NHK 10月04日 18時32分

明治時代に新ひだか町から掘り出され、東京大学に保管されていたアイヌ民族の遺骨が4日、地元のアイヌ協会に返還されました。
返還されたのは明治時代にいまの新ひだか町三石地区から掘り出され東京大学が研究目的で保管していたアイヌ民族の遺骨1体です。
4日、大学側から3人が地区を訪れて地元のアイヌ協会の関係者に遺骨を引き渡しました。
アイヌの人たちは返還を受けたあと神々に感謝と祈りを捧げる「カムイノミ」という儀式を行い、納骨堂に遺骨を納めました。
国はおととし、身元がわからない遺骨でも掘り出された地域がわかればアイヌ団体からの申請で返還できるとする指針を示していて、今回はこの指針に基づく初めての返還となりました。
東京大学の山本哲也本部総務課長は「今回の返還が私たちとアイヌの人たちにとってよい一歩となるよう祈る。アイヌの人々による尊厳ある慰霊の実現に力を尽くしていく」と話していました。
三石アイヌ協会の幌村司会長は「遺骨は明治以来の帰郷となってよかったし、私たちもほっとしている。どのように埋葬するか今後、検討したい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201004/7000025348.html

明治時代に新ひだか町から掘り出され、東京大学に保管されていたアイヌ民族の遺骨が4日、地元のアイヌ協会に返還されました。
返還されたのは明治時代にいまの新ひだか町三石地区から掘り出され東京大学が研究目的で保管していたアイヌ民族の遺骨1体です。
4日、大学側から3人が地区を訪れて地元のアイヌ協会の関係者に遺骨を引き渡しました。
アイヌの人たちは返還を受けたあと神々に感謝と祈りを捧げる「カムイノミ」という儀式を行い、納骨堂に遺骨を納めました。
国はおととし、身元がわからない遺骨でも掘り出された地域がわかればアイヌ団体からの申請で返還できるとする指針を示していて、今回はこの指針に基づく初めての返還となりました。
東京大学の山本哲也本部総務課長は「今回の返還が私たちとアイヌの人たちにとってよい一歩となるよう祈る。アイヌの人々による尊厳ある慰霊の実現に力を尽くしていく」と話していました。
三石アイヌ協会の幌村司会長は「遺骨は明治以来の帰郷となってよかったし、私たちもほっとしている。どのように埋葬するか今後、検討したい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201004/7000025348.html