京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

天晴れHIGASHIYAMA!

2009-04-19 | インポート

     蒲団着て寝たる姿や東山

 この句は、松尾芭蕉のお弟子さんである、服部嵐雪という俳人の大変有名な句です。

Higashiyama

 この写真は、当館随一の眺望を誇る部屋から見える景色です。

 正に「蒲団着て寝たる姿」ですね。

 古典つながりでもう一つ。

     春は曙。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて……

 清少納言の『枕草子』の冒頭は、もっとも有名な古文の一節の一つ。

 この「山ぎは」というのは、まぎれもなく東山の山際。

 京都を訪れた際には、少し早起きをして、明けてくる東山の空を眺めてみるのも一興。

 京都は古典の町。

 お寺や神社を見るだけでなく、そういうところに注目して回ってみるのも、京都観光の楽しみ方の一つではないでしょうか。

 ”あいらんど”