2月3日は節分。
邪気を払い幸せを祈る様々な行事が京都の多くの社寺で古来より続いています。
今年は左京区にある須賀神社の懸想文売り。
烏帽子に水干姿で梅の枝に文をつけ覆面をした怪しげな二人の懸想文売りが、縁結びの御守り(懸想文1000円)を売り歩いています。
若い女性には人気で記念写真に引っ張りだこ。
懸想文を鏡台やタンスの中に入れておくと美人になり良縁を授かると言われる。
江戸時代、京の風物行事の一つとして懸想文売りが街々を賑わしたそうです。
須賀神社の御祭神は神話に登場する仲の良い夫婦神、須佐之男命(スサノオノミコト)と櫛稲荷田比賣命(クシイナダヒメノミコト)。
須佐之男命が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)のいけにえにされそうになった櫛稲荷比賣命を救ったのが縁で結婚し、夫婦円満に暮らしたことで、「縁結び」や「家内安全」にご利益があるとされています。
須賀神社は縁結びだけではなく、境内には交通安全に御利益があるという交通安全の神様が祀られている珍しい交通神社があります。
2月2日と3日の節分の時だけ、境内には茶席が設けられ、須賀多餅(1個150円)と豆茶が授与されます。
この後、近くの聖護院の山伏による鬼追いも見物し、縁日で賑わう吉田神社へと行きました。
このコース、来年の節分には歩いてみてはいかがでしょう。おすすめします。
京都好き男 細木