〇委 草津温泉駅発行 長野原から150kmまでの普通急行券

昭和57年月8に「〇委」草津温泉駅で発行された、長野原から150kmまでの普通急行券です。


   


桃色こくてつ地紋のD型発駅記入式の準常備券で、東京印刷場で調製されたものです。

「〇委」草津温泉駅は当時、国鉄バス(現・JRバス関東)志賀草津高原線の自動車駅で、JRバスと鉄道線間の連絡運輸が廃止された現在も「草津温泉バスターミナル」として営業しています。


草津温泉駅は、国鉄バスの他に草軽電気鉄道や西武自動車、上田丸子電鉄(現・上田電鉄)、長野電鉄などのバス路線が、路上にそれぞれ設けていた停留所の一元化を図って利用客の利便性を向上させるために、草津町が中心になって設置されたバスターミナルで、草津町との第3セクターである「草津バスターミナル株式会社」が設立されて開業しています。開業にあたっては、国鉄も約3割弱の出資をしていたようです。

そのため、自動車駅とはなっていますが、国鉄直営の駅ではなく、第3セクターに業務委託された業務委託駅となり、この券の発行箇所名も「〇委」草津温泉駅という標記になっています。

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