東京都交通局 運賃着駅払証

平成12年12月、都営大江戸線勝どき駅で発行された、運賃着駅払証です。


   


青色とうきょうとこうつうきょく高速鉄道用地紋の千切り券で、発行の都度、ゴム印で発行日を捺印するようになっています。


これは、平成12年12月12日は都営地下鉄大江戸線が現在の変形ループの形となって全線開業した日の夕方、勝どき駅には地下鉄の開通を待ちに待っていた旅客が集中し、数台しか設備されていなかった自動券売機では旅客を捌ききれない状態となってしまったため、溢れかえった旅客をこの券で「取りあえず」改札を通し、着駅に分散させたうえで運賃を支払う形にして混雑を解消するために発行されたものです。


当時、たまたま勝どき駅近くに職場がありましたため、開通当日に見物がてら初乗車した際、偶然このような状況に出くわしたために戴いたものです。


この券は特に珍しいものではなく、混雑時や券売機の故障などの事情により、駅員の判断で発券されるものと思われます。

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