富山地方鉄道 宇奈月温泉から黒部ゆき片道連絡乗車券

平成28年9月に富山地方鉄道宇奈月温泉駅で発行された、あいの風とやま鉄道の黒部ゆき片道連絡乗車券です。


   


若草色富山地方鉄道自社地紋の補充片道乗車券(補片)で発行されています。

拙ブログ11月2日エントリーの「富山地方鉄道 宇奈月温泉から富山ゆき片道連絡乗車券」で御紹介いたしましたように、かつて同駅ではJR西日本北陸本線の主要駅への連絡乗車券を硬券で設備していましたが、北陸新幹線金沢開業時に北陸本線が第三セクター化された際、硬券の設備を廃止してしまっていますので、連絡乗車券は補片での発売となります。前回エントリーで御紹介させていただきました青色の券がJR連絡用で、こちらの若草色の券はあいの風とやま鉄道連絡用の券になります。

乗車経路は、宇奈月温泉~(富山地方鉄道本線)~新魚津 / 魚津~(あいの風とやま鉄道)~黒部という経路となっています。


この券はあいの風とやま鉄道への連絡乗車券専用であるため、経由駅は連絡運輸が実施されている富山(電鉄富山)および魚津(新魚津)が予め印刷されており、該当する方を〇で囲むようになっています。また、前売に対応できるようになっているのか、有効日(使用日)と発行日を各々記載するようになっており、その代わり、発売当日限り有効・下車前途無効が前提となっているため、通用日数を記入する欄がありませんのでJR用の券とは趣きが異なります。

富山地方鉄道からあいの風とやま鉄道への連絡乗車券はすべて補片対応となりますため、通しで購入しても運賃や有効期間など、旅客には一切のメリットはありませんので、敢えて購入するのに時間が掛かって煩わしい連絡乗車券の需要はさほど多くはないと思われます。


   


裏面です。補片のご案内文としてはかなり特徴的な文面となっています。

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