「親鸞聖人の足跡を訪ねて」という研修会に参加させて頂き、浄土真宗本願寺派である『西本願寺』へと赴いて参りました。
巨大な御影堂、阿弥陀堂を横目に向うは、豊臣秀吉聚楽第の遺構と伝わる国宝であります『飛雲閣』。
特別公開期間以外は閉ざされた入口の扉が開くと、眼前には、左右非対称で、奇抜なデザインの楼閣建築が!
足元から広がっている滴翠園の池の水面に映し出され、それは更に大きな一つの物体と化し、城のような威厳を放ち、我の瞳に迫ってくるではありませんか!!
池に包まれた1階には舟入の間があり、その奥にある茶室「憶昔」は、その名のとおり、なんとも侘びた佇まい。。。
それに相反するように2階の『歌仙の間』の黄金の襖は、光に照らされ、なんとも雅な印象を与えます。
そして、「夜空の星が手にとれるように近く眺めることのできる部屋」という意味で名づけられた『摘星楼』が頂点の3階に鎮座し、アシンメトリックなそのデザインにまとまりをもたらし、それらが集結した飛雲閣は、我に感動と安堵を与えてくれたのでありました。
そして、今はなき聚楽第を偲ぶのでありました。
”関〇”