西武鉄道 保谷乗務所乗務員発行 車内補充券

購入日を失念しましたが、平成になって西武鉄道が車内精算を取りやめる直前頃に購入した、保谷乗務所乗務員にて発行された、大泉学園駅から池袋駅までの片道乗車券です。


   


黄色せいぶてつどう自社地紋の地図式券で、概算鋏で穿孔する様式となっています。

同社の概算鋏は径が大きく、ほぼ自動改札機の穴と同等となっているため、集札時でも比較的視認性が良くなっています。この券の場合、発行日は「1日」で、事由欄の入鋏を省略しているものは区間変更もしくは別途片道乗車券(この時は大泉学園までの定期券を持っていました)なので、この券は「別途片道乗車券」となります。区間は発駅である「大泉学園」の真ん中に穿孔し、着駅の「池袋」は地図の丸穴に穿孔します。金額は「200円」で、「有効2日」欄に穿孔していないので「発売当日限り有効」、小児欄にも穿孔していないので「大人用」となります。


   


裏面です。ご案内文と概算額収受精算用の欄があります。


比較的次の駅の駅間距離が長いとき、「ただいまから後ろのほう、車内を車掌がお邪魔いたしますので、乗車券をお持ちでない方、乗り越しの方は車内で精算いたしますから御申し出ください」という放送のあとに補充券を持った車掌氏が車内を巡回していましたので、必然的に各駅停車よりも駅間距離の長い準急・急行列車の方が、購入するチャンスが多かったと記憶しています。

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