左京区古知谷にある阿弥陀寺は木食上人弾誓(もくじきしょうにんたんぜい)が念仏道場として開創した浄土宗の寺院。
現在も弾誓の即身仏(ミイラ)が本堂の背後の開山窟に安置されています。
阿弥陀寺は麓の駐車場から約600mの山道を登った所に、書院、石廟、本堂が建ち並んでいます。
今書院の中庭などで清楚なクリンソウ(九輪草)が見頃となり、涼しげに咲く赤紫や白、黄色などの花が訪れた人を楽しませています。
クリンソウは山地、湿地に生えるサクラソウ科の多年草。 五段程度に連なった花が下から開いていきます。
仏塔の最上部にある飾り「九輪」に似ていることからその名が付いたそうで、今月末まで楽しめるそうです。
山道を登るのは少し大変ですが(25分ほどでしょうか)、新緑の中、ハイキング気分で登られてみては如何でしょうか。
古知谷は大原からさらに北へ4kmほど。 大原バス停で京都バス19号系統(国際会館前が起点)古出石行に乗り換えですが、本数は非常に限られますのでご注意を。
京都好き男 細木