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先住民族関連ニュース

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旭川市博物館の「アイヌ展示」 世界とのつながり示す「トンボ玉」に驚き

2021-12-05 | アイヌ民族関連
zakzak 2021.12/4 15:00
旭川市博物館の展示品。おそらく欧州由来のトンボ玉からなるタマサィ(山根一眞撮影)
先週、北海道の旭川市博物館を訪ね、展示品のひとつにくぎ付けになった。
きれいな模様があるガラス玉をつなげた首飾りだが、「どうしてアイヌ文化にこれがあるんだ!」と大声をあげてしまった。
説明パネルには、「代々、アイヌの女性に受け継がれて、儀式などの盛装の際に身につける」とある。このように「玉を連ねたものをタマサィと呼ぶ」のだそうだ。詳しい説明パネルはなかったが、学芸員の杉山一彦さんに話を聞くことができた。
展示品のタマサィは美しい模様のガラス玉に穴を空けて、ひもを通したもので、28個の大粒のガラス玉が連なっている。この種のガラス玉はトンボの眼になぞらえ「トンボ玉」として知られているが、私がびっくりしたのはブラジル、アマゾンの奥地の村、そしてアフリカ、セネガルの首都、ダカールの市場の骨董(こっとう)店で見たものとまったく同じものだったからだ。
およそ30年前、私はアマゾン河中流のニャムンダという小さな町を訪ねた。かつて勇猛な女族がいたとされる地で、ギリシャ神話の女族、アマゾネスにちなんでアマゾンと名付けられた地名の由来がこの地なのだ。
その女族、アマゾネスにはムイラキタン(ムラキタンとも呼ぶ)という緑の蛙型の秘宝伝説があり、私はその秘宝を探しに行ったのである。古老から「奥地に魔術師ばかりが住む村があり、ムラキタンがあるかも」と聞き、苦労の末その村へ行き所有者を発見。交渉を重ね、ついにアマゾンの秘宝を入手したのだが、それは緑の蛙ではなく丸い玉だった。
何かおかしいとは思っていたが、その数年後、ダカールの市場の骨董店で「アマゾンの秘宝」そっくりのモノを大量に見たのだ。それがトンボ玉だった。
アフリカではトンボ玉が多く流通していた時代があり、その多くは16―17世紀のベネチア製だ。欧州人はその美しいガラス玉を交易に使い、「ガラス玉1つで奴隷1人が買えた」とも。つまり、トンボ玉は通貨だった。
あの「アマゾンの秘宝」は、アフリカとアマゾン間で大西洋を介した交易が盛んだったことを思わせたが、わが秘宝の夢は消えてしまった。その後、正倉院にもトンボ玉があると知り、このガラス玉による世界規模の経済圏を調べたいと思いつつ、およそ30年が過ぎてしまった。今回訪れた旭川市博物館で、その経済圏がアイヌにまで及んでいたことを知り驚いたのである。
旭川市博物館では、アイヌが13世紀頃から小型のカヌーで現在のロシアや中国との交易を行い、トンボ玉以外にも多くの貴重な輸入品を得ていたことを知った。それらに関する展示もあった(アイヌ文化はすごい。不勉強でした)。北海道白老町にある文化公園、ウポポイ(民族共生象徴空間)の国立アイヌ博物館では、アイヌの首飾りを中心とした「ビーズ アイヌモシリから世界へ」という特別展が開催中だったが、残念ながら訪ねることはできなかった(12月5日まで)。
https://www.zakzak.co.jp/article/20211204-OFG6YCYVZVONNK662CA22MOUDU/

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「鬼滅の刃」「ゴールデンカムイ」「るろ剣」…明治・大正時代のアニメでタイムトラベル!おすすめ作品【6選】

2021-12-05 | アイヌ民族関連
アニメ!アニメ!2021/12/04 12:30
『鬼滅の刃』遊郭編 キービジュアル(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable(アニメ!アニメ!)
いよいよ間近に迫るTVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編の放送日(2021年12月5日)。大正時代を反映した設定や当時の空気感が伝わってくる艶やかな背景美術にも注目が高まっています。
現代とは異なる時代にタイムトラベルしたかのような気分が味わえるのもアニメの魅力。そこで本稿では、大正時代や明治時代を舞台にしたアニメから、おすすめの6作品をご紹介します。
■世界的ヒット作!激動の時代で鬼を討つ『鬼滅の刃』
心優しき少年・竈門炭治郎が、鬼にされてしまった妹の禰豆子を人間に戻すために戦う姿を描いたダークファンタジー。原作は『週刊少年ジャンプ』で2016年から2020年まで連載されました。
TVアニメは2019年に『竈門炭治郎 立志編』を放送。2020年に公開された劇場版の『無限列車編』は、全世界での総興行収入が500億円を突破する異例の大ヒットとなりました。2021年12月5日からはTVアニメ第2期となる『遊郭編』の放送が予定されています。
そんな『鬼滅の刃』の舞台は大正時代。和と洋が入り乱れた街並みや、「年号が変わっている!」と驚く鬼がいるなど、時代の過渡期を感じさせる描写も見どころです。花江夏樹さん、鬼頭明里さん、下野紘さん、松岡禎丞さん、櫻井孝宏さんなど人気声優たちの魂がこもった演技も聞きごたえ抜群。ufotableによる迫力満点のバトルシーンは、まばたき厳禁です!
※「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記。
■同居から始まるラブストーリー『大正オトメ御伽話』
2021年10月よりTVアニメが放送中の『大正オトメ御伽話』。タイトルからもわかる通り、大正時代を舞台にした作品です。
主人公は、事故に遭い世を悲観するペシミストとなった志磨珠彦(CV:小林裕介)。心を閉ざしていた珠彦の生活は、妻となるべくやってきた少女・夕月(CV:会沢紗弥)によって一変します。
親の決めた相手を好きになることはできるのか、珠彦と夕月は本当の夫婦になれるのかなど、ドキドキしながら2人を応援したくなるラブストーリーです。
男女の結婚観や、「どうだ明るくなったろう」でおなじみの風刺画、学校の教科書にも載るほど普及していた童謡「星の界(よ)」など、大正時代を感じさせる描写にも注目!
■要素全部乗せの闇鍋サバイバル!『ゴールデンカムイ』
明治時代、とくに日露戦争前後に生きる人々を描いた『ゴールデンカムイ』。北海道周辺を舞台に、アイヌの莫大な金塊をめぐる戦いがくり広げられます。
TVアニメは2018年に第1期と第2期、2020年に第3期を放送。『週刊ヤングジャンプ』で連載されている原作は2021年7月より最終章に突入し、ますます注目を集めています。
「不死身の杉元」こと杉元佐一(CV:小林親弘)や凄腕のスナイパー尾形百之助(CV:津田健次郎)など、戦闘力抜群の登場人物が多い本作。シリアスなバトルシーンはもちろん見ごたえがありますが、ギャグやグルメ、狩猟などの描写にも力が入っています。
曲馬団(現在のサーカス団)の樺太公演など、明治時代の流行を取り入れたエピソードも多数。予測不可能な闇鍋風味の一攫千金サバイバルをお楽しみください。
■明治時代に貫く「殺さず」の誓い『るろうに剣心』
主人公は緋村剣心(CV:涼風真世)。江戸時代末期には「人斬り抜刀斎」として恐れられていた人物です。しかし明治時代になると表舞台から姿を消し、流浪人として生きることを選択。「殺さず」の誓いを守りながら、迫りくる強敵たちと刃を交えていきます。人を斬ることができない特別製の刀「逆刃刀」は、本作を知らない人の間でも有名なはず。
仲間たちと接することで徐々に生き方を見つけていく剣心の姿にも胸を打たれる作品です。
TVアニメは1996年から1998年まで放送され、1997年には劇場版『維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』を公開。その後もOVAとして1999年に『追憶編』、2001年に『星霜編』、2012年に『新京都編』が発売され、長く愛される作品となっています。
■三兄弟の絆に涙……『曇天に笑う』
舞台は明治11年の日本。重犯罪者専用監獄「獄門処」に罪人を護送する橋渡し人、曇(くもう)天火(CV:中村悠一)、空丸(CV:梶裕貴)、宙太郎(CV:代永翼)たち三兄弟の戦いが描かれます。
2014年にTVアニメが放送され、2017年から2018年には原作の『外伝』を映像化した劇場版3作品が公開されました。
『曇天に笑う』の背景にあるのは、明治時代の急速な欧米化。廃刀令で存在意義を奪われ、変わりゆく日本に不満を持つ者たちが後を絶たなかったため、政府は治安維持のために脱獄不可能な「獄門処」を作りました。
さらに厄介な存在が、300年に1度現れて災いをもたらすという大蛇(おろち)。大蛇の器となる者をめぐり、三兄弟をとりまく環境は激変していきます。曇家三兄弟の強い絆や大切なものを護るための戦いに、目頭が熱くなるはず。
■日本を飛び出しアメリカ横断!『天晴爛漫!』
ここまでは日本を舞台にした作品を挙げましたが、最後はワールドワイドな物語もご紹介!
明治時代に海を渡り、アメリカ大陸横断レースに挑む若者たちを描いた『天晴爛漫!』です。P.A.WORKSによるオリジナルTVアニメで、2020年に全13話が放送されました。
注目ポイントは、個性豊かなレーシングカーたち。主人公の空乃天晴(CV:花江夏樹)たちが乗る「天晴号」は蒸気機関、ヨーロッパからやってきたアル・リオン(CV:斉藤壮馬)が乗る「AL9」はガソリン車など、エンジンや車体にも特徴が出ています。
舞台となっている19世紀末といえば、欧米でガソリン車が生産され始めた時代。新たな時代の幕開けを、自動車レースから感じ取ってみてはいかがでしょうか。
◆◆◆
人々をひきつけてやまない魅力がある明治時代や大正時代。当時の文化や人々の生活を、アニメをもとに想像するのもおもしろいものです。サブスクリプションサービスで配信されている作品も多いので、ぜひアニメで時間旅行を楽しんでみてください!
https://news.goo.ne.jp/article/animeanime/entertainment/animeanime-65891.html

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訃報 七飯町在住の芥川賞作家 新井満さん死去 「千の風になって」作曲

2021-12-05 | アイヌ民族関連
HTB 12/4(土) 18:07配信
 芥川賞を受賞し、ヒット曲「千の風になって」などを作曲した、北海道七飯町在住の作家、新井満さんが誤嚥性肺炎のため3日に亡くなりました。75歳でした。
 新井さんは新潟市出身で、1988年に「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞しました。
 北海道を訪れた人々をもてなすイメージソング「イランカラプテ~君に逢えてよかった~」は2016年、新井さんとアイヌ民族の秋辺デボさんが制作し、道に寄贈されました。
 新井さんは道南の七飯町に別荘を購入して過ごすようになり、2010年に移住しました。2007年に日本レコード大賞作曲賞を受賞した「千の風になって」は、新井さんが大沼の風景を見ながら訳詞、作曲しました。大沼国定公園に設置されたモニュメントには「名曲誕生の地」と刻まれています。
 七飯町民からは「残念です」「七飯町に移住するほど、気に入ってくださっていたのに」など悼む声が聞かれました。葬儀、告別式は近親者のみで行われるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b0e5ba2c2dd9b6daec3257d3b768cbd1349d927

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アイヌ民工芸品展示販売会の開催

2021-12-05 | アイヌ民族関連
札幌市 2021年12月3日
アイヌ民工芸品の展示販売会を行います。伝統的な民工芸品から
現代風にアレンジされたものまで、たくさんの商品を取り揃えています。
皆様のご来店をお待ちしております。詳細は下記のとおりです。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ご来場の際はマスクの
着用をお願いいたします。
期間
令和3年12月13日(月曜日)~19日(日曜日)
※各日午前10時~午後6時
※1月以降の開催については実施が決まり次第お知らせします。
場所
札幌駅前通地下歩行空間9番出口横
主な商品
ポーチ

コースター
ブックカバー
スマホケース
木彫りペンダント
ペンダント
革製のパスケース
ハンカチ
マタンプシ(鉢巻き)
※画像はこれまで開催された販売会の商品であり、開催中の販売会に展示されていない場合があります。
※商品の多くはひとつひとつ手作業で制作しているため、色や形に違いがありますのでご了承ください。
このページについてのお問い合わせ
札幌市市民文化局市民生活部アイヌ施策課
〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎13階
電話番号:011-211-2277 内線:2277
ファクス番号:011-218-5153
お問い合わせフォーム
https://www.city.sapporo.jp/shimin/ainushisaku/shisaku/minkogeihin.html

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全身をロープで縛られたミイラが発見される。推定800~1200年前のもの(ペルー)

2021-12-05 | 先住民族関連
カラパイア2021年12月4日 20:00

ペルー、リマから24キロほどのところにあるカハマルキージャ遺跡の地下墓地から、少なくとも800年~1200年前のものと思われるミイラが発見された。
保存状態の良いこのミイラの最大の特徴的は、ロープで体をぐるぐる巻きにされ、手で顔を覆っているていることだ。
サンマルコス州立大学(UNMSM)の考古学者、ピーター・ヴァン・ダレン・ルナ氏によると、ミイラをロープで縛る儀式は、ペルーの海岸と山間部の間の地域で発達したチャクラ(Chaclla)文化で行われていたという。
全身をロープで縛られた若い男性のミイラカハマルキージャ遺跡の地下墓地で見つかった保存状態のよいミイラの性別ははっきり断定はできないが、若い男性で死亡推定年齢は25歳前後、少なくとも紀元800年~1200年前のものであるそうだ。
サンマルコス州立大学の考古学者ピーター・ヴァン・ダレン・ルナ氏は、放射性炭素年代測定を行えば、もっと正確な年代がわかるという。
サンマルコス州立大学の考古学者ピーター・ヴァン・ダレン・ルナ(右)とロープで縛られたミイラ(後方) / image credit:UNMSM
このミイラの最大の特徴は全身をロープで縛られていて、手で顔を覆っていることだ。
長い長い年月、地下墓室で縛られたまま胎児のようにうずくまっていた。陶器、石器、野菜の痕跡が残ったヒョウタンといった供物も見つかった。
 縛られたミイラが見つかったカハマルキージャ遺跡は、アンデスの高地と海岸線の都市部をつなぐ交易ルールに沿った場所にある。
 1000年から1470年の後期中間期は、アンデス地方の帝国間で多くの地域グループが再編され、力を得ていた時代で、交易の重要な中心地となっていた。その繁栄ぶりは、大規模な公共建造物や、大通り、広場などに反映されている。
 胎児の姿勢をとらせる、ロープで縛るといった行為は、スペイン征服時代以前の高地アンデスに住む人々の間では一般的な葬送習慣だった。
 このミイラから、カハマルキージャには、すぐ近くの沿岸部の人々だけでなく、山間部からのアンデス系の人たちも住んでいたことがわかる。
 海岸部と山間部をつなげる交易の中心として重要な場所となった結果、アンデスから人々が定住してきた可能性があるためだ。
 副葬品を伴うペルーのミイラは、スペイン人がやってくる前のアンデス先住民の文化についての理解を広げてくれる。
 今回発見されたミイラをもっと詳しく調べれば、さらに理解が進むことだろう。
[動画を見る]https://karapaia.com/archives/52308247.html
At least 800 year-old mummy found in Peru興味深いアンデス地方におけるミイラ文化 アンデス地方で先住民族によるミイラ作りが行われ始めたのは、7000年も前にさかのぼると言われている。
 現在のペルーやチリに住んでいたチンチョロ族は、エジプト人よりも数千年も前に初めてミイラ作りを行った人たちだ。愛する人の遺体を保存することで、生者が死者とのつながりをもつことができたのだ。
 興味深いのは、ペルーのミイラは、ただ埋葬されて、あの世で暮らせるようにされただけではないことだ。
 ミイラを家に安置したり、祭りにかつぎ出して、結婚式、種まきや収穫などの儀式に参加させたりすることもあったという。
 愛する故人の墓に食べ物や飲み物を捧げる文化もある。こうしたミイラは、生者と神々とをつなぐものと考えられ、重要な場面場面で、安置されている場所から引っ張り出されて、"教えを請われたり"することもあったという。
カハマルキージャ遺跡から見つかったロープで縛られたミイラのクローズアップ / image credit:UNMSM
 アンデス地方にはさまざまな文化をもつ民族が住んでいて、死者の扱いは自然にまかせるものから、ミイラ化するものまでそれぞれ違う。
 遺体の保存は、砂漠や山岳地域などアンデスじゅうで見られる自然の気候条件の助けをかりて、完全乾燥や冷凍乾燥させて行った。
 遺体は、アルコール(トウモロコシのビールであるチッチャ)を使って処理・保存された。初期のアンデス文明では、防腐剤として塩が使われ、埋葬前に遺体から肉や体液を取り除かれることが多かった。
 ミイラはたいてい、胎児のように足を抱えた姿勢で安置され、布で幾重にも巻かれで紐で縛り、頭にも布をかぶせることもあった。
 重要人物には、上質な布や宝石が使われた。死者の持ち物も一緒に埋葬され、職業の道具も添えられることもあったという。
※このコンテンツは教育および情報提供のみを目的としています
References:Archaeologists Discover 800-year-old Rope-bound Mummy in Peru | Ancient Origins / / written by konohazuku / edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52308247/

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