蒲団着て寝たる姿や東山
この句は、松尾芭蕉のお弟子さんである、服部嵐雪という俳人の大変有名な句です。
この写真は、当館随一の眺望を誇る部屋から見える景色です。
正に「蒲団着て寝たる姿」ですね。
古典つながりでもう一つ。
春は曙。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて……
清少納言の『枕草子』の冒頭は、もっとも有名な古文の一節の一つ。
この「山ぎは」というのは、まぎれもなく東山の山際。
京都を訪れた際には、少し早起きをして、明けてくる東山の空を眺めてみるのも一興。
京都は古典の町。
お寺や神社を見るだけでなく、そういうところに注目して回ってみるのも、京都観光の楽しみ方の一つではないでしょうか。
”あいらんど”