片付けを終えて解散する。いつもは黒子に徹している私だけれど、一緒に卒業ということで写真に入らせて頂く。若い人と一緒の写真・・・おばさんはちょっと辛いのだけれど、マスク様々である。

 部屋に戻って再び大車輪であれやこれやと片づけて、ほっと一息。
 例年、修了生と教員だけで行っている簡単な謝恩会に初めてお招き頂いた。御礼の機会が頂けて有難かった。何より、学部の頃からの院生が10年を経て無事博士の学位を取得したのは感無量である。
 思いもかけず、教員からも院生からも花束や記念品を沢山頂戴し、なんだか頂きにいったような感じになってしまい、恐縮しきりであった。
 一人一人の修了生からの御礼の言葉、教員からの激励の言葉にしんみりしながら、幸せな時間を過ごさせて頂いた。

 私の好きな紫を基調とした花束と、淡いクリームとオレンジのビタミンカラーの花束は、花言葉が感謝だとのこと。こちらこそ働かせて頂けて感謝、なのだ。若い人たちと日々一緒にいられたことで、無事に在学期間満了という節目を迎えられたのだから。

 沢山の頂き物を抱えて事務室に戻り、再び仕事を片付けて帰宅の途についた。

 帰宅すると生協のお届け物が届いており、それを取り入れているうちに今度は上の階の奥様がお菓子を持って見える。もう玄関がてんやわんや。夫が帰宅してもまだ食事の支度に着手するどころではなかった。
 とりあえず頂いたお花をしおれされてはならじ、と急ぎ水切りをして2つの花瓶に活けてからミールキットを駆使して夕食の支度をした。
 夫には大分待たせてしまったけれど、約10日ぶりの料理である。昼がとても軽かったので、欠食おばさんタームに入った私もかなりの空腹。ナウゼリンを飲んでも美味しく夕食が頂ける幸せに感謝である。

 そんなわけで今日は終日フル回転。復調途上の身体にはちょっときつかったけれど、なんとか今回も底を脱せたのだと思う。
 残り数日、明日からまた頑張ろう。



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