JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
えきねっと発券による、東急線・小田急線通過連絡券
3月13日のダイヤ改正で湘南新宿ラインの武蔵小杉駅が開業し、それに伴って、東京山手線内から東急線もしくは小田急線を経由して南武線に至る通過連絡運輸が、普通乗車券に限り廃止されました。
国鉄時代の券売機券につきましては以前、拙ブログ2月7日エントリーの「国鉄・東急 通過連絡券」にて御紹介いたしましたが、切符の世界もIT化が進み、えきねっとを利用してMV券売機でも通過連絡券を発券することができました。
まずは、通過連絡運輸取り扱い最終日の3月12日に品川駅発行の品川駅から武蔵中原駅ゆきの、渋谷・東急線・武蔵小杉経由の通過連絡券です。
次は、同じく通過連絡運輸取り扱い最終日の3月12日に品川駅発行の品川駅から武蔵中原駅ゆきの、新宿・小田急線・登戸経由の通過連絡券です。
どちらも同じ区間ですが、JRの営業キロと連絡社線の運賃額の相違によって、運賃がことなっています。
経由欄を拡大してみました。
上の東急線通過連絡券には「渋谷・東急線・武蔵小杉・南武」と、下の小田急線通過連絡券には「中央東・新宿・小田急線・登戸・南武」とそれぞれ表記され、通過連絡券であることがわかります。
これらの通過連絡は定期券については以後も取り扱いが継続されていますが、普通乗車券については12日限りで廃止されました。
ところが、えきねっとには盲点がありました。
最終日である3月12日に、前日に取り扱いが中止されている日である3月13日使用で同区間の通過連絡券を購入したところ、なんのエラーもなく発券されてしまったのです。
上が3月13日使用の渋谷・東急線・武蔵小杉経由の通過連絡券で、下が新宿・小田急線・登戸経由の通過連絡券です。
本来発券されてはならない使用日設定の券となってしまっています。
となれば、3月12日中に改めて13日使用の同区間の券をえきねっとで予約し、翌13日に、改めて同じ区間の通過連絡券を発券したらどうなるか試してみました。
結果は、予約選択画面(予約をした券が一覧表で画面に表示されます)には予約番号も振られた状態で表示されましたが、いざ発券する手続きへ進むとエラーが生じ、「お取扱いできません」という表示となり、発券することはできませんでした。