小田急電鉄新宿駅東口発行 90円区間ゆき片道乗車券 ~その2

前回エントリーで小田急電鉄新宿駅東口で発行された、青色地紋のキレート式90円区間ゆき片道乗車券を御紹介いたしましたが、その後継となる感熱式券が手元にありましたので御紹介いたしましょう。


   


前回エントリーのキレート式券が発売された約3か月後の昭和61年2月に同じ新宿駅東口の国鉄出札口にある券売機で発行された、新宿から小田急線90円区間ゆきの片道乗車券です。
青色PJRてつどう地紋のA型金額式券で、感熱式券となっています。

キレート式券同様、「下車前途無効」のあとには国鉄東京西鉄道管理局で発行されたことを示す「〇西」の符号があります。
感熱式券となったので小田急電鉄の他の券売機券と共通化されても良さそうですが、小田急電鉄の券売機券が横につながったロール券紙を使用しているのに対し、国鉄は縦につながったロール券紙を使用していたため、券紙の共通化は出来なかったものと思われます。そのため、敢えて券紙の色を従来と同じ青色としていたのかその理由はわかりませんが小田急電鉄本体の乗車券とは色が異なっています。ちなみに、現在でも東口のJR出札口に小田急電鉄の券売機が設備されていますが、小田急電鉄本体のものと同じ券紙が使用されているようです。

また、券売機は国鉄が供出していたのか、国鉄の券売機と同型のものが使用されており、様式も国鉄の乗車券と小田急の乗車券を足して2で割ったようなものとなっており、小田急電鉄本体のものとは異なっています。

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