富山地方鉄道 宇奈月温泉から富山ゆき片道連絡乗車券

平成28年9月に富山地方鉄道宇奈月温泉駅で発行された、富山ゆきの片道連絡乗車券です。


   


青色富山地方鉄道自社地紋の補充片道乗車券(補片)で発行されています。

かつて同駅ではJR西日本北陸本線の主要駅への連絡乗車券を硬券で設備していましたが、北陸新幹線金沢開業時に北陸本線が第三セクター化された際、硬券の設備を廃止してしまっていますので、連絡乗車券は補片での発売となります。

乗車経路は、宇奈月温泉~(富山地方鉄道本線)~新黒部 / 黒部宇奈月温泉~(北陸新幹線)~富山という経路となっています。


小児用として発券されていますので610円となっていますが、同区間の大人運賃が1,210円なのに対し、全区間を富山地方鉄道を利用して富山駅に隣接している電鉄富山まで行くと1,840円かかります。出発時刻によって乗継時間が異なりますが、朝9時頃に宇奈月温泉駅を出発したとすると1時間45分の所要時間が掛かるのに対し、新幹線を利用して新幹線自由席特急券の860円を追加して2,070円かけることで所要時間が47分に短縮しますから、230円高いですが新幹線を利用した方がはるかに軍配が上がるように思えます。

連絡運輸は行われていませんが、宇奈月温泉~(富山地方鉄道本線)~新魚津 / 魚津~(あいの風とやま鉄道)~富山の経路を利用すると所要1時間51分で1,490円、宇奈月温泉~(富山地方鉄道本線)~滑川~(あいの風とやま鉄道)~富山の経路を利用すると所要1時間30分で1,560円であり、どのルートが一番コストパフォーマンスが宜しいのか、わからなくなります。


まちがっても、全線富山地方鉄道を利用する方法が一番お得ではないような気がしますが、観光客がいちばんわかりやすいのはこのルートであり、一番一般的なのかもしれません。

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