西武鉄道 武蔵関駅発行の硬券乗車券

今年は遅い春を迎え、東京の桜は先々週の土日が一番の見ごろを迎え、やっと花が散り終わったくらいです。



西武鉄道新宿線の武蔵関駅周辺は、車窓から桜並木が見られるお花見スポットです。武蔵関駅は上石神井駅から1駅目の駅で、東京23区で一番西端にある駅となります。急行は停車しませんが、準急停車駅です。



   



今年の桜です。幸いにも天気に恵まれた休日はちょうど満開の時期を迎え、沿道は花見客でにぎわいました。



同駅は早いうちから乗車券の発売が券売機化されましたが、非常用として硬券の設備を持っていました。通常は硬券を発売してもらえませんでしたが、平成元年の1並びの日にやっと発売していただけました。



   



90円区間ゆきの金額式券です。


緑色の西武鉄道自社地紋のB型券で、当時高田馬場駅等の新宿線系統の駅で発売されていた様式の券です。印刷場は不明ですが、井口印刷調製のような感じの券で、池袋線系統の駅で発売されていた山口証券印刷調製のものより券紙がやや厚めで、少々野暮ったい感じを受けます。



硬券の全盛時代は同駅には各種硬券が設備されており、地図式券もありました。



   



昭和39年6月に発行された地図式券です。西武鉄道自社地紋のB型券で、印刷場はやはり井口印刷っぽい感じですが不明です。


手書き地図式の大変味のある様式で、駅名が改称されてしまった多摩湖(現、西武遊園地)駅や青梅橋(現、東大和市)駅、昭和41年7月に一橋大学駅と統合されて廃駅になってしまった小平学園駅の名前も見受けられます。

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