ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.6.30フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目18日後のこと 水無月晦日 大洗濯後、2か月半ぶりドツレク練習

2024-06-30 23:35:36 | 合唱

 昨夜はブログアップ後に急いで入浴し、手足のケアをしてベッドに入ったけれど、結局日付が変わってからの就寝になってしまった。

 今朝は日曜日仕様のスマホアラームの30分ほど前に目が覚める。6時間は寝られたか。家のベッドでよく眠れたけれど、当然のことながらかなり疲れている。
 予約した洗濯が間もなく終わる。リビングに行くと夫も起きてきた。出来上がった山盛りの洗濯物を手分けして干す。一日曇りの予報だが、どうにか乾いてほしい。
 2度目も廻して漸く洗濯籠は空になったけれど、既にベランダは一杯で干す所がなく、浴室乾燥へ。

 遅い朝食を摂り、溜まった新聞を読む。まごまごしていたらもう出かける時間だ。
 洗濯物を干している時、ちょっとふらついて思いのほか疲れていることを思い知る。気持ちが出かけない方向に向き始める。うーん、大丈夫かな~と迷っていると、Rちゃんから「今日の練習、参加されますか?」のLINE。迷った気持ちを吹っ切って「ちょうど連絡しようと思っていました。出かける準備を始めます」と返信した。

 身支度を整え、ちょっと甘いものを摘まんでから家を出る。いつもながら練習日にはお昼がおざなりになる。
 夫が買い物方々、一緒に家を出るという。時計店で時計の点検依頼も請け負ってくれる。旅の最中、一昨日のこと、ホテルに到着した時までは何の不都合もなかったのだけれど、夕方、夫が「時計が止まっているよ」と。
 電波時計だから、時間を合わせるとかネジをどうとかする必要はない。その軽さと文字盤の上品な桜ピンクの色が気に入って、使い始めて4,5年になる。夫がリューズをいじったり、部屋の窓側に置いてみるなど、あれこれしてくれたが、結局昨日から1時間20分遅れ、日付は全くずれたままだった。

 そのまま時計店の前で夫と別れ、私は駅へ。予定通りの特急に乗った。今日はかなり遠方の初めての会場。まさに東京横断で、私鉄から地下鉄を2回乗り継ぎ、家を出てから会場入りするまで2時間弱かかった。それでも駅を出ると、すぐ目の前なのは助かった。
 相変わらず足の裏は痺れているし、爪先は痛いし、で階段を避け、エレベーターとエスカレーターを探して歩くだけで骨が折れる。何やらネットの乗り換え情報より1台早く到着したようで、15分以上前に会場のホール前に着いた。

 さすがに空腹で、持参したお菓子を一つお腹に入れて、お手洗いを済ませ会場に入り、スマホで出席登録。
 既に3,40人は集まっていたか。Rちゃんに「到着しました」と連絡すると、「移動途中」とのこと、隣の席を確保しておく。

 定刻になり、準備体操と、発声練習を30分弱。時間通りにY先生が到着される。4月の練習で復帰されて以降、月に2回、お一人で会場までお見えになっているそうだ。5月の2回、6月の1回目を欠席した私は、先生のお顔を拝むのは2か月半近く振りのこと。
 
 前回の続きからの練習が始まる。最初マスクをしていたが、あまりに苦しくて外す。2曲目の途中から、ベースの歌い出しだ。男声、テナーとアルト、とそれぞれピアノで音を確認しながらパート毎に声を重ねていく。続いて女声、最後は全員で。
 ドイツ語の発音をメロディに乗せて行う、mを重ねての口の動きが難しい。子音を納めるタイミングの指示等があり、あっという間に1時間が経過。10分の休憩。

 今日はソプラノのSちゃん、遅れて来たNちゃん、アルトのK先輩、S先輩の姿が見える。休憩時間には、16年前にOB・OG合唱団にお誘いくださったK先輩がわざわざお見えになって声をかけてくださる。
 後半の練習も予定より15分延長。2曲目の最後まで丁寧に見直し、最後は今日練習した8頁分を通しで。最後は立って歌ったが、かなり消耗した。旅から帰ってすぐだということもあるけれど、本番、7曲を通して本当に立ったまま歌いきれるのだろうか、と不安になる。
 いや、そもそも本当に本番に乗れるのか、乗りたいのか。自分に問いかけるがまだはっきりしない。

 既にチラシの原稿が出来ているとのこと、帰りには先生の写真が全面的にデザインされた素敵なゲラを拝見した。次回からはチケットも配布されるそう。

 椅子を片付け、会場を出、Rちゃん、Nちゃんと駅まで。足が痛み、長い階段を降りる元気がなく、一人でエレベーターを待った。ベビーカーが沢山で肩身が狭い。Rちゃんと途中乗換駅までお喋りをしながら15分ほど。そこで別れて、私は最寄り駅に向かう地下鉄に乗り換えた。

 あいにく自宅最寄り駅にそのまま行ける電車が発車したばかり。次は20分待たないといけない。途中駅止まりが2台続く。ひとまずターミナル駅止まりの電車に乗り、そこで自宅方面に向かう区間急行に乗った。
 座ったと思ったら、いきなり眠りこけてしまい気づくと最寄り駅から2駅手前。びっくりした。アナウンスでライナーが先に到着するというので、それに乗り換えて最寄り駅に到着。

 雨が降っている。あんなに沢山洗濯をしたのにトホホだ。夫が大変だったろうな、と申し訳なく思う。時計は残念ながら、オーバーホールが必要でかなりの修理代が必要とのこと。かといって新品はその値段では買えない。夫はひとまず引き上げて帰って来たとのこと。

 おやつを買って帰宅する。とてつもなく眠い。メールチェックをし、夫が作ってくれたパスタとスープを有難く頂く。
 母にMeet通話。昨日も一昨日もなぜかテレビ電話が繋がらず、諦めて3日連続携帯で声だけのご機嫌伺いだ。お友達がおかずを届けに来てくれたそう。昨日頑張ったこともあり、今日はなんだかだるくて2時間もうたた寝をしてしまったそうだ。
 明日はまたデイサービスに行くので大丈夫、とのこと。声は張りがあって元気だったので、良しとしよう。
 メールの返信を済ませ、ソファと一体化して録画したドラマを視ながらいつの間にかウトウト、である。

 こうして水無月晦日はあっという間に終了。2024年も半分が終了である。外は台風のような雨風だ。
 明日、文月初日はM先生がパーソナルレッスンに来てくださる日、明後日は前日検査、早くも治療前泊である。
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2024.6.29フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目17日後のこと 旅は最終日、神社、大橋、城跡を巡り、無事帰京

2024-06-29 23:38:42 | 

 昨夜はブログアップ後、夕食会場へ。ライブキッチンありのブッフェだったが、今回の旅で初めて私達の貸し切りではなく、他のお客様とご一緒。金曜日のせいか、ちびちゃん連れやら家族連れ、カップルで賑わっていた。

 まだお腹が不安だし、それほど触手を動かされるものもなく、握り寿司を数貫と鯛の茶わん蒸し半分、鳴門金時のグラタン少々でもう満足してしまった。夫が半田そうめんやらうどんやらを作って持ってきてくれて、ちょっと味見。
 マグロの一頭裁きのイベント等もあったがこれも一切れ味見しておしまい。お茶と果物、小さなロールケーキを頂いてギブアップ。残念ながら本当に量が食べられない。

 1時間半の持ち時間もかなり残してレストランを後にし、ホテル内を探検。射的やスマートボールなどの縁日風スペースもあり、藍染め体験等も楽しめる。卓球、いや、ピンポンを少々やってあっという間に息切れしてしまい、早々に止めて部屋に戻る。
 6畳の部屋にはお布団が敷いてある。低反発枕のリクエストも叶えられている。もう一つの12畳の部屋がそのままリビングとして使えるのが有難かった。

 夫は野球中継に夢中。少しお腹がこなれて試合の切りのいいところで展望風呂へ。30分で出る約束をして別れる。
 内風呂のみ2種類で、1つのお風呂には文旦が沢山浮いている。ドライサウナもあり、一応コンプリート。 ちびちゃんたちが沢山いたので、黒いキャップはしたままでシャンプーは諦める。

 部屋に戻り、阿波踊りの公演を見ずに終わる。お化粧も落としているし、ケア帽子なので、お部屋に引きこもり。後から話を聞くと結構楽しめたそう。ちょっと残念。

 夫の贔屓のチームが勝ったところで今度は1階の露天風呂へ向かう。屋外プールは雨降りでパラソルも濡れ、残念な雰囲気。露天風呂は屋根があり、濡れずに済んで助かった。
 岩風呂でなかなか雰囲気が良かったけれど、こちらも混雑していた。それでもゆっくり浸かって端っこの目立たない洗い場でパパっとシャンプーもしてすっかり温まった。夫より早く出たのが凄い。
 ということで、最後の夜もしっかり温泉を楽しみ、手足のケアを終えて早々に就寝。

 今朝はぐっすり眠れてスマホアラームより30分早くすんなり目覚める。
 雨が止んでいる。少し曇っているけれど、天気予報によれば今日は晴れて暑くなるようだ。身支度とあらあらのパッキングを済ませ、朝食会場は昨夜の食事処と同じレストランの和食バイキングではなく、サンドイッチバイキングという1階のレストランへ。
 オープンとともに入場すると、貴重な窓際席を案内された。海が美しい。水面が眩しい。既に朝日が差し込み、暑いくらいだ。

 どれも彩りよく美しく並べられて目移り。1日以上控えめに食事を摂ってきたのでお腹が空いているし、眼も卑しくなっている。スダチドリンクや鳴門金時のスムージーなど地産地消の数々。デニッシュ類もとても美味しかった。ミルクティーを頂き、部屋に戻る。

 朝ドラの復習も最後まで見られず、チェックアウトに降りる。今日の席は初日と同じ4列目。
 最初の立ち寄り先は夫の予想通り、淡路島の代表的なパワースポット、伊弉諾神宮だった。いいお天気で、朝から既に暑い。鳴門大橋を渡ると、そこはもう淡路島。夫婦円満、日本最古の夫婦神様をお祀りする神社に到着である。まだ朝早い。9時からの祈祷のタイミングだったか、宮司さんや巫女さんたちが勢ぞろいで唱えている。

 今を遡る20数年前、チビだった息子と3人で弾丸ツアーに参加し、神戸ルミナリエを観光後の淡路島宿泊時に、ここも訪れたと夫が言うが、私は全く覚えていなかった。トホホ。
 境内の樹齢900年という夫婦大楠は素晴らしかった。神様に夫婦円満をお願いするようでは、どうよ、という夫であるが・・・。まぁ、それはそれとして。
 30分弱の散策を終えて、今度は明石海峡大橋を快走。海も空も青く、梅雨であることを忘れるほどのお天気に恵まれている。

 2つ目の立ち寄り先は夫の予想が外れ、明石城公園だった。球場やスタジアムが隣接しており、芝生が美しいが、お城であるからやはり石段を上らなければ、である。それでも一昨日の津山城に比べて大分歩きやすい。
 なんといってもお腹が落ち着いているし、である。日本に残る12基の櫓のうちの2つ、坤櫓と辰巳櫓がある。それぞれ三重だ。少し歩くと汗がにじみ出る。日焼けを取るか、涼しさを取るかで、ストールを巻いたが、日傘を差していても照り返しが暑い。

 ここでどうやって自由昼食を?と訝しく思っていると、少しバスで移動。向かった先は明石駅前のとある商店街。1時間の自由時間を頂いたが、まだ11時をちょっとすぎたばかりである。お腹はまだ全然空いていない。
 ぶらぶらと歩き、戻りつつ、明石焼きのお店に入り、1人前(15個)と飲み物を頂くことに。夫はタコはどうも・・・と言っていたけれど、たこ焼きとは全く別物。傾斜のついたまな板状の台に乗ってきたふわふわのタコ入り玉子焼きを、お出汁に浸けて頂くのは初体験。とても美味しかった。結局、私4個対夫11個、しっかり平らげた。夫はコーラを2本飲んで、満足そうだった。

 お腹が満ちたところで、バスに乗り込む。北方面から西方面に向かいつつ、1時間10分ほどで、サービスエリアでお手洗い休憩。夫は既に空腹だとパンを買っておやつに。私はまだそれほどでも・・・、と結局家までパンを持ち歩いてしまった。

 今回の旅、最後の立ち寄り先は予想通りの赤穂城跡。本丸跡が庭園として整備されている日本100名城60番目だ。ここで小一時間の散策時間。ラッキーにも、今日明日と本丸が特別公開されている。靴を脱いでスリッパになるが、スリッパは痺れた足からはすぐに脱げてしまって困りものだ。添乗員さんも、何度も来ているが、公開にあたったのは初めてだそう。

 隣接する大石神社は大石家の屋敷跡に建てられた神社で、赤穂浪士47人の銅像がずらりと参道の左右に並んで壮観だ。大黒様と恵比須様が並ぶ門の一番近くには大石親子。私は主税の、夫は内蔵助のポーズを真似て写真撮影。明日は輪越え祭とのことで、しっかり八の字を描いて輪を越えてお参りを済ませた。

 最後の行程を終えると、バスの席にはアンケート用紙。一通り回答して桃太郎空港に到着間際に回収された。
 チェックインを終え、手荷物を預けてお世話になった練馬のご夫婦にもご挨拶をし、解散。
 コンビニで夕食をゲットして前回もお世話になったラウンジへ直行する。ざっとブログの原稿を書きながらお茶をして、セキュリティチェックを受け搭乗口へ。

 定刻に乗り込んだが、羽田の混雑のため、離陸が若干遅れた。機械的に席が割り振られ、夫が前の列の窓側、私は次の列の反対側の窓側となった。おかげで普段見られない外の風景が見られ、富士山も拝めた。

 定刻より20分ほど遅れたが無事羽田に着陸。荷物がさっと出てきたので予定したリムジンバスに乗れ、途中渋滞もなく最寄り駅に順調に到着。そこからタクシーで帰宅し、2人で手分けをして最低限の片づけを済ませた。
 途中酷い下痢には見舞われたけれど、とにかく無事に帰京出来てほっとしている。
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2024.6.28フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目16日後のこと 旅は3日目、瀬戸大橋から四国上陸、はじまりの寺を経て鳴門海峡へ、最後の夜も温泉三昧

2024-06-28 17:25:41 | 

 昨夜はブログアップ後、とりあえず部屋着に着替えて本館の温泉を目指す。徒歩3分ということだったが、雨だし、暗いし、でしっかり道に迷う。そうこうしているうちにまたお腹が緊急事態。夫が道行く人に場所を確認してくれて、文字通り這う這うの体でホテルに到着。温泉に入る前にお手洗い直行。はぁぁ・・・。

 シラサギが傷を癒していたことから見つかったというこの温泉、ホテル内に鷺のモチーフが散見される。
 美人の湯(男性風呂は長寿の湯)の脱衣所には一人いらしただけで、貸し切り。やった!と黒いキャップを外して急いでシャンプーを済ませる。内風呂、露天風呂、ドライサウナをそれぞれ急いでコンプリート。
 夫と時間を待ち合わせているので忙しない。それでもやっぱり大きな温泉に浸かり、バスの長時間乗車で凝り固まった身体を解せるのは気持ち良い。頑張って待ち合わせ時間より3分早く出たのに、烏の行水の夫は既に上がって寛いでいた。

 帰り道はしっかり道を確認したところ、スイスイと到着した。こんなに近かったとは。そのままホテル別棟のスパへ。こちらはスチームサウナ、ジャグシー、寝湯がある。洗い場で若い女性が2人いたけれど、サウナもお風呂も貸し切り。こちらもぱっぱと出たつもりだったが、夫の方が早かった。

 というわけで、忙しかったが2つのホテルのお風呂を梯子して部屋に戻る。手足のケアをして寝る前にロペミン。9時間の間に3回もロペミンのお世話になったのは初めてだ。既に下痢の回数は優に10回を超えていた。就寝前にもまた下痢。お腹の中が一体どうなっているのかと思うくらいの酷い下痢だ。
 夕飯だって殆ど摂れなかったというのに。げっそりしてベッドに入ったのはとりあえず日付が変わる前。夫の方が先に寝付いたが、私もほどなくして眠りに着いた。

 そして今朝。夫のスマホアラームが先に鳴り、時間差で私のアラームと部屋のモーニングコールが鳴る。外は雨が本降りだ。うーん。と、起きた途端にまた腹痛。お手洗いに駆け込む。これでもうお腹は本当に空っぽな筈だ。とりあえずロペミンのおかげで夜中に起きず、よく眠れたことを想えば有難いことだった。

 さすがに朝風呂を愉しむ時間はない。身支度をして、パッキングをほぼ終えて、レストランに降りる。昨夜と同じ場所に座ってくださいという案内。ブッフェ台には色々あれど、お腹に優しそうなポトフのスープとホテルメイドのミニクロワッサンに白桃ジャム、リンゴジュースをちょっぴりとパイナップルを一切れ。
 食後はホテルメイドのハーブティを頂いておしまい。食後の薬、ミヤ、タケプロン、タリージェ5mgを飲む。
 
 部屋に戻り、朝ドラを視、ロペミンを飲んでから部屋を出る。フロントで昨夜の飲み物の支払いを済ませチェックアウト。既に皆さんロビーで待っている。荷物だけはバス駐車場に運んでもらえるので、身軽に駐車場まで歩く。とはいえ、雨降りだ。足元は悪い。
 予定時間より若干早い出発。今日は2列目、実質1番前だ。お手洗いのことを考えれば有難い配置だ。

 今日の最初の立ち寄り地までは2時間半かかるとのこと。走行距離は明らかではないが、かなり遠いのは間違いない。3日目と4日目の日程の入れ替えがあった関係で、当初予想していたのと違う経路で高速に乗る。
 だんだん雨が小降りになってくる。このまま行って欲しい、と思うが、目指す四国はお天気が悪そう。瀬戸大橋を渡り、ちょうど真ん中あたりの与島でお手洗い休憩。

 ここで可愛いツバメの巣を見られた。皆がスマホを構えている。大きな口をあけたヒナが、所狭しの巣から時折顔を出すのがなんとも可愛らしい。別の巣では頻繁にお母さんの姿が見えた。
 そんなこんなで15分の休みのうちにお手洗いを済ませ、ツバメを愛で再びバスに乗り込む。前回の旅では瀬戸大橋の姿は見たけれど、こうして坂出まで渡ることはなかった。四国に入ると雨が酷くなる。

 そして、1時間ほどして到着した四国八十八か所第一番札所、巡礼ふりだしの古寺、はじまりの寺の別名を持つ霊山寺に到着。駐車場には同じ紅白のバスが止まっており、ツアー名は同じ。通常日程で今日が最終日の方たち、36名様ご一行だそう。
 添乗員さんもまさかここで遭遇するとは・・・と驚いていらした。バスの中は私達のように1人2席の広々ではなく大変そう。それにしてもよりによってとんでもない土砂降り。

 立派な仁王門を潜り、境内に入ると、放生池は土砂降りの雨で、水面を打つのが噴水なのか雨なのかわからない状態。金ぴか童子たちも雨に打たれているが、池の中の大きな錦鯉たちは悠々と泳いでいる。まずは多宝塔向かいのお堂でお参りを済ませる。
 夫は足元悪いし、と踵を返して帰ろうとするが、この後、本堂に行かないでなんとする、ということで十三仏にご挨拶しながら、本堂へ向かう。天井に吊り下げられた沢山の灯篭の美しく幻想的なこと。
 ようやく無事お参りを済ませて、水たまりだらけの境内の中をへっぴり腰で歩き、駐車場に戻った。とにかく到着した時の雨が一番酷かったようで・・・。

 次なる目的地はランチ会場のホテル。地産地消イタリアンフルコースとのことで楽しみにしていたが、お腹が心配なのは想定外。既に私達より先に到着していた先ほどのバスの方たちが、大きなお部屋で食事を始めていた。私達は一番奥の個室へ。8人がけの大きなテーブルが2つ。
 地中海の旅篭屋をイメージしたとのこと。結婚式場でもあり、メゾネットホテルも併設されており、なかなかお洒落な処である。聞けば、明日はこちらで結婚式がある関係でランチが提供できなくて、私達の日程は今日と明日がひっくり返ったらしい。

 夫は今日も白ワインを所望して元気である。雨に濡れているので冷房で冷やされると、きつい。お腹が心配なので、ジャケットもストールも取れない。皆さんも寒そうなので冷房を弱くして頂く。スターターは鳴門金時のポタージュだったが、なんと冷製・・・。半分でギブアップ。続く鮮魚のカルパッチョもヒエヒエ。
 ようやく出てきた温かいお料理はスダチ鶏のリゾット、鳴門鯛のポアレがメイン。どれも半分ちょっとで残してしまって申し訳なかった。デザート盛り合わせだけは紅茶とともに美味しく頂いた。

 食事が終わって外に出ると、有難いことに日が差して雨が止んでいる。鳴門の海が良く見える。
 20分ほど走って鳴門スカイラインから四方見展望台へ到着。雨が止み、まだ雲は散見されるが、時折青空が見える。ここでは鏡島というハートの形の島が望めるが、残念ながら展望台の高さからはハートには見えない。

 瀬戸内海から淡路島までくっきりと見渡せる絶景ポイントを15分ほどで後にし、最後の立ち寄り先は、先ほど展望台から見えた大毛島。鳴門公園で鳴門海峡を一望できる。バスの駐車場からはお土産屋さんのマイクロバスに乗って、千畳敷まで。鳴門大橋の下で渦が巻くのだけれど、今日はなんとなく渦の赤ちゃん・・・を見て、お土産を買ってバスに乗り込んだ。

 ということで、本日の観光は無事終了。宿泊先は鳴門温泉のリゾートホテル。オーシャンフロントの2部屋続きバルコニー付き和室だった。本当はベッドが良かった~なのだけれど。

 夕飯まで2時間半ある中での早めのチェックイン。部屋に入って荷ほどきをした後は珈琲とおやつで一服し、夫は早くも作務衣に着替えてお昼寝中である。
 とりあえずお腹が落ち着いてくれたのでほっとした。今日も門前薬局のIさんとLINEのやりとり。

 それにしても、治療前ギリギリまでお腹の調子がこれほど安定しないとは。回を重ねるに連れて下痢の頻度が高く、きつくなっている感じがする。この状態では家にいたら引き籠りだっただろうから、強引に旅に出てきたのはある意味正解だったかもしれない。
 とはいえ、バスに乗っていつお手洗いに行けるかというのはかなりのストレス。宿に入ってしまえば、OKなのだけれど。

 今回の旅も早くも最後の夜になった。今日も屋上展望風呂と1階の露天風呂が楽しめそう。夕食後には阿波踊りの公演もあるとのこと。
 なんとか体調不良も乗り越えて、無事帰京したいと思う。
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2024.6.27フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目15日後のこと 旅は2日目、弁柄と石段と下痢との1日、夜は断捨離読書会、温泉へ

2024-06-27 22:00:08 | 

 昨夜は夫が充電器を忘れた、とコンビニまで遠征。なかなか帰ってこないので心配していたら、1軒目になくて2軒目まで足を延ばし、その後美観地区のライトアップを観に行ったそうな。綺麗ではあったけれど、人っ子一人いなくて怖かったとのこと。

 私は草臥れて先に入浴を済ませ、ベッドに入った。
 今朝はホテル出発より1時間半前にスマホアラームをかけていたのだけれど、更にその15分前にかけていた夫のアラームで起こされる。やけに寝汗をかいている。
 身支度をし、パッキングを済ませ、7時オープンのレストランに時間より5分ほど早く降りる。既に早起きの数組がレストランに入っている。私達も窓際の席に案内される。奇しくも20日ほど前にランチをした隣のテーブル。
 少しずつ色々頂き、30分で食事を切り上げ、夫より先に部屋に戻ってBSで朝ドラを視る。

 チェックアウトをしていざ出発。パンフレットに出ていた出発時間より20分早い。今日は昨日より席が2列後ろになった。
 最初の立ち寄り先までは1時間半ほどとのことだったが、実際にはさらに20分ほどかかった。緑深い山道をくねくねと登ってバスは進んでいく。

 到着したのはジャパンレッド発祥の地、弁柄と銅(あかがね)の街、備中吹屋である。吹屋ふるさと村として赤褐色の石州瓦と弁柄色の外観で統一された見事な街並みは、吹屋の長者たちが今に残した文化遺産だ。
駐車場でバスを降り、散策時間は1時間ほど。まずは2012年までは現役だったという日本最古の木造校舎、旧吹屋小学校まで添乗員さんが案内してくれて、ここからは自由散策。
 2022年4月から地域の観光拠点施設として公開されている。最盛期の大正時代には最大369名の児童が在籍していたという。朝ドラの子役たちもここで撮影をしたとか。

 チケットを買って小学校に入る。入場券は裏が小学校の名札になっている。朝は快調だったが、なんとなくここでお腹の調子が怪しくなってくる。スリッパを履くと、痺れた足からは脱げてしまうし、滑り止めのイボイボが痛いことといったら言葉にならない。
 ヨタヨタしながら展示室を見学。校長室ではその椅子に座り、偉そうに記念撮影。教室では教壇に立って、児童席に座る夫に睨みを利かせる。

 古いお手洗い等がずらりと並んでいたり、講堂や体操室等、昭和レトロの感じが懐かしい。夫が通った小学校はこんな感じだったそうだ。私の通った小学校は新興住宅地の新しい小学校だったので、ちょっと違ったけれど。

 夫は子供のようにガラポンをして小学校の木製キーホルダーをゲットしていた。
 再び駐車場を目指しつつ、歩く。行きは早すぎてまだ開いていなかったお店もオープンしている。お土産をちょっと買ったら、お店の方が街並みをバックに夫とのツーショット写真を撮ってくださった。もう少し時間があれば、お茶をしたり、郷土館や旧片山家住宅等の見学したり出来たのに、残念。
 時間調整で最後に弁柄染のお店を覗く。夫はキャップが気になったようだったが、かなりお値段も良くて、冷やかしに終わった。

 お天気はなんとか持ってくれて傘はお守り代わり。次は1時間ほどバスに揺られて昼食会場へ。緑の田んぼに沢山のシラサギがいる。

 今回は口福の旅、ということでお昼も2回ついている。ちょうどお昼の時間に日帰り温泉施設内の大きなレストランに到着。16人貸し切りの間で、3種のブランド牛食べ比べの昼食は、岡山和牛蒸籠蒸し、島根和牛石焼、地元新見千屋牛のすき焼きやコロッケ等これでもかと牛肉が並ぶ。もう見ただけでイナフだが、一応一切れずつ味見をして夫に横流し。
 この辺りからお腹はかなり心配になってくる。

 再び1時間半ほど揺られ、今日最後の立ち寄り地は昨日に引き続き日本百名城の一つ、津島城跡、鶴山公園。
 広大な敷地に続く高さ10m前後の豪壮な石垣が、かつての雄姿を偲ばせるというキャッチフレーズ。今にも雨が落ちてきそうな気配だが、まだ降らずにいてくれる。
 ここでも御多分に漏れずアクセスしにくい石段が目の前に立ちはだかる。登り口で既に下痢が始まり、夫には無理しないでこの辺でお茶をしていても、と言われたが頑張って上がる。
 けれど、壊れたお腹で石段を上るのがきつかったのか、最初の階段を上り終えたタイミングでまたしてもお手洗いへ。階段が終わるごとに園内にはお手洗いがあったが、3分の2は和式。来訪者が少ないからよかったけれど、という感じ。

 フウフウいいながら、夫に手を引かれて石段を上る。春は桜の名所だそう、なるほど桜並木である。今は紫陽花。とはいえ、もう腹痛が心配で気が気ではない。お手洗いがあれば、早速駆け込む。
 このままではとてもバスに乗れない、と、ロペミンを飲む。なんとか天守閣跡、本丸まで到着したけれど、靴を脱いで中に入る元気はなく、入口で写真を撮って終了。

 ここで雨がパラパラと降り出す。私は晴雨兼用傘を持っていたけれど、夫はまたしても折り畳み傘をバスに置いてきたという。うーん。藤棚を雨避けにしながら、今度は下りの石段を下りる。見晴らしは良いのだけれど、それを愉しむ余裕もなく。
 足の裏も指先も痛いし、お腹は悲惨で踏んだり蹴ったり。何とか皆さんに追いついて、駐車場となりのお土産屋さんに到着して時間調整。そしてまたお手洗い。もうよれよれのふらふら。森蘭丸の弟、森忠政公が築城したとのことで、パンフレットには諸々沿革が書いてあるが、読む元気もなく。
 ホテルまでは30分から40分ほど、とのこと。お腹にジャケットを巻いてなんとか保持たせた。

 今日の宿泊地は岡山3大名湯の一つという湯郷温泉。温泉街の中、ちょっと異質なリゾートホテルに宿泊だ。ロビーも素敵。カードキーを頂いて部屋に入ると、角部屋で洗面台が2つあり、部屋のお風呂も随分と大きい。
 それでも度重なる下痢でげっそり、夕食まで2時間ほどあるのに、温泉に行く元気もなく、荷ほどきをしたら、ベッドでゴロゴロ。部屋に入ってからも何度もお手洗いを往復して、夕食前にロペミンを飲む。

 夕食は創作フレンチ料理。地物や旬にこだわった前菜ブッフェも美味しそうだけれど、とても頂けそうにない。お魚、お肉料理が時間差で運ばれたが、お魚を3分の1ほど、お肉はまた牛ロースだったので、一切れも食べられずご馳走様。本当に情けない限り。夫は部屋着ですっかりリラックスして白ワインを愉しんでいた。

 なんとかデザートのパンナコッタと紅茶をお腹に入れて、這う這うの体で部屋に戻ってきた。今夜も昨夜と同じ練馬のご夫婦と歓談しつつの夕食だった。お腹が壊れていては食事は楽しめない。残念なことだ。

 部屋に戻って母にMeet通話をするが、なかなか出ないので、携帯にかけ直すとようやく出た。お手洗いに行って気づかなかったという。私はお腹を壊してヘロヘロと報告。母は今日はデイサービスから帰ってきて、明日はヘルパーさんが来てくださった後は午後からWさんサロンに予約が入っているという。元気なので心配なく、とのこと。有難いことである。

 ということで、せっかくの口福料理が愉しめないトホホなお腹事情の中、断捨離読書会を終えたところである。
 お腹が落ち着いたら、まずは本館の露天風呂に遠征してからこちらに戻ってスパとジャグシーをコンプリートしたいのだけれど・・・。
 明日3日目はかなりの移動距離になりそう。お天気が心配なことである。
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2024.6.26 フェスゴ5回目+ドセタキセル5回目(6割減量3回目)+ジーラスタボディポッド5回目14日後のこと 魅惑のミステリーツアーへ出発!

2024-06-26 21:36:01 | 

 昨日は自分でもびっくりするほど草臥れており、今日からのパッキングを適当に済ませてあとは宜しく、とさっさとお風呂を洗って入浴し、ベッドに直行した。
 そのまま眠れれば6時間は睡眠時間を確保できる計算だ。

 前回の治療前日に旅から戻ってきたというのに、また性懲りもなく、今日からは3泊4日のミステリーツアーに出発だ。なぜ3週間も経たずしてツアーを申し込みしているのか今になっては定かではないけれど、申し込みした日付を見ると、2月。
 かなり体調が悪くて、3月のイタリア旅行は危ないかもしれない。でも治療を続けるために、気持ちをキープするために何らかの人参は絶対必要ということで、まさか前回のツアーと全く被ることもあるまい、と申し込んだのだった。

 空調をドライにしてもなかなか寝付けなかったが、それでも早く休んでよかった。
 今朝はアラームが鳴ってすんなり起きる。冬と違って5時過ぎでもすっかり明るい。
 
 私がダイニングでカチャカチャやっているうちに夫も「早いね~」と起きてきた。前回とほぼ同じ時間のフライト、集合時間も5分違い。ミステリーツアーと銘打っているが、あれこれ考え、パンフレットの写真を検索すると、ちゃんと行先をグーグル先生が教えてくれる。というわけで、今日の行先「とある空港」は桃太郎空港に決定である。

 朝食を摂り、花の水を取り替え、毬藻を冷蔵庫に避難させ、ごみをまとめ、あれこれ済ませて身支度を整える。時間指定のタクシーが時間より大分早くに到着した。
 前回はリムジンバスで1時間以上早い出発を選んだが、余りに早く到着してしまい、夫がラウンジでもてあましていたのは、このブログでも書いた通り。そのため、今回はライナーでターミナル駅まで行き、JRと私鉄を乗り継いで羽田入りすることに。

 お腹はとりあえず大丈夫そうだ。タクシーは順調に最寄り駅に到着し、ライナー出発まで15分以上の余裕がある。念のためお手洗いを済ませて、ライナー到着を待つ。

 車内のお供は岸本葉子さんの「60代、変えていいコト、変えたくないモノ」(中公文庫)。
 岸本さんとは同い年、そして、なんと今日がお誕生日でいらした。なんという偶然。彼女のエッセイは面白く、部位は違えどがんサバイバーでもあり、よく手に取って拝読している。
 今回のエッセイはちょうどコロナ禍が始まった頃のもので、当時の異常事態がありありと思い出されつつも、何やら遠い昔のような気もする。
 帯には「SNS詐欺、通信トラブル、不足の事態をどう乗り切る?」「本の字が読めない、鍋が重たい、できていたことが出来ない時は?」「変化に応じてもぶれない心をもとう」とある。色々身につまされることも多く、どんどん読み進む。

 思いのほか時間がかかって、空港に着いてチケットを頂いたのは集合時間20分ほど前になった。前回の2時間近く前の到着からすれば、かなりギリギリ感がある。

 すぐにマイル登録を済ませ、荷物を預け、セキュリティを通り抜け、ラウンジを目指す。今回はバスに乗って搭乗機まで移動するということで搭乗口がかなり遠い。お手洗いを済ませ、カフェラテを飲んだら、もう移動しなくては、の時間。

 何やらトラブルがあったようで搭乗口でちょっと足止めを食う。タラップから搭乗するといかにも旅行に出る感じで気分は上がるけれど、皆さん結構ギリギリの搭乗になる。
 夫は相変わらず窓際席を確保し、私は3人席の真ん中。隣が来ませんように、どころか、すでに通路側に男性が座っておられた。ほぼ満席。

 離陸は15分近く遅れたが、到着は5分遅れ。気流の関係なのかかなり耳が痛かったが、夫もそう言っていたので私だけではなかった模様。

 今月2回目の桃太郎空港に降り立つ。今日のツアーのご一行様はご夫婦8組の16名様。こんなに少ないとは、なんとラッキー。バス席は2人で一列である。のびのび。最少催行人数は28名とのことだったが、キャンセルが相次いだのかどうか。添乗員さんもこんなに少ないのは初めて、と仰る。

 今日の添乗員さんは女性のSさん。バスも3泊4日通して同じで、運転手さんも変わらない。ミステリーツアーなので、ギリギリまで立ち寄り場所は明かされないが、今日の立ち寄り先は全て予想どおり。まずは40分ほど走って“一幅の絵巻物を見ているような庭園と漆黒の天守が有名な日本百名城の一つ”を目指す。もちろん後楽園と烏城の別名を持つ岡山城である。

 目的地が近くなって天守閣が見えるタイミングで行先と散策時間が明かされる。2時間半で見学と昼食を済ませる算段だ。
 まずは駐車場から皆で後楽園へ。チケットを頂き、庭園をどんどん横切ってお城を目指す。また石段である・・・。足裏が痛い。梅雨入りしたものの、お天気が良い。時折、青空で日が出るととても暑い。

 お城のパンフレットを頂き、入場。救いは2022年11月、令和の大改修が完了して間もないこともあり、エレベーターが4階まで設置されていること。6階まであるが、先日の姫路城に比べれば、階段は上りやすく問題なし。
 とはいえ、右足の親指先の痛みと足裏の痛みは依然としてある。ゆっくり一段ずつ上がり、最上階で金ピカの真新しい鯱とツーショット。1階ずつ降りながら各階の展示室を見学。

 なんといっても朝が早かったので、朝食から既に7時間以上経っている。お腹ペコペコでガス欠状態。夫は空港のコンビニで買ったあんぱんをバスの中でさっさと食べているので私よりずっと元気だ。
 前回の白鷺城の次は今回の烏城、すっかりお城づいている。無事1階まで降りてきて、天守閣とツーショット。真新しいので黒と金が眩しい。

 橋を渡り、フォトスポットで記念写真を撮り終えたら、再び日本三名園の一つ、後楽園に再入場して、ようやくのランチ。川のほとりにある食事処は窓から天守閣が見渡せて、絶景。
 小上がりのお座敷に座って(靴を脱ぐのがちょっと不安だったが)夫は豚骨ラーメンを、私は烏城をイメージしたという黒ゴマとほうれん草のお店の名前が付いた名物カレーを頂く。

 空腹で、暑い中歩いたので、塩味が美味しく、本当に生き返る感じ。食事を終え、ゆっくりと歩いて庭園を散策。園内は一面の芝生が美しい。紫陽花はもう盛りを過ぎた感じだったが、花菖蒲や、ピンクの大輪の蓮の花が美しいこと。藤棚もあったので、四季折々の花が楽しめそう。

 少し歩くとすぐに喉が渇く。食後のお茶をしたい、夫はお約束のソフトクリームも食べたい、で、茶屋に入る。白桃のソフトクリームをチョイスした夫と、抹茶とお菓子のセットをチョイスした私だが、お菓子は3種類から選べ、きび団子は売り切れ。黄身餡のつるの玉子か、丹頂という粒餡のお菓子があり、結局黄身餡を選んだ。温かいお抹茶が美味しい。夫は粒餡のお菓子も食べたいということでお土産に購入。

 入園した時に、丹頂鶴の鳴き声が凄かった。それも見なきゃ!と探しに行くと、鶴舎には7羽の鶴が飼育されていた。お正月には園内に放されて飛んだり歩いたりする姿が見られると伺ったが、なるほどそんな写真も飾ってあった。

 しばし鶴の美しい姿を見ながら時間調整。最後に藩主の居間の建物や能舞台等を見学し、奥の池にあった白い蓮を愛でた。そこにはアオサギも佇んでいて、何やら昔の大名庭園の趣そのままという雰囲気だった。5分ほど前にバスに戻ったが、またもやビリだった。

 ここから小一時間バスは走り、本日の宿泊場所へ。さすがにお腹も満ちて眠くなり、ホテルの部屋割りのカードを頂くまではすっかり舟を漕いだ。
 宿泊先は前回ランチを頂いた美観地区、大原美術館に隣接した昭和38年誕生の老舗ホテル。そう、なんと倉敷の街に再来である。

 棟方志功氏の、時価数十億円という14畳もの木版画がロビーに飾られているアートフルなホテルだ。3階の部屋にチェックインして荷ほどきをし、お茶で一服して小休憩。窓の外には美観地区、大原美術館が見える。
 夕食まで1時間ほど散策に出ることに。既に美術館はクローズだったし、隣のカフェにもまた入れなかったが、モネの睡蓮が咲く池だけは見学することが出来た。黄色とピンクの可愛らしい花が咲いていたのでしっかり写真撮影。
 前回Iちゃんに出したポストカードと同じものを自分にも購入し、再び川沿いを歩く。足は痛むが、ついつい頑張って歩いてしまう。

 観光案内所の2階に上がって美観地区を見る。残念ながら川を滑る天領丸に乗ることは叶わなかったが、散策は十分楽しめた。コンビニで買い物をし、一旦部屋に戻って夕食への待ち合わせ時間にロビーに降りる。

 今日の夕食は、徒歩圏内のホテルにあるレストランで鯛しゃぶ御膳を頂く。お出汁が効いていて美味しかった。夫は地酒を美味しそうに頂き、赤い顔でご機嫌さん。ご一緒のテーブルを囲んだのは練馬からご参加のご夫婦。旅行話から健康話まですっかり話が弾んで、お店を出るのが最後になった。
 私達は疲れてそのままお茶だけ買ってホテルの部屋に戻った(夫は大鼾でお夕寝中)が、お二人は駅反対口のアウトレットモールに繰り出したようだった。元気だ。

 退職し、平日がメインのツアーに参加すると、実に団塊の世代の方たちの元気さと層の厚さに驚かされる。私は今回も最年少のようだ。60代後半から70代の皆さんは本当に元気溌剌。旅行会社にとっても大きなお得意さん世代だろう。

 ということで、部屋に戻り、ほぼ定刻に母にMeet通話。
 今日はラジオ体操に出た後、腰が痛かったのでマッサージに出かけ、洗濯もしたそう。暑かったけれど、既にお弁当の夕食も済んだ、と元気だった。明日はまたデイサービス、お風呂に入って涼しくして眠るそうだ。無事で何より。

 本日の万歩計は15,000歩近い。普段引き籠っているときは数十歩というのに、この落差は一体何だろう。
 明日は予定より20分早い出発だ。そしてレストランのオープンがその1時間ちょっと前なので、かなり忙しくなりそう。朝ドラ鑑賞どころではない。録画してくるんだった・・・。
 明日は何処へ行くものやら、だが宿泊は温泉。立ち寄り場所は訪れたことのない場所であるのは間違いない。楽しみなことである。
 
コメント
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