北海道新聞 10/03 21:00

帯広百年記念館で始まったアイヌ文化に登場する動植物を紹介するパネル展(村本典之撮影)
帯広市の帯広百年記念館(緑ケ丘2)の1階ロビーで3日、アイヌ文化に関わる動植物を紹介するパネル展が始まった。約30枚のパネルを並べ、動植物を通じてアイヌ民族の暮らしぶりを解説している。
同館の主催。パネルでは、ガマやオヒョウなどの植物がござや衣類に使われたことを紹介している。アイヌ民族が「村の守り神」とあがめるシマフクロウなど動物の写真も展示。それぞれのアイヌ語名も書いているほか、狩りなどアイヌ民族の日常の様子を説明するパネルもある。エゾノウワミズザクラは「キキンニ」と呼ばれ、実は子どものおやつに、風邪をひいた時には枝を煎じて飲んでいたという。
同館の池田亨嘉学芸員は「身近な動植物がアイヌ文化にどのように関連するかをパネルから読み取ってほしい」と来場を呼び掛ける。
25日まで。入場無料。問い合わせは同館(電)0155・24・5352へ。
(古谷育世)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/466977

帯広百年記念館で始まったアイヌ文化に登場する動植物を紹介するパネル展(村本典之撮影)
帯広市の帯広百年記念館(緑ケ丘2)の1階ロビーで3日、アイヌ文化に関わる動植物を紹介するパネル展が始まった。約30枚のパネルを並べ、動植物を通じてアイヌ民族の暮らしぶりを解説している。
同館の主催。パネルでは、ガマやオヒョウなどの植物がござや衣類に使われたことを紹介している。アイヌ民族が「村の守り神」とあがめるシマフクロウなど動物の写真も展示。それぞれのアイヌ語名も書いているほか、狩りなどアイヌ民族の日常の様子を説明するパネルもある。エゾノウワミズザクラは「キキンニ」と呼ばれ、実は子どものおやつに、風邪をひいた時には枝を煎じて飲んでいたという。
同館の池田亨嘉学芸員は「身近な動植物がアイヌ文化にどのように関連するかをパネルから読み取ってほしい」と来場を呼び掛ける。
25日まで。入場無料。問い合わせは同館(電)0155・24・5352へ。
(古谷育世)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/466977