名古屋鉄道 新一宮駅発行 新名古屋経由明治村口駅ゆき乗車券

昭和60年8月に新一宮駅(現在の名鉄一宮駅)で発行された、明治村口駅(現在の羽黒駅)ゆきUターン乗車券です。



   



名鉄のUターン乗車券は特急や急行等の優等列車が停車しない駅での乗り換えが不便な区間において、優等列車の停車する駅まで区間外の駅に行ってから優等列車で戻る経路で発売される乗車券で、連続乗車券のような名鉄独自の乗車券です。



御紹介の券は、新一宮駅から名古屋本線で新名古屋駅(現在の名鉄名古屋駅)まで行き、次に新名古屋駅から犬山線方面ゆきの電車で犬山駅までゆき、犬山駅で小牧線に乗り換えて明治村口駅までという経路となっています。


本来であれば東枇杷島駅で乗り換えるのが最短ですが、同駅は普通列車のみ停車の無人駅(朝方には係員が居るようです)のため、このような乗車経路となったものです。




券は名鉄旧地紋のB型一般式硬券ですが、経由欄(新名・犬山経由)の下には太いアンダーラインが引かれ、Uターン乗車券であることが確認しやすくなっています。




なお、名鉄のUターン乗車券は現在は発売されていません。

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