JR東日本 一ノ関駅発行 一ノ関から201km以上ゆき普通急行券

昭和63年9月に一ノ関駅で発行された、一ノ関から201km以上ゆきの普通急行券です。


   


桃色JRE地紋のA型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。


昭和63年と言いますと3月に青函トンネルが開通した頃で、当時の一ノ関駅にはまだ上野~青森間を「八甲田」や「十和田」といった長距離夜行急行列車が運転されており、この券はそれらの座席車を利用する旅客のために設備されていたものと思われます。

乗車券の他に比較的安価な普通急行券を購入することで乗車できる夜行急行列車は、旅行者にとっては魅力的な存在でしたが、旧型客車で運転される列車は無くなったものの、ボックスシートの12系客車の座席で一夜を明かすのは結構体力を使う行程でした。しかし、この頃になると余剰となった特急型の14系客車が急行列車に使用されるようになり、だいぶ改善されてきています。

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