高瀬川沿い、御池通の北で開花
KAZ
二十四節気のひとつ「啓蟄」(冬籠りの虫が這い出る)も過ぎ春を感じるようになりました。
真如堂(真正極楽寺)の広い境内でも春の花に彩られます。
山門を入ると美しい椿が咲き、本堂のまわりには樹齢三百年の仙椿や、珍しい黄色い花の山茱萸(サンシュユ)、壺型の花がいっぱいの馬酔木(あせび)、さらに梅、水仙が参拝者を癒します。
真如堂は観光寺院ではありませんのでゆっくり散策が楽しめます。
この時期、寺院では仏教行事、涅槃会にあわせて「涅槃図」が公開されます。
涅槃図はお釈迦様の死を多くの弟子や動物たちが集まり嘆き悲しむ様子が描かれたもの。
お釈迦様の命日は3月15日(旧歴2月15日)とされています。
「涅槃図」は撮影禁止で絵葉書を。
真如堂の涅槃図の特徴の一つは描かれている動物や魚類、昆虫の数は日本最多の127数類。
また、海や海洋生物が描かれているのは珍しいそうです。
京都三大涅槃図
泉涌寺
縦16m、幅8mの日本最大の涅槃図
3月14日~16日
拝観料 500円
本法寺
絵師、長谷川等伯が描いた涅槃図
春季特別宝物展に併せて公開
3月14日~4月15日
拝観料 1000円
東福寺
大涅槃図修復中
猫が描かれている珍しい涅槃図
京都好き男 細木