現代の魔女が手掛けるファッションブランド「オルト」がデビュー

FASHIONSNAP.COM 12/7(火) 14:36配信

　現代の魔女として活動するパラレル宇宙子が、ファッションブランド「オルト（alt）」を立ち上げた。オルトでは「現代に生きる魔女たちの戦闘服」をテーマに、本質と共に在りたい女性達を応援するアイテムを提案していく。
　広告業界で数多くのファッション・ビューティ関連の仕事に携わってきたパラレル宇宙子は、「自分の表現をしたければ自分の庭を創らねば」という思いから、積み上げたキャリアを全て捨て、セントラル・セント・マーチンズ （Central Saint Martins）へ入学。その後、ロンドンで現代に生きる魔女となり、「もう一人の自分（alter ego）」と「新しくそれに変わるもの（alternative）」を表現する場として「オルト」をスタートした。
　オルトでは、質の高いサステナブルな製品を多くの人に届けるために、原価率を60%に設定。また「日本の町工場から再び元気にしたい」という想いから、メイドインジャパンに拘り製作している。パラレル宇宙子は「サステナブルはもはや使い古された言葉で、当たり前のこと。ところがこの当たり前がまだまだ浸透しないのは、質の高いサステナブルなものはやはり値段が高いから。今までの固定概念や意識は、誰かが痛い思いをしてでも変えていかなければ」と話す。
　デビューコレクションとなる2022年春夏では「SHAMANICLINE～はじまりは赤い衣をきた者たちが舞うとき～」をタイトルに掲げ、大地に根付き自然界の神々と共存する先住民族をテーマに製作。テキスタイル生地や刺繍は、世界中の先住民族の魔除けや豊穣を祈る模様から着想を得ており、職人の手でひとつひとつ丁寧に作られている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8502c832e892083bc4b3ba62226fc0af294aa708

大阪商業大学で「世界の民俗ゲーム」展 文化の多様性と伝播の様子を紹介

みんなの経済新聞ネットワーク12/7(火) 22:43配信

　第19回特別展示「世界の民俗ゲーム」が現在、大阪商業大学アミューズメント産業研究所（東大阪市御厨栄町4、TEL 06-6618-4068）で開催されている。（東大阪経済新聞）
　「日本初の余暇文化産業を研究する専門機関」という同施設。今年は、地域別にゲームを展示し、その地域発祥のゲームやその地域で広く遊ばれていたものなどを紹介する。文化の多様性、文化がほかの地域に伝わっていく様子を知ってもらおうと企画した。期間中、世界の伝統的ゲームなどの資料130点を展示する。
　同施設研究員の高橋浩徳さんによると、アフリカを代表するゲームで、木の実や豆を駒として移動させるゲームの「マンカラ」は、世界で200を超す名称とルールがあるという。このほか、現在のエジプトにあったマムルーク王朝から発掘された遊戯札は4つの模様と2種類の絵札があり、その後、ヨーロッパにわたった。それぞれお国柄を反映したデザインで、フランスでは現在のトランプのデザインが誕生し、オランダでは木製でスタンプのような形をした「スラベルヤン」と呼ばれるゲームが誕生したという。
　アメリカの展示コーナーでは、斜めに傾いた箱を目掛けて豆やコーンが入った袋を投げ、箱の上に載せたり穴に入れたりして得点を競う「コーンホール」、車軸などに使われるワッシャーを箱の中にある筒を目掛けて投げる「ワッシャー投げ」などを紹介。生活の中で遊ばれたものにルールが作られ、ゲームになっていったものもあり、先住民族が楽しんだというゲームも展示する。
　トランプと同じ構成の「オケイ」は、トルコで伝統的に遊ばれている厚みのあるカード。欧米では少しルールを変え、「ラミィキューブ」という商品名で販売されている。古代ローマから伝わる2列の競争ゲーム「ナルド」は、ヨーロッパ方面では「タブラ」、英国では「バックギャモン」と呼ばれる。東南アジアの将棋は国によって少しずつルールが違っており、構成はチェスと同様だがルールは日本の将棋に似ているものなどがある。
　同研究所研究員の高橋浩徳さんは「遊びにも知恵と工夫を凝らしていたというところを感じていただければ」と話す。
　開催時間は10時～15時。日曜・祝日休館。入場無料。ファクスまたはメールでの事前予約が必要。12月25日まで。
https://news.yahoo.co.jp/articles/85245064efe72755f9e19661ddce44b543d9e3ab