会津鉄道 第1種特別補充券

平成22年12月に発行された、会津鉄道の第1種特別補充券です。


   


緑色会津鉄道自社地紋のノンカーボン券で、発行箇所名の表記から、車内補充券としても発行できるようになっているようです。

記事欄には連絡運輸をしている東武鉄道の特急券を発券した際に特急券の券№を記入する枠が印刷されており、東武の特急券として発券できるようになっています。


実はこの券、あたかも会津田島駅で発行された田島高校前ゆきの小児用片道乗車券として発行されていますが、当日、東武鉄道南栗橋車両管区のイベントに出張していた同社ブースで買い求めたものです。
係員氏に聞いたところ、実際には各駅に於いて正当な要件がなければこのような発行はしないようにしているとのことでしたので、現地に赴いても簡単に購入できるというものではなさそうです。

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大社駅発行 出雲市ゆき往復乗車券

昭和61年7月に大社線大社駅で発行された、出雲市ゆきの往復乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のA型券で、大阪印刷場で調製された様式です。


大阪印刷場の往復乗車券はなぜか100kmまでのものについては桃色地紋となっており、新潟印刷場のものと並び、青色地紋である他印刷場のものとは雰囲気が違っていました。
さらに、大阪印刷場のものは「〇複」の表記が黒塗り白抜きとなっていて大変特徴的です。


大社駅は国鉄大社線の終着駅として国鉄民営化の際にはJR西日本に継承されますが、継承されてからわずか3年後の平成2年4月1日、大社線の廃線と共に廃駅となってしましました。
しかし、出雲大社を模したとされる木造駅舎は平成16年に国の重要文化財に指定され、平成21年には近代化産業遺産に認定され、廃駅となってから22年が経過した現在も綺麗にその姿を留めています。
出雲観光協会HP

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JR西日本 穴水駅発行 乗車券・急行券連綴券

平成3年8月に七尾線穴水駅で発行された、金沢ゆきの乗車券・急行券連綴券です。


   


桃色JRW地紋のD型券で、大阪印刷場で調製された様式となります。


当時の穴水駅は国鉄から継承されたJR七尾線の主要駅で、金沢駅から急行「能登路」が運転されたほか、平成3年2月までは上野から急行「能登」が休日を中心として輪島駅まで延長運転されていました。


平成3年頃になると駅の出札業務の機械化が進み、硬券による急行券を発売する駅は数える程となってしまいました。その中でも比較的需要の多い区間については出札業務簡易化のために連綴券が設備されていましたが、この頃になりますと急行列車の廃止や特急列車への格上げが相次いで急行列車そのものが希少なものとなり、連綴券となると、かなり限られた駅にしか設備されていなかったようです。


七尾線はこの券が発行された翌日の9月1日から七尾~輪島間はのと鉄道に移管されています。そのため、8月31日限りでJR穴水駅は廃止され、翌1日からはのと鉄道の駅となっています。

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東京急行電鉄 東横線渋谷駅 営業最終日の入場券

惜しまれながら本年3月15日に幕を閉じた、東横線渋谷駅(地上駅)で、「本当の」最終日に発券された入場券です。


   


桃色JPRてつどう地紋の券売機券で、002番機で発券されています。


日付を見ると「?」と思われる方が居られるかもしれません。確か、東横線渋谷駅は3月15日限りであったはずですが、この券の日付は3月16日です。


確かに同駅は15日限りであったわけですが、15日の最終電車は日付を跨いで翌16日の25時35分まで走っていましたため、16日付けの入場券や乗車券が約1時間半の間のみ発売されていたということになるのです。
そのため、発券日時は「2013.03.16 00:26」となっています。


   


この券の発券された約1時間後、東横線渋谷駅を出発する本当の最終電車が大勢の人々に見送られて発車し、駅は田園都市線渋谷駅と一本化され、東横線渋谷駅は廃駅となりました。

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