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シラベルカ#24 アイヌ語の名前について調べて下さい

2020-10-03 | アイヌ民族関連
NHK 2020年10月2日(金)午後4時06分
みなさんの疑問を調べるシラベルカ!今回は東京出身の男性からいただいた投稿です。
「アイヌの人々には、アイヌ語の名前があると聞きましたが、北海道に住み始めてから私のまわりではお見かけしたことはありません。アイヌ語の名前について調べて下さい」
取材開始!
今回調査するのは、苫小牧支局の中尾絢一記者。これまで、ウポポイや地元のアイヌの人々を取材してきました。
名前について深掘りするのは初めて。念入りに資料を読んで調査に挑みます!
最初に中尾記者が向かったのは・・・
調査開始!
日高地方の西に位置する平取町。古来よりアイヌの人々が暮らし文化を大切に守ってきた町です。
さすが元野球部の中尾記者 フットワークも軽く町へ調査に飛び出します!
早速 聞き込み開始!
町の人から教えていただいた資料館で重要なヒントを発見!
館長の萱野志朗さんにお話をうかがいました。
さらに、今年オープンしたウポポイでも名前に関する新たな試みがあるという情報も!
取材はまだまだ続行中!
結果は、10月5日のほっとニュース北海道でお伝えします。
ぜひご覧ください!
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n88192e6a9132

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「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者が語る、アイヌの物語のとてつもない魅力

2020-10-03 | アイヌ民族関連
山と溪谷社 10/2(金) 8:00
アイヌ語研究の第一人者、故・萱野茂氏が、祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の話を収録した名著『アイヌと神々の物語』。発刊後、増刷が相次ぎ同ジャンルとしては異例の話題書となっています。北海道の白老町に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」もオープンし、アイヌについて関心が高まる今、本書からおすすめの話をご紹介していきます。第1回は、「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者・千葉大学文学部教授の中川裕氏の序文を特別公開します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
近年、アイヌ民族についての話題が、テレビや雑誌、インターネットなどのメディアで頻繁に取り上げられるようになってきた。それに加えてアイヌ関連の刊行物も非常に増えてきている。2018~2019年に出版されたアイヌ文化・歴史関係の入門・概説書的なものだけを数えても10冊以上にのぼる。
これはかつてなかった状況であり、これまでアイヌという人々の存在をあまり意識していなかった人たちが、彼らに関心を持つようになってきたことを、出版界のほうで敏感に感じ取った結果だと考えることができる。
その流れを作り出すひとつのきっかけとなっているのは、集英社『週刊ヤングジャンプ』誌で2014年から連載が始まり、2018年にはアニメ化もされ、同誌の看板漫画のひとつとなっている、野田サトル氏の漫画「ゴールデンカムイ」だろう。
この漫画は、20世紀初頭の北海道やサハリンを舞台に、隠された金塊の争奪戦を中心とした冒険活劇物で、アイヌを描くことが中心的な内容ではないのだが、ヒロインのアシリパを筆頭に、何人もの魅力的なアイヌのキャラクターが活躍し、アイヌの伝統的な世界観や生活を緻密な画風で生き生きと描き出している。
この漫画の影響で、直接作品には登場していない北海道平取町の二風谷や、白老町といったアイヌ文化関連施設のあるところにも、いわゆる「聖地巡礼」で訪れる人が増えているそうだ。
そうした時代の動きを反映して、長いこと絶版や品切れになっていたアイヌ関連の名著が、再版あるいは出版社を変えての刊行という形で、再び多くの読者の目に触れるものとなるという、喜ばしい現象が起こっている。本書もそのひとつである。
ドラマチックな展開に心躍らせる
本書は著者萱野 茂氏によって録音・収集された、北海道沙流地方のウエペケレを日本語訳で紹介したものである。ウエペケレ(本書の表記ではウウェペケレ)は「昔話」などと訳されることが多く、本書でもその訳が用いられているが、日本語で「昔話」というとおとぎ話や童話と同じような意味で使われることも多く、子どもを楽しませるために語られる、現実とは切り離された物語というのが一般的な理解だろう。
しかし、ウエペケレというのは、決して子どものためだけに語られるものではない。
それはかつて現実に暮らしていた人たちが、実際に体験したことを語り伝えた話であると信じられてきたものであり、彼らの「歴史」の記録としてとらえられてきたものである。
現代の私たちが読むと、ファンタスティックな空想の世界の話のように見えるだろう。しかし、かつて人間をとりまくすべてのものに、人間と同じような精神の働きを見、それをカムイと呼んで、人間とカムイの共存こそがこの世を豊かに暮らす道であると考えていた人たちにとって、そのカムイから恩恵を受けたり、あるいは悪い精神を持つカムイと対決したりする物語は、決して現実から遊離したものではなかった。
往時、アイヌの人々は、日々いろいろな人たちからウエペケレを聞いては、思いがけないことが起こった時には人はどう対処すべきか、あるいは日々の暮らしの中でどんなことをしてはいけないかと言ったような生活の知恵や、人としてのあり方、心構えといったようなものについての教訓を学んでいた。
そしてそれ以上に、主人公の受ける苦難や試練、それを解決して幸福なエンディングにいたるドラマチックな展開に心躍らせ、長い冬の夜を心豊かに過ごしてきた。
私は二十代前半の頃から北海道のあちこちを回ってアイヌ語を録音して歩いた。最初のうちはただ録音しているだけで、その場では何を言っているのかまるでわからず、家に帰ってそれを一音一音聞き起こしては、再び北海道に行って不明な点を質問するということを繰り返して、やっと一編の物語の顛末がわかるという状態だったが、それを続けていくうちに、語りを聞きながらその場で内容を理解していくことができるようになった。
その段階で一番面白くなってきたのはウエペケレである。ユカラやカムイユカラにくらべて、ウエペケレは話の中に昔の生活や語り手自身の世界観といったものが直接的に映し出されている。ウエペケレを聞いていると、いつの間にかその世界の中に自分が入り込んでいることに気づく。
おばあさんたちは、聞き手がアイヌ語を理解できることがわかると、それなら「聞きどころのある」話をしなくてはというので、ドラマチックで、登場人物たちの心情がひしひしと伝わってくるような話を選んで語ってくれる。そのような話の中には、「昔話」というよりむしろ落語の人情噺に近いような、複雑な人間模様を描くものも少なくない。ユカラやカムイユカラに比べ、ウエペケレにはより生身の人間が描かれているのである。
アイヌ文学の隠れた名作
本書の著者である萱野茂氏(1926-2006)は、北海道平取町二風谷出身のアイヌであり、多くの地域でアイヌ文化が日常のものとなくなりつつある中で、アイヌ語を話せる人たちに囲まれて育ち、アイヌ語・アイヌ文化の継承者としてその保存と発展に多大な貢献をしてきた人である。1994年にアイヌ民族初の国会議員となった人物としてもよく知られている。
アイヌ語母語話者であり、伝承者としての実体験に基づくアイヌ文化への深い理解は、もとより他の追随を許さぬものであるが、彼の日本語の文才も優れたものであり、読みやすくしかも情緒豊かなその文章は定評のあるところである。それは本書を読んだ読者の方々が実感されるであろう。
テキストは語り手たちの脳裏に描かれている世界を最もよく理解している萱野氏の手によって、原録音に忠実なことを目指しながらも読みやすく親しみのもてる文体で訳されている。そしてさらに、萱野氏自身が一話ごとに付した、それぞれの物語に関連する民具や習慣についての解説によって、かつてのアイヌ文化そのものを理解するための大変良い教科書ともなっている。
これだけの物語の数々を文庫として手軽に読めるようになるのは大変喜ばしい。この文庫版でウエペケレの世界を味わっていただきたい。
千葉大学文学部教授、「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修者
中川 裕
※本記事は『アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~』(山と溪谷社)からの抜粋です
https://news.yahoo.co.jp/articles/05aa7a06b7c32dc81ffeff20a4215b7af20d8914

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阿寒湖で撮影の映画、メキシコでも国際賞 「AINU MOSIR」

2020-10-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/02 17:19
海外で高い評価を得た映画「AINU MOSIR」(C)AINU MOSIR LLC/Booster Projec
 【阿寒湖温泉】アイヌ民族を題材にした映画で、釧路市の阿寒湖アイヌコタンなどで撮影された「AINU MOSIR(アイヌモシリ)」が、メキシコ最大級の映画祭「第23回グアナフアト国際映画祭」の国際長編作品部門で最優秀作品賞を受賞した。同作品が海外の映画祭で受賞するのは2回目。注目が高まる中、11月には釧路町での公開も決まった。
 映画は、阿寒湖アイヌコタンを舞台にアイヌ民族の血を引く14歳の少年の成長を描いた物語。伊達市出身の福永壮志監督(38)が「アイヌ民族が演じるアイヌ民族の映画」を作ろうと、2018年に釧路市内で撮影を始めた。当時阿寒湖中の2年生で、自身もアイヌ民族の血を引く下倉幹人さんが主演を務めるなど、多くの住民が映画に出演している。
 映画祭は9月18~27日にメキシコ中部のグアナフアト州の劇場やオンラインで開かれ、127カ国から計3344作品が出品された。国際長編作品部門には10作品がノミネートされた。
 アイヌモシリは少年の成長を温かく表現し、独自の文化を力強く描いていることが評価された。福永監督は授賞式に先立つインタビューでメキシコの先住民族の人権問題に触れ、「世界で団結して問題を改善していかないといけない。映画が状況を見直すきっかけになれば」と話した。
 10月17日から全国公開。道内では11月14日からシアターキノ(札幌)で、同20日からはイオンシネマ釧路(釧路町)でも上映される。アイヌモシリは今年4月にも、米ニューヨークの第19回トライベッカ映画祭で審査員特別賞を受賞している。(光嶋るい)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/466587


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21年度アイヌ政策関連予算概算要求 61億3800万円に

2020-10-03 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2020/10/2配信
 内閣官房アイヌ総合政策室は、各省庁の2021年度アイヌ政策関連予算の概算要求額を取りまとめた。総額は61億3800万円で、今年度当初予算比で9%伸びた。白老町で開業した民族共生象徴空間(ウポポイ)関連では、施設の管理運営費等として同8%増…
この続き:849文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/30415/

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「お前は最高に頭が悪い」先住民族の女性、病院で人種差別を受けた後に死亡。Facebookに動画を投稿していた

2020-10-03 | 先住民族関連
ハフィントンポスト 2020年10月02日 10時43分 JST | 更新

続いてきた先住民族への人種差別。「彼女はカナダのジョージ・フロイド」と言う人もいます
一人の女性の死が、カナダ先住民族への人種差別問題を浮かび上がらせ、カナダ社会を揺さぶっている。
先住民族アティカメクのジョイス・エチャクワンさんが亡くなったのは9月28日。亡くなる前、エチャクワンさんは看護師に助けを求める訴えを無視され、侮辱的な言葉を浴びせられていた。エチャクワンさんはその様子を、Facebookライブで投稿していた。 
動画にうつっていた人種差別的な行為に多くの人たちが衝撃を受け、抗議活動が行われている。
苦しみを訴える中、浴びせられた差別的な言葉
7人の子どもの母親だったエチャクワンさんは、激しい腹痛のため、住んでいたファーストネーションズ(イヌイットとメティス以外のカナダの先住民族)の居住時から車で約3時間の場所にあるジョリエット病院に運ばれた。
エチャクワンさんは心臓疾患を抱えており、2014年からペースメーカーをつけていた。
Facebookに投稿された動画で、エチャクワンさんは激しい苦しみを訴え、「誰か来てください」と懇願していた。
エチャクワンさんの親族は「大量のモルヒネを投与されたために体調が悪化し、命の危機を感じていたのではないか」とラジオ・カナダに話す。
しかし、動画に声が記録されている少なくともの二人の看護師は、エチャクワンさんの訴えを無視。
「もう十分に騒いだ?」「お前は、最高に頭が悪い」「何か自分で変なことをしたんだね」「こんな姿を見たら、あんたの子どもたちは何て思う?」「得意なことはセックスだけ」「そのために税金を払うのは私たち」とエチャクワンさんを侮辱し続ける声が動画には残る。
エチャクワンさんは、その日の夜に亡くなった。
怒りと悲しみ
ケベック州のルゴー首相は29日の記者会見で、看護師の行動は「とうてい許容できるものではない」と非難した。
また動画が明るみに出た後、二人の看護師は解雇された。
エチャクワンさんの死後、多くの人たち、とりわけ多くの先住民族の人たちがジョリエット病院の前に集まり、ろうそくを灯して「ジョイスに正義を」と訴えた。
また、参加できなかった人のためにオンラインの抗議活動も開催された。
このろうそくを灯す抗議活動を企画したチャンタル・チャートランドさんは、 「先住民の女性、そして母親として、何かしなければいけないと強く感じました」と話す。
多くの先住民族と同じように、イヌー族のチャートランドさん自身も10代の頃に医療機関で「トラウマになるような差別」を経験した。それはその後も続いている。
チャートランドさんは看護師を処罰するだけでは不十分であり、「誰かが『もう十分だ』と声を上げるべきでした」と語る。
チャートランドさんが、エチャクワンさんの葬儀費用と家族のために立ち上げたクラウドファンディングには、これまでに19万カナダドル以上が集まっている。
エチャクワンさんの死因を調べる捜査も始まっている。
ケベック州の検視局はエチャクワンさんの死亡にについての調査を開始したと発表。同州の保健省も、看護師の行為は一切許容されるものではなく、内部調査をしていると明らかにした。
国も動き出している。マーク・ミラー先住民サービス大臣とキャロリン・ベネット政府‐先住民関係大臣は、エチャクワンさんの死について捜査を立ち上げると発表した。
システム化された人種差別を終わらせたい
エチャクワンさんが亡くなった後、多くの先住民族のグループが「システム化された人種差別を終わらせなければいけない」と声をあげている。
あるコミュニティアドバイザーは、「ジョイスさんはケベック州のジョージ・フロイドもしくはブレオナ・テイラーです」と、アメリカで人種差別抗議運動のきっかけになったふたりの黒人にエチャクワンさんをなぞらえる。
モントリオールで先住民族女性のシェルターを運営するジャニス・カヴァヴァ・ビボー氏は「先住民族の人たちが受けているのは警察からの暴力ではなく、人種差別的な病院スタッフからの暴力です」と、訴えている。
また、ファースト・ネーションズ・ケベック・ラブラドール会議の(AFNQL)ジスラン・ピカード代表は「ケベックでは、ファースト・ネーションズへの差別が頻繁に起きています。昨日、ジョリエット病院で亡くなったアティカメクの女性の死は、この悲しい現実を映し出しています。ケベック州の多くの人たちがそのことに気がついています」と、声明で発表した。
州で人種差別や差別問題について大掛かりな改革が進まないことから、 AFNQLは29日に、独自の行動計画を発表したばかりだった。
一方、ケベック州のルゴー首相は、エチャクワンさんへの差別を非難したものの、システム化された人種差別が存在することについては否定した。
「私たちは、ケベック州に存在する人種差別と闘わなければなりません。看護師の発言は人種差別でした。しかし全ての看護師、もしくは全医療機関で同じことが起きたかといえば、全ての人がそれはないと答えるでしょう」
10月3日には、エチャクワンさんの死を悼み、システム化された人種差別を終わらせるための抗議活動がモントリオールで開かれる予定だ。
ハフポストカナダ版の記事を翻訳・加筆しました。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/indigenous-woman-rasism_jp_5f75b050c5b6374c55899f67

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バンクーバー国際映画祭、先住民族題材映画が注目集める ベストカナダ賞も受賞

2020-10-03 | 先住民族関連
バンクーバー経済新聞 2020.10.03

 9月24日から開催されているバンクーバー国際映画祭で、先住民族をテーマとした作品が多く上映されるなか、「Beans」がベストカナダ映画賞を、「Call Me Human」がベスト・カナダドキュメンタリー賞を受賞するなど注目を集めている。
 今年はオンライン中心の上映になるも世界から長編、短編合わせて180以上の作品が上映されている同映画祭。オープニング作品にはメイティ・クリー系カナダ人のロレッタ・サラ・トッド監督による「モンキー・ビーチ」を上映。全編ブリティッシュコロンビア州北部のキットマットで撮影された作品は先住民族の町と若者に影を及ぼす問題と家族愛を神秘的に描いた。
 ベストカナダ映画賞を受賞した「Beans」(Tracy Deer監督)は1990年のケベック州で起きたモホーク族の抗議活動「オカの危機(Oka Crisis)」を題材に、当時12歳だったDeer 監督の体験を元に、12歳のモホーク族の少女の視点から見る人種問題とその中で生きる少女の成長を当時の映像を交えながら描くストーリー。
 Deer監督は「映画監督になろうと決意した12歳の時から『オカの危機』を題材とした映画を作ろうとずっと考えていた」と長きに渡る構想だったと打ち明け「危機の間も12歳の子どもとしての世界が止まったわけではなかった。(メディアで語られただけの世界でなく)実際に中で生きていた12歳の目で見たストーリーを描こうと思った」とも。「今でも(白人から石を投げられたシーンは)はっきり覚えている」と、映像にするのが困難だった点を振り返りながら「残念だがストーリーは30年前の話の気がせず、今の時代の話でも違和感がない。多くの人に作品を観てもらい人種問題を考えるきっかけになれば」と期待を話した。
 ベストカナダドキュメンタリー賞受賞の「Call Me Human」(Kim O’Bomsawin監督)は、インヌ族の詩人Josephine Baconさんとインヌ族の生活を美しい自然と共に映し出す作品。他にも、白人から押し付けられた先住民族人のイメージと文化を過去から現在まで追うドキュメンタリー「Incovenient Indian」(Michelle Latimer監督)が批評家から好評を得ている。
 映画祭は10月7日まで。上映作品のリスト、ストリーミング方法は映画祭サイトに掲載する。鑑賞料はストリーミング1作品=9カナダドル。ブリティッシュコロンビア州内から視聴可能。
https://vancouver.keizai.biz/headline/2645/

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【今日の1枚】小さくても折れない、学ぶ意欲

2020-10-03 | 先住民族関連
AFP 2020年10月2日 12:15 発信地:サンミゲルアモルテペックビエホ/メキシコ [ メキシコ 中南米 ]

メキシコ南部ゲレロ州サンミゲルアモルテペックビエホの家庭で勉強する男の子(2020年9月8日撮影)。(c)PEDRO PARDO / AFP
【10月2日 AFP】メキシコ南部ゲレロ(Guerrero)州サンミゲルアモルテペックビエホ(San Miguel Amoltepec Viejo)の家庭で勉強する男の子。
 新型コロナウイルスの感染が拡大しているにもかかわらず、教師らは、この先住民族の貧困地域に住む児童へ授業を続けようとしている。(c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3306269

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日本の文化財の「動画・画像」384本が二次利用可能に、バーチャル旅行にも!

2020-10-03 | アイヌ民族関連
ダイヤモンド 10/3(土) 6:01
 海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、日本の文化財に関するニュースをお届けします。以前、当『ニュース&レポート』で紹介した文化庁の文化財デジタルコンテンツダウンロード機能がリニューアル。映像のプロフェッショナルが編集した日本遺産ストーリー映像を追加し、動画・静止画は384コンテンツとなりました。(地球の歩き方ニュース&レポート編集部)
● より見やすく、利用しやすく
 文化庁は、日本の国宝・重要文化財などの文化財に関する高精細な動画・静止画・解説文をオンラインでダウンロードすることができる機能(2020年3月開設)を、より視覚的・直感的に利用しやすくするリニューアルを行いました。
 「超高精細VR・パノラマ」「日本遺産ストーリー」「世界遺産」「城郭」「神社仏閣」「伝統行事」の6つのジャンル別に整理した動画と静止画を多数用意しており、利用規約及びクリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示に従って二次利用が可能です。
 例えば超高精細VR・パノラマには、『大雪山VR動画 カムイと共に生きる上川アイヌ(4K動画)』ほか圧巻の動画が10本揃い、ダウンロードできます。
 また、「世界遺産」で検索すると32件のコンテンツ(のインデックス)が表示されます。どのコンテンツでも付随する資料・データのテキストがダウンロード可能。
 コンテンツはキーワード検索できるほか、絞り込みは「文化財区分」「静止画」「動画」「ライセンス」「分類」「地域」「人物」「季節」の7項目で可能。すばらしいデータベースになっており、訪日観光客に対応する着地整備や、新たなコンテンツ創造、バーチャル旅行、学生のレポート作成や自由研究に利用することもできそうです。
■文化財デジタルコンテンツダウンロード機能
・URL:https://cb.bunka.go.jp/ja
● 日本遺産のストーリー動画を追加
 また、映像のプロフェッショナル(株式会社TBSスパークル)が編集した日本遺産ストーリー動画を追加しました。これによりダウンロード可能な動画・静止画は384コンテンツ(2020年7月16日現在)となりました。
■日本遺産とは(動画の一例)
・URL:https://cb.bunka.go.jp/ja/contents/52321dd9-bc0b-4263-8cd1-cc413d753bb1
 どれも見応え十分です。
 ※当記事は、2020年8月13日現在のものです
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c410417bbda5813ed487857af49c8ad0aee2f60

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映画『アイヌモシリ』に尾崎世界観、斎藤工、奈良美智、入江悠らコメント

2020-10-03 | アイヌ民族関連
シネマネット 2020/10/02 12:45
映画『アイヌモシリ』の著名人コメントが到着した。
『グアナファト国際映画祭』国際長編部門の最優秀作品賞受賞、『トライベッカ映画祭』国際コンペティション部門で審査員特別賞を受賞した同作は、『リベリアの白い血』で知られる福永壮志監督が約5年をかけて制作。北海道・阿寒湖アイヌコタンを舞台に少年の成長を通して現代のアイヌ民族のリアルな姿を描く。
アイヌの血筋を引き継ぐ下倉幹人が主人公・カント役で初主演を果たし、そのほか三浦透子、リリー・フランキーらがキャストに名を連ねている。
コメントを寄せたのは、入江悠、岡山天音、小川紗良、尾崎世界観(クリープハイプ)、片岡礼子、甲田まひる、斎藤工、清水崇、中川裕(言語学者、千葉大学文学部教授、『ゴールデンカムイ』アイヌ語監修者)、松浦弥太郎、奈良美智、YOON(AMBUSHクリエイティブディレクター)。
入江悠のコメント
福永壮志監督は、『リベリアの白い血』に続き、本作で新たな達成を見せてくれた。
神聖な儀式を映画に刻むという偉業で、映画史に残る作品になるだろう。
岡山天音のコメント
とっても嬉しくなりました。
冒頭、1カット目で、その世界に連れて行ってくれる映画。
画面から匂い立つ、そこで生きている人々の温度。
「静けさ」を孕んだ作品でした。
小川紗良のコメント
何かを失って辛いということは、心の中にあるということ。
人々の言葉が、衣服が、音楽が、舞踊が、そして少年の強い瞳が、あまりにも真実味を帯びて語りかけてくる。
映画が終わったあとの暗闇にまで、アイヌの魂が浮かび上がる。
尾崎世界観(クリープハイプ)のコメント
冒頭で見た主人公カントの眼が忘れられない。この映画を観終わったとき、あの眼の奥深くへ行って帰ってきた気持ちになった。
気軽に旅行ができない今だからこそ、観れて良かった。
片岡礼子のコメント
地図から線が消える日を想像してしまう。
気が遠くなるほど先かもしれないが、『地図にはたくさんの線が必要だったんだよ』そんな声が聴こえそうだった。それくらいに彼らから感じる地球との絆はとてつもなく長いように感じた。
甲田まひるのコメント
アイヌの伝統儀式を継承することの難しさ。
日本人としてちゃんと知るべき事実が美しく詰め込まれていました。
斎藤工のコメント
『アイヌモシリ』には
“本物”しか映っていない
“本当”しか描かれていない
熊のチビの瞳に映るモノは何なのか
そしてカントが"アイヌの今"として存在し我々人間の未来を聡明に照らす
清水崇のコメント
「大半の日本人は自分のルーツすら見つめようとしない」
本作の撮影前、福永監督が仰った言葉にはっとした。
出自と世界との距離を掴もうとしない事は、まるで生きていないかのようだ。
コロナを経て、僕らは今一度“生き、生かされている”事を感じなければいけない。
中川裕(言語学者、千葉大学文学部教授、『ゴールデンカムイ』アイヌ語監修者)のコメント
まるで透明人間になって、阿寒アイヌコタンの人々の日常に入り込み、目の前で生活を見ているような気分であった。
松浦弥太郎のコメント
私たちの暮らしが、川のように絶えず流れ続けているのは、常に新しい水が注ぎ込んでいるからだ。日本にはアイヌという川は今日も流れている。
奈良美智のコメント
声にならない亡き父への少年の想い。関わり合う隣人たちが彼を自己に向かい合わせ、悩みながらも彼の瞳には自我と言う炎が灯り始める。その瞬間に立ちおう。
YOON(AMBUSHクリエイティブディレクター)のコメント
伝統と現代の衝突、そして少年カントが成長するにつれて見出す重荷をも描き出した映画。彼は個人として自由に生きるのか、それとも自分の一部としての過去を未来に繋げることを選ぶのか?この映画は、私たちそれぞれがルーツに関係なく、自分の問題として考えるきっかけを与えてくれる。
https://www.cinra.net/news/20201002-ainu

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博物館が伝える先住民文化 齋藤玲子氏 ソフィア 京都新聞文化会議

2020-10-03 | アイヌ民族関連
京都新聞 2020年10月2日 12:00
 博物館の常設展示は、頻繁に展示替えをしないため、歴史的評価の定まった資料を選ぶ。見解が分かれるものを避けたり、保留したりする傾向があったことは否めない。1970年代ごろに開館した博物館の歴史展示は、太平洋戦争までを区切りとし、90年代以降に開館またはリニューアルした博物館では、「現代」を高度経済成長期あたりまでと定めている館が多いのではないか。
 国立民族学博物館(民博、みんぱく)は77年に開館し、「アイヌの文化」展示は79年に一般公開された。アイヌ民族とその文化が今ほど認知されていない時代に、日本の一部でも北アジアの一部でもなく独立して取り上げたことは画期的だった。
 しかし、本州以南の文化とは異なるアイヌ文化の独自性を示すため、「伝統的」な衣食住、生業、精神世界を見せる展示で、当時のアイヌ民族の暮らしなどを紹介するものではなかった。世界的にも「現代」の民族文化を展示する動きが、始まっていなかったころである。
さいとう・れいこ 1966年生まれ。アイヌ・北方先住民文化研究。北海道立北方民族博物館学芸員を経て現職。共編著に「極北と森林の記憶 イヌイットと北西海岸インディアンの版画」。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/368994

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