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アイヌ民族と動植物、関わり紹介 帯広百年記念館でパネル展

2020-10-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/03 21:00

帯広百年記念館で始まったアイヌ文化に登場する動植物を紹介するパネル展(村本典之撮影)
 帯広市の帯広百年記念館(緑ケ丘2)の1階ロビーで3日、アイヌ文化に関わる動植物を紹介するパネル展が始まった。約30枚のパネルを並べ、動植物を通じてアイヌ民族の暮らしぶりを解説している。
 同館の主催。パネルでは、ガマやオヒョウなどの植物がござや衣類に使われたことを紹介している。アイヌ民族が「村の守り神」とあがめるシマフクロウなど動物の写真も展示。それぞれのアイヌ語名も書いているほか、狩りなどアイヌ民族の日常の様子を説明するパネルもある。エゾノウワミズザクラは「キキンニ」と呼ばれ、実は子どものおやつに、風邪をひいた時には枝を煎じて飲んでいたという。
 同館の池田亨嘉学芸員は「身近な動植物がアイヌ文化にどのように関連するかをパネルから読み取ってほしい」と来場を呼び掛ける。
 25日まで。入場無料。問い合わせは同館(電)0155・24・5352へ。
(古谷育世)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/466977

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<注目閣僚に聞く>アイヌ政策 寄り添い推進 加藤勝信官房長官

2020-10-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/03 09:37
 ――官房長官の仕事にどう取り組みますか。
 「新型コロナウイルスや自然災害、北朝鮮からの弾道ミサイル発射などの危機管理にきっちり対応します。行政全体の調整も担いますが、縦割りや前例主義が妥当なのかを判断します。国民のために働く内閣の一員として努力したい」
 ――官房長官を7年8カ月務めた菅義偉首相を意識しますか。(加藤氏は)官僚出身で答弁が役人気質だという評もありますが。
 「首相を範としながら職責を担いたい。一番大事なことは国民の目線に立った行政が行われているかです。記者会見は私が一方的に話す場合もありますが、基本的には記者の皆さんとやりとりがあり、一緒に機能できるようにしたい」
 ――拉致問題や沖縄基地負担軽減も担当しています。
 「拉致被害者のご家族は高齢化しており、一刻の猶予もないという思いで問題の解決に当たります。沖縄基地負担軽減は安倍晋三政権の重要課題の一つであり、菅首相はできることはすべて行う、目に見える形で実現するという強い気持ちで取り組んできました。私も全力を尽くします」
 ――アイヌ政策の担当としてアイヌ民族の権利回復をどう進めますか。
 「アイヌ政策推進本部長を首相から引き継いで担当します。アイヌの人々が民族としての名誉・尊厳を保持し、次の時代に継承することは非常に重要です。引き続きアイヌの皆さんに寄り添いながら、政策を進めていきたい」(石井努)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/466814

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