阪急電鉄 梅田から150円区間ゆき片道乗車券

平成22年3月に阪急電鉄梅田駅で発行された150円区間ゆき片道乗車券です。

   


桃色スルッとKANSAI地紋のA型金額式券です。

阪急電鉄の現行の金額式券で、スルッとKANSAI地紋の券紙となる前はオレンジ色無地紋の券紙が使用されていました。


   


こちらは昭和49年2月に発行された、印判式時代の券売機券です。オレンジ色無地紋のA型金額式券となっています。


いずれも梅田の「田」の字の真ん中部分が「十」ではなく「メ」のような形になっています。京阪神急行電鉄時代の券は普通に「梅田」と記載されていますが、阪急電鉄に社名が変更された昭和48年以降の乗車券を見ますとこのような表記となっているようです。

これは改札に掛員が居た時代、大量に扱う梅田駅発の切符と駅名に「田」が付くほかの駅発のきっぷとを瞬時に区別する必要があり、その必要性から梅田駅発のきっぷだけ「田」の字体を別のものにして視認性を高めたということです。その時代の名残りが、自動改札機が導入された現在でも残っています。


阪急電鉄の梅田駅は大阪市北部の繁華街「キタ」の中心駅で、阪急電鉄で一番の乗降客のある駅となっています。京都本線のほか、神戸本線や宝塚本線の電車も乗り入れていますが、京都本線は十三駅が正式な起点駅であり、梅田駅は正しくは神戸本線の駅だそうです。

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