企画力

国内経済の動向はさて置き、最近はとても豊かな時代になりました。
朝は冷たい水で顔を洗わなくても良いし、何か知りたい事があればネットで何でも調べる事ができます。

でも、塾長達の子供の時と比べて、明らかに最近の子供達の環境が変わっている事があります。
そのひとつが習い事。

塾長達が子供の時には、塾に通っている子供なんて数えるほどしかいませんでした。
それもお金持ちの子供ばかり。
「今日は塾があるから」なんて台詞は、一度は言ってみたい子供達の憧れだったような気がします。

塾生達を見ていても、平成塾以外に習い事はしていないなんて塾生はいるのかしらん？
恐らくほとんどの塾生が、何らかの習い事をしていると思います。

けれども。
その習い事の多さが、現代の子供達にある影響を与えているような気がしてなりません。

それは企画力。
今の子供達は目的を達成する為には、自分が何をすれば良いのかを考える事が出来なくなっているように感じます。
これは野球だけに限らず、勉強でもそうなんじゃ無いでしょうか？

学習塾やスイミングスクール、更にはピアノや柔道など。
次に何をしなさいと、どんどんカリキュラムを与えてくれます。
つまり子供達は教えを待っていれば、じわじわと物事が出来るようになるんですね。
また、遊びの世界でもテレビゲームが当たり前のようにあって、他人が作ったストーリーに沿って遊ぶ事になります。

他人から物を習うと言う事は、とても大切な事であり将来の役に立つものですが。
あまりにも習い事が多いと、自らが企画立案できない子供達が増えるような気がしてなりません。

本当にこれで良いのでしょうか？




さて、こちらは外野組。

外野フライの練習をしていますが、相変わらず捕れません。
外野って、後ろにボールを逸らしたらホームランになっちゃうんだよ。
解ってる？


勢い良く前に突っ込んでくるアポロ。

けど、全然間に合ってませんね。
グローブが下を向いているって事は、既に捕球を諦めて顔を守りに行っていますよ。
大丈夫、顔に当たっても塾長は痛くないから。


こちらは何とかフライを捕ったユウキ。

なんか物凄い捕り方だな・・・
腰がグキッってなりそう。
余裕があるのか無いのか、よく解らないキャッチング。


何とか捕球するダイキ。

なんだけど・・・
なんでそんなにボールから離れてキャッチするの？
そんなに怖いなら、むしろ捕らないでキャーキャー逃げ回ってた方が笑いが取れるよ。


さて、こちらは内野ノック。

ノッカーは御存知、オンとオフしか無い服部コーチ。


この日から宙組の中に星組が新設されて、内野組に加わりました。

内野組の先輩として、ちょっと良い所を見せたいソウシ。


まだおっかなびっくりだけど、何とかサードをこなすミニアサ。

ミニアサは新しい事をやらせると、必ず一回凹みます。
この日も借りてきた猫状態。


一塁に入ったトレヤ。

トレヤは環境に慣れるのが早いね。
この塾生は難しい環境でやらせれば、その分だけ成長するみたいです。
順応力と吸収力に優れた物を持っていますよ。


こちらはショートにコンバートされたがっちゃん。

サードとショートって、すぐに隣なんですけど全く違う動きをするんですよ。
この日はその動きを叩き込まれます。


で、グラウンドの外でユウタが相手をしてくれているのは・・・


トシユキです。

トシユキは足の使い方をなかなか覚えてくれないなぁ・・・
その為に、みんなと一緒に内野ノックを受ける事ができません。

この日はＯＢのユウタが付きっ切りで教えてくれました。


内野組にフォーメーションと意味を教えます。

今までのようにボールを追いかけていれば良いのでは無く。
その次のプレーを予測して動かなければなりません。


真剣な表情で話を聞く塾生達。

塾生達の表情から、塾長の機嫌が解ります。
こりゃ、相当頭に来ていますね。