重心を下げよう、というよりも
重心を元にもどそう、ということです。
重心は土台なので、
そもそも低い位置にあるのが自然。
昭和30年代までは、ほとんどの
日本人の重心は腰以下にありました。
それが、昭和40年代から
ぐんぐんと上がり、
今は10人に9人の重心が胸よりも高い。
これは、体づかいや周りの環境が
自然から離れていった結果です。
生まれたときはみんな低いのに、
成長にしたがって不自然に上がっていきます。
高い重心は、上から吊している状態なので
肩がこり、循環がよくなくて
頭(知識)と感情(不安)によって
判断が支配されます。
頭でっかちの操り人形を脱し
土台となる重心がきちんと下にある
状態にもどすことで
自然とつながった
当たり前の生き方や情操になり
人本来のしあわせの道を
歩んでいけると思っています。
昔にもどればよい、ということではなく
自然を失ったことで
その有り難みがわかる今こそ、
重心を元にもどすことによって
さらに進化したよりよい世の中を
つくることができると考えています。
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