京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京乃七夕・北野天満宮会場

2016-08-14 | 京都案内

今年から京乃七夕に新会場として加わった北野天満宮。元々、七夕神事として斎行していた御手洗祭が、京乃七夕行事に参加したもの。
御手洗川に足を付けてお清めをする足つけ灯明神事と、国宝御本殿の石の間通り抜け、史跡御土居のライトアップなどが行われました。
三光門を抜け絵馬堂で蝋燭と通り抜けの入館券(水みくじ付き)を購入(1000円)、裸足になって御手洗川に下ります。何カ所かに蝋燭が立てられそこで点火しますが、本殿横の納め所まで消えないように歩くのは至難の業、そこで再点火して納めます。御手洗川からの出口には水みくじをつける場所があり、水みくじを浮かべると、文字が浮かんできます。小吉までは読めますが、他は滲んでほとんど読めないのが難点でしょうか。面白い趣向ではあります。
そのまま裸足で御本殿の中へ。拝殿と菅公をお祀りする本殿の間にある石畳の石の間を抜けます。薄暗い中に重厚さと厳かなものを感じ、二拝二拍手一拝。
石の間を通り抜け御本殿を一周して入口側に設けられた床几で靴を履き、史跡御土居へ。御土居は秀吉が京洛の水防のために築いた土塁の跡。
紅葉の名所でもありますが今は緑が頭上を覆います。
樹齢600年の欅から下へ降りると紙屋川にかかる朱塗りの太鼓橋、鶯橋があり、ここから目を転じると、モミジが赤、青、黄、緑にライトアップ。
夜の闇を併せて五輪をイメージしたのでしょうか。

大欅から右へ行くと、八棟造りの社殿が見渡せる場所があり、ここから見ると天満宮の壮大さが良く分かります。
京乃七夕も残すは府立植物園の夕涼み開園となりました。京乃七夕が8月の京の行事として定着して行ってほしいものです。













ブログ 京乃七夕取材班