京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

まわりの景色は

2010-04-30 | インポート

季節の句を五題

「桜散る」

桜(はな)過ぎて、みずきにつつじ、街飾る、行き交う人の、心癒さん。

「葵祭り」

五月晴れ、往時を再現、行列に、沿道の木々、若葉揺らせる。

「托鉢」

新緑の、街路に響く、黒谷の、僧侶二人の、雨中の托鉢。

「川床」

新緑の風、爽やかに、みそぎ川、床の組み立て、槌音弾む。

「こいのぼり」

新緑の、薫風を受け、鯉のぼり、軒の甍を見下ろしながら。

毎日の生活の中に色々な出来事があり、知らず知らずに見過ごすことも多い。

何気ない空気を感じた通りに言葉にすれば、なにがしらの心の糧がうまれるものです。

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和食調理仕入担当 上野