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先住民族関連のニュース

平取・二風谷にクマ 沙流川歴史館など休業

2023-10-06 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年10月5日 22:34

 【平取】町二風谷の沙流川歴史館は5日、同館近くにクマ1頭が出没したため、周辺の施設・広場4カ所とともに同日午後から閉鎖した。6日は休業する。

 町によると5日午後1時半ごろ、同館から約30メートル離れた林に体長約2メートルのクマがいるのを観光客の男性が目撃し、同館に知らせた。クマは東の沙流川の方に去った。当時、同館に入館者はいなかった。

 ・・・・・

いずれも7日以降の対応は未定。(杉崎萌)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/920681/


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自見アイヌ担当相、ウポポイ初視察

2023-10-06 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年10月5日 19:20

アイヌ民族文化財団の常本理事長(手前右)から説明を受ける自見アイヌ施策担当相(右から2人目)

 【白老】自見英子沖縄北方・アイヌ施策担当相は5日、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を、就任後初めて視察した。終了後の記者会見で「今後もできる限り道内に足を運び、未来志向のアイヌ施策を推進したい」と述べた。

 自見氏はまずウポポイ内の慰霊施設に足を運び、北海道アイヌ協会の大川勝理事長らと懇談。体験交流ホールで伝統舞踊を観賞した。

 ・・・・・

(斎藤雅史)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/920506/


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自見沖縄・北方相 ”ウポポイ 年間100万人を目指す”

2023-10-06 | アイヌ民族関連

NHK10月05日 20時53分

アイヌ施策を担当する自見沖縄・北方担当大臣が、胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」を就任後初めて訪れ、「年間目標である100万人を目指して取り組んでいく」と述べ来場者の呼び込みに力を入れていく考えを示しました。
先月の内閣改造で、新たにアイヌ施策を担当することになった自見大臣は、5日、視察のため白老町にある「ウポポイ」を就任後初めて訪れました。
自見大臣はアイヌの人たちの遺骨が安置されている慰霊施設に献花したあと、ウポポイの概要について説明を受けたり国立アイヌ民族博物館を見学したりしました。
また非公開で北海道アイヌ協会の大川勝理事長らと懇談したほか、ウポポイの職員とも意見を交わしました。
視察を終えて記者団の取材に応じた自見大臣は「ここに来るとアイヌの歴史や文化を学ぶだけではなく体験できるということがすばらしい魅力であると感じた」と述べました。
そのうえでウポポイが年間の来場者の目標として掲げる100万人に到達するまで3年あまりかかったことをふまえ「関係省庁や北海道ともしっかり連携して年間目標を目指して取り組んでいきたい」と述べ、有識者検討会で戦略を見直し観光客などの呼び込みに力を入れていく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231005/7000061453.html


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アイヌ遺骨返還、道方針案に反対 市民団体が声明 /北海道

2023-10-06 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2023/10/5 地方版 有料記事 340文字

 北海道博物館(札幌市厚別区)で保管するアイヌ民族の遺骨7体を巡る道の返還方針案について、研究者らで構成する市民団体「アイヌ政策検討市民会議」は4日、反対する声明を道などに提出した。

 方針案では、遺骨が発掘、発見された場所などの情報を半年間公表。返還を希望する団体が申請し、道が適切かどうか確認して決めると定めている。これに対し、同団体は返還手続き前に、保管に至った経緯の精査▽遺骨発見地域のアイヌ民族団体、関係者との合意形成▽返還を博物館側から申し出る形式――の3点を求めた。

・・・・・・

【真貝恒平】

https://mainichi.jp/articles/20231005/ddl/k01/040/052000c


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「ぎこちなさ」に魅せられる...少年の成長譚『アイヌモシㇼ』の配役がもたらす説得力

2023-10-06 | アイヌ民族関連

ニューズウィーク2023年10月05日(木)19時25分

<熊送りの儀式「イオマンテ」をめぐる少年の成長物語。アイヌをテーマにしたドキュメンタリーやコミックは多いが、劇映画は意外に少ない>

『アイヌモシㇼ』のストーリーはとても単純だ。14歳のカントは、アイヌ民芸品店を営む母親のエミと北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで暮らしている。1年前の父親の死をきっかけにアイヌ文化と距離を置き始めたカントは、亡き父の友人であるデボに幼いヒグマの世話を任せられる。

でも、カントは知らなかったけれど、デボが子熊を飼育していたのは、アイヌにとって大切な熊送りの儀式「イオマンテ」復活のためだったのだ。全てを知って動揺するカント。やがてイオマンテの儀式が始まる。

つまり本作は少年の成長物語。その意味では映画の王道だ。観ながら、大学に入ったばかりの時期にサークルの飲み会で知り合った1人の言葉に困惑したことを思い出した。北海道出身という彼に、「アイヌは周辺に住んでいるのかな」と何げなく尋ねたとき、顔をゆがめながら彼は「あんな奴らの話などしたくない」と答えたのだ。それまでニコニコと談笑していただけに、その変化があまりに急激で、何と返せばいいのか分からなかった。

彼の暗い情念の根拠や由来は今も分からない。でも日本人は単一民族で構成されていると大真面目で言う人は、昔も今も意外に多い。冗談じゃない。日本人の法律的な定義は「日本の国籍を有する」人だ。決して民族的同一性を意味するものではない。

かつて日本列島では、(人類学的な見地からは諸説あるけれど)東南アジアを起源とする人たちが渡来して縄文人となり、北東アジアを起源とする人たちが定住して弥生人となり、さらに朝鮮半島とユーラシア大陸東部を起源とする人たちが渡来して(いちばん背の高い)古墳人となった。蝦夷(えみし)や隼人など先住民といえる人々もいた。これらが混血融和しながら現在のハイブリッドな日本人が形成された。

つまり雑種。でも多くの民族や言語や宗教が混在するアメリカやヨーロッパから帰国するたびに、空港で大勢の日本人を眺めながら、確かに単一民族なのかもと思いたくなる。息苦しい。扁平なのだ。さらに入管法改正(本当は改悪と書きたい)が示すように、インバウンドは歓迎するが外国人が生活圏に増えることを忌避する傾向は強くなるばかりだ。

これまでの人生で多くの北海道出身や在住の人と話してきたが、彼のような反応をした人は一人もいない。彼にはよほど特別な(普遍化できない)事情があったのだろうと今は思っている。

アイヌの現在や歴史をテーマにしたドキュメンタリーやコミックは数多いけれど、劇映画は意外に少ない。この夏に話題になった『山女』の福永壮志監督が2020年に発表した本作以外では、もうすぐ公開される『カムイのうた』と『ゴールデンカムイ』くらいだろうか。理由の1つは、アイヌとして説得力のある外見を持つ俳優が少ないからだろう。だからカントとデボと母エミだけではなく本作の主要キャストは、ほぼ全て実際のアイヌやその末裔たちだ。もちろん演技はプロじゃない。

ところが、そのぎこちなさが邪魔にならない。むしろ映画に貢献している。なぜだろう。もう一度観返したい。

『アイヌモシㇼ』(2020年)
監督/福永壮志
出演/下倉幹人、秋辺デボ、下倉絵美、OKI

<本誌2023年10月10日/17日合併号掲載>

映画『アイヌモシリ』予告編

https://www.youtube.com/watch?v=2v4Do7YBIV4

https://www.newsweekjapan.jp/mori/2023/10/post-69.php


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小田井涼平、北海道“ウポポイ”でアイヌの楽器・ムックリに初挑戦<一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅>

2023-10-06 | アイヌ民族関連

モデルプレス2023.10.05 12:00

元純烈の小田井涼平がMCを務める「一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅」(毎週木曜 夜8:00-9:00、BSJapanext〈263ch〉)は、全国各地の文化とグルメ、地元の人との触れ合いを通して、その土地の魅力を発掘していく旅番組。9月21日の放送では前回に引き続き、番組初となる北海道・苫小牧市の極上宿を訪ねる。アイヌ文化の楽器にチャレンジした。

ミシュランガイド北海道・三つ星の極上宿で創作懐石に舌鼓

小田井が訪れた極上宿は、ミシュランガイド北海道で三つ星を獲得した、「心のリゾート 海の別邸 ふる川」。太平洋の大海原を一望できるロケーションが特徴的だ。

待ちに待った夕食は北海道の創作懐石。最初に運ばれた刺身盛り合わせには、毛ガニ、マツカワカレイ、マイカ、つぶ貝、ドナルドサーモンが彩り豊かに並んでいる。合わせるのは醤油やポン酢ではなく、“マーマレード塩檸檬”という変わり種だ。初めて組み合わせる味わいだったが、小田井は「まず柑橘の風味が膨らんで、噛んだ時にお魚の味がぴょって覗く感じがするんですよ」と大絶賛。満面の笑みとともに喜びを表した。

そんな新鮮な海の幸を引き立てるのは、オール旭川素材の地酒・農家の酒。爽やかな味わいに目を丸めた小田井は、「喉越しというか、越さない。喉から直接入ってくる感じ」と持ち味である独特な表現で感動を口にする。

この日のメインとして食卓に上がったのは、白老牛と道産豚の檸檬しゃぶしゃぶ。「白老牛」とは2008年の「北海道洞爺湖サミット」で各国首脳に提供された黒毛和牛だ。檸檬しゃぶしゃぶは、そんな「白老牛をさっぱり食べたい」というリクエストに応えて生まれた一品なのだとか。さっそく口にした小田井は「美味い! 美味いです!」と満面の笑みを浮かべ、「しっかりした濃いお肉の味がついてるんですけど、意外と歯応えしっかりあるんですね」「噛んで噛んで味が出てくる」と大喜び。北海道が誇る滋味深い素材をたっぷり堪能したようだ。

小田井、ウポポイでアイヌ文化を学ぶ

翌朝、小田井が訪れたのは、アイヌ文化が色濃く残る白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)。ウポポイとは、伝承者の少ないアイヌ民族の歴史や文化を伝えるセンターのこと。北海道の先住民族であるアイヌ民族史を主題とした国立博物館、世界観や暮らしを学ぶことができる公園などが建設されている。

漫画『ゴールデンカムイ』のヒットで広く知られるようになったアイヌ。生活の全ての中心となる囲炉裏にはアペフッチカムイ(火の神)が宿るとされ、炭がパチパチと焼ける音は、カムイ(神)の言葉だと信じられていた。

興味深い話を聞いたあとで、小田井がアイヌ民族の伝統的な楽器であるムックリ(口琴)にチャレンジすることに。ムックリは自然界の音や演奏者の感情を表現するためのもので、特殊な加工がされた木の板を口の前に構え、括り付けた紐で横に引くことで「ビヨン」「ボヨン」といった音が鳴る。かなり特殊な楽器とあって小田井も演奏に苦戦していたが、初めての体験をしっかり楽しめたようだ。

最後に訪れたスポットは、日本屈指の温泉スポットである登別。日和山が噴火した時の爆裂火口跡で、周囲1キロメートルのひょうたん型の沼・大湯沼になっている。大湯沼は森林浴と共に楽しめる足湯で、ひたすら山道を登った先にあるそう。

辿り着いた足湯は、渓谷のように見える谷からお湯が流れ込むという仕組みだった。熱めの濁ったお湯に足をゆっくり浸した小田井は「めちゃくちゃ気持ちいい…海の砂浜みたい」と語り、「スケールが違うな、の一言。大自然の恵みが与えた大温泉」と大自然のなかで味わう足湯の壮大さを賞賛した。

頑張り屋、小田井のいま

2022年をもって純烈を卒業した小田井。当時は紅白にも出場するなど、凄まじい中高年人気のなかで激動の日々を送っていたという。ある番組では、妻・LiLiCoから新幹線で帰ってきた小田井が「何も映っていないテレビをじっと見続けていた」というゾッとするエピソードを明かしている。

そんな小田井は卒業後、間もなく「一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅」といった旅番組のMCに。忙しかった純烈時代に一区切りがついたあとに休息期間を設けず仕事を受けたのは、自身が目標にしていた“旅番組”のオファーだったという面も関係あるはずだ。

忙しく立ち働く小田井だからこそ、癒しの湯に浸かるようす・地元の美味を味わったときの説得力もひとしおだ。生来の人好き、歌で培った表現力、ステージ上で磨いたトーク。これからも小田井の旅番組では、彼が歩んできた“これまで”を感じさせてくれることだろう。

https://mdpr.jp/news/detail/3985431


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バッグや洋服、布絵100点超 四日市、堀田さん一点物展示販売 三重

2023-10-06 | アイヌ民族関連

伊勢新聞2023-10-05 北勢, 地域

【一点物のバッグを紹介する堀田さん=四日市市諏訪栄町の近鉄百貨店四日市店で】

【四日市】三重県四日市市三重の革工芸作家、堀田すみ子さん(78)は4日、同市諏訪栄町の近鉄百貨店四日市店4階のアートステーションで「革と布展」を開いた。オリジナルのバッグをはじめ、古布で作った洋服や布絵など100点以上を展示、販売している。11日まで。

すべて一点物。革と布を組み合わせたバッグは、布の部分的にアイヌ刺しゅうや刺し子を施したり。女の子のアップリケで彩られたバッグもあり、個性あふれる作品がそろう。

毎年、同店で作品展を開いており、堀田さんは「ぜひ会場に足を運んで、お気に入りを見つけてほしい」と話した。

https://www.isenp.co.jp/2023/10/05/99729/


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ラサール石井 東憤西笑 警察も司法も取り締まらない“暴走車”と化した岸田政権 このままじゃ日本は終わるよ

2023-10-06 | アイヌ民族関連

日刊ゲンダイ2023/10/05 06:00 更新日:2023/10/05 06:00

 アイヌ民族への侮辱的な投稿で札幌法務局から人権侵犯の事実があったと認定された杉田水脈氏が、なんと党の環境部会長代理に。フランス研修旅行とは名ばかりの観光旅行に次女を連れ大使館員に面倒を見させ、先に行って早く帰ったという疑惑まである松川るい氏は副幹事長に任命された。
 どちらも釈明や謝罪の会見もなく反省する気配もない。
 そして妻の殺人疑惑がいつの間にか不問になり、その他のスキャンダルも抱えた木原誠二氏は幹事長代理と政調会長特別補佐に。統一教会べったりで教祖を「ご父母様」と呼んだ萩生田光一氏は政調会長続投。
 いやはやなんだこれ。ワザとやってるのか。車で言えば岸田総理は逆ハンドルを切った状態だ。横滑りを防ぐには常道だが、そこそこ運転技術が必要だ。
 しかもこの車、アクセルは国民民主党だ。玉木代表自ら「アクセルになりたい」と言ったのだから。さらにガソリンの予備タンクには維新がたっぷり入ってる。
 公明党はブレーキだ。しかし麻生さんに「がん」だと言われ、その機能は怪しく、いざという時に止まれないかもしれない。

 要するにこの車は暴走車だ。いつ交差点の歩道に飛び込んで来るかわからない。
 しかし警察も司法も取り締まってくれない。
 自殺した近畿財務局赤木俊夫さんの妻雅子さんが、行政文書を不開示とした国の決定の取り消しを求めた訴訟で、大阪地裁は雅子さん側の請求を棄却した。
 ウィシュマさん死亡事件で、名古屋地検は入管側13人を不起訴にした。「私死ぬ」と訴えたウィシュマさんを「看守の注目を集めるために言った」とした。「詐病で人は死なない」と弁護士。当たり前だ。

これはもう独裁国家だ
 もうこの国に正義はない。それを正しく報道するメディアもない。これはもう独裁国家だ。
 しかもニュースで「最近日本人がフルーツを食べない」と言っていた。バカ。食べないんじゃない、食べられないんだよ。フルーツまで買う余裕がないんだよ。
 こんなド腐れ三流国家に落ちぶれた日本を愛せないよ。反日とでもなんでも言ってくれ。
「日本を取り戻す」って誰か言ってたけど、あんたが取り戻した日本はニセモノだったよ。
 今こそ本当の日本を取り戻さないと、このままじゃ100年いや50年もたないぞ。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/330105


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【雑学】「音威子府」なんて読む? 日本一長い駅名は?

2023-10-06 | アイヌ民族関連

マイナビニュース2023/10/05 07:30

著者:綿貫渉

ふだん何気なく電車や駅を利用していても、なぜ電車が時間通りに運行できているのか、「混雑率100%」の車両に実際何人乗っているのか……なんて、意外に知らないものですよね。元鉄道員の交通系YouTuberの綿貫渉さんが、面白くてためになる鉄道の豆知識を解説する「眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話」(日本文芸社)から、一部を抜粋してご紹介します。

長い駅名は更新が続いている

日本には約1万の駅が存在しますが、なかには意表をつく面白い駅名があります。たとえば難読で有名なところでは、JR宗谷本線の音威子府駅は「おといねっぷ」駅と読みます。その意味はアイヌ語で「川口のにごっている川」、「川尻を歩くと泥んこになる川」だそうです。

本州にある難読駅ではJR山陰本線の特牛駅で、「こっとい」駅と読みます。四国ではJR徳島線の「府中」駅で、これを「ふちゅう」と呼んでしまうのは、おそらく関東の人でしょう。徳島線の府中駅は「こう」駅と読みます。

次に「日本一長い駅名」を見てみましょう。それは富山地方鉄道の、読み仮名数が 32字である「トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前(五福末広町)」停留場です。それまで1位だった京福電気鉄道北野線の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」を抜いて2021(令和3)年に1位になりました。長い駅名は注目を浴び、地域のPRにもなるので、更新され続けています。つまり、駅名が長ければそれだけインパクトがあるので、競争が生まれるのです。

反対に「日本一短い駅名」は、JR紀勢本線と近鉄名古屋線、伊勢鉄道伊勢線が交わる津駅です。津駅は「世界一短い地名・駅名」としてギネスに登録されています。

本連載は、 「眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話」より、一部を抜粋してご紹介しています。

ほかの【鉄道雑学】もチェック!

https://news.mynavi.jp/article/tetsu-gaku-9/


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北東アジアの“ウクライナ化”を避けるには――朝鮮有事の視点から 東京外国語大学名誉教授・伊勢崎賢治

2023-10-06 | アイヌ民族関連

長周新聞2023年10月5日

 2年前の話から始めたい。ウクライナとロシアの国境にロシア軍が集中し出したのは2021年4月。その8カ月後、僕はノルウェーに呼ばれた。赴いたのはロシアにほど近いノルウェー北部トロムソの大学だが、ここにはロシアからの学者も集まった。今の欧州では、ノルウェーを含めてそれは難しい。

 この時には、ロシア軍の集中は既に10万に達し、集まった学者たちの緊張は半端ではなかった。われわれはこの時、確実にウクライナ戦争の開戦を予測した。この4カ月前の8月に、アフガニスタンにおける20年戦争にアメリカ・NATOは敗北したばかり。「あの男(プーチン)なら、絶対にこの期を逃さない」と。

 もし開戦になったら、ウクライナと同じ大国の狭間に位置するノルウェーやアイスランド(ともにNATO創立メンバー)、そしてアジアでは韓国や日本など「緩衝国家」の運命はどうなるのか? これがノルウェーに集まった学者たちの共通の問題意識だった。

 すでに、旧ソ連邦構成国だったバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)は、独立後NATOに加入するだけでなく、みずからを「トリップワイヤー化」している。加えてポーランドにも、サード(高高度防衛)ミサイルが配備されている。

 トリップワイヤーとは「仕掛け線」という意味だ。抑止戦略論上の専門用語であり、超大国や軍事同盟が、敵国の軍事力に均衡するよりずっと小さい兵力をその敵国の間近の緩衝国家に置くこと。つまり、なるべく安上がりな軍事供与で、挑発する装置を敵国の目の前の緩衝国家に置いておいて、有事になったらその緩衝国家を犠牲にして敵国の進軍を遅らせるという考え方だ。

 そして、その会議で共有された「緩衝国家」の定義は次の通り。
 「敵対する大きな国家や軍事同盟の狭間に位置し、武力衝突を防ぐクッションになっている国である。その敵対するいずれの大国も、このクッションを失うと自分たちの本土に危険が及ぶと考えるため、軍事侵攻され実際の被害を受ける可能性が、普通の国より格段に高く、しばしば代理戦争の戦場となる」

 同じくそこで共有された「代理戦争」の定義は、「大国が、その内政に深く関与する分断国家の政権もしくは反政府勢力に、その大国を敵と見なす別の大国が武力を供与し、みずからは血を流さず敵国を弱体化する軍事的な試み」だ。これは歴史上繰り返されてきた。

 ノルウェーに集まった学者たちは、今回のウクライナ戦争の開戦前、東部ドンバスにおけるウクライナ内戦がロシアが関与する代理戦争だったように、ロシアがウクライナに侵略すれば、それはアメリカの典型的な全面的代理戦争になるだろうと予測した。そして、それはその通りになった。

ロシアの上位目標とは

 北東アジア、朝鮮半島に話を移す。

 2017年、僕は韓国・板門店に招かれた。僕が招かれたのはPACC:Pacific Armies Chiefs Conference (太平洋陸軍参謀総長会議)――アメリカ“陸軍”太平洋総司令部が、NATO加盟国、そして日本の自衛隊陸上幕僚長を含む親米32カ国の陸軍のトップだけを呼ぶ会議だ。ちなみに僕が呼ばれるときは、外務省や防衛省などは経由せず個人的に依頼が来る。

 ここでは、主要会議のサブ部会として、当時トランプ大統領がツイッターで言及し世界を震撼させていた「米朝開戦」の現実的な軍事戦略をシミュレーションする機会を得た。

 現実的な軍事戦略とは、アメリカが「斬首作戦」を決行した後に始まる軍事占領――つまり人口2500万人の北朝鮮を軍事的に平定しレジームチェンジ(体制転換)を完了する――には、どのくらいの部隊と期間が必要か。それに必要な兵力を、果たして同盟国が(イラク、アフガニスタン戦争が同時進行する中で)拠出できるか。これがシミュレーションの中身だ。

 アメリカ陸軍から僕への依頼は、2017年当時すでに失敗が濃厚となっていたアフガン占領政策の負の教訓を語ってくれ、というものだった。

 実際、「軍事占領を敷く余力はない」ということが陸軍参謀総長たちのコンセンサスだった。軍事戦略シミュレーションの詳細は、ここでは語らない。ただ、ここで僕が得た知見は、ウクライナ(人口4000万人)の開戦で日本を含む西側社会で喧伝された「プーチンの野望」の実現性、つまり、ロシア陸軍のキャパで実現可能な戦争の上位目標を見極めるのに役に立った。ロシア一国で、ウクライナのレジームチェンジなどできるわけがないということだ。

日本を縛る冷戦の“遺物”

 本日の主題は、次だ。
 朝鮮半島の北緯38度線にある板門店には、北朝鮮と米韓軍が対峙するJSA共同警備地区がある【写真】。

 上の写真は、共同警備地区の米陸軍コマンダーが、僕を含む各国の陸軍参謀総長たちにブリーフィングしているところだが、後ろの石碑に注目してもらいたい。もちろん韓国、アメリカ。そして、イギリスやオーストラリアなど22カ国の国旗が見える。これが、韓国に司令部がある「朝鮮国連軍」だ。

 朝鮮国連軍は、国連憲章第七章に基づいて安保理が統括するPKOのような「国連軍」ではなく、米軍司令官の指揮下で活動する多国籍軍だ。根拠となる安保理決議は、1950年に北朝鮮が韓国に侵攻した直後に、ソ連欠席の下で採択された。今では考えられないことだ。国連軍が国連常任理事国(中国)と対峙することなどできるわけがない。この混乱期におけるどさくさ紛れの決議により、「国連軍」の名称と国連旗を用いることを認められただけだ。それ以来、これに関する安保理決議は一つもない。

 共同警備地区の青い建物の韓国側には、この看板【下写真】が立っている。朝鮮戦争は現在も「休戦状態」なので、朝鮮国連軍は実動している。現在は、在韓米軍司令官が朝鮮国連軍司令官を兼務している。

 そして、日本にも朝鮮国連軍の後方司令部が横田基地に置かれ、7つの米軍基地(横田基地、神奈川県のキャンプ座間と横須賀基地、長崎県の佐世保基地、沖縄県の嘉手納基地、普天間基地、ホワイトビーチ)が朝鮮国連軍の基地に指定されている。これらの基地には、日米の国旗とともにブルーの国連旗が立てられている。

 一方で、これがはたして“現在”の「国連軍」と呼べるのかという問題がある。
 1997年に当時のブトロス・ガリ国連事務総長が北朝鮮外務相にあてた親書に、その矛盾が現れている。(この書簡は現在も国連のホームページに収録されている)
 ガリ書簡とは、次の様なものだ。
 「朝鮮国連軍は、安保理の権限が及ぶ国連の下部組織として発動されたものではなく、それがアメリカ合衆国の責任の下に置かれることを条件に、単にその創設を奨励しただけのものである。よって、朝鮮国連軍の解消は、安保理を含む国連のいかなる組織の責任ではなく、すべてはアメリカ合衆国の一存で行われるべきである」

 「国連が解消できない国連軍」とは何か? これは、現在の国連から、ある意味、匙(さじ)を投げられている前世紀の“遺物”と考えるべきだ。

 なぜ、アメリカはこれの維持にこだわるのか。唯一の明確な目的は「北朝鮮と中国に対峙するのは、アメリカではなく“国連”である」という休戦の構図を維持したいというものだ。一つの印象操作だ。

 この「国連が解消できない国連軍」と世界で唯一、地位協定を結ぶ、おめでたい国がある。それが日本だ。
 日本政府は、朝鮮国連軍に参加する12カ国(アメリカ、オーストラリア、英国、カナダ、フランス、イタリア、トルコ、ニュージーランド、フィリピン、タイ、南アフリカ)と「朝鮮国連軍地位協定」を締結しており、現在も有効だ。

 1953年に結ばれた朝鮮戦争の休戦協定の当事者は、朝鮮国連軍(実質米韓)と北朝鮮プラス中国だ。

 特記すべきは、僕が出席した太平洋陸軍参謀長会議で前提とされ、米陸軍太平洋参謀総長との僕の会話でもそれは確認したが、「朝鮮半島有事。在韓米陸軍が動員されるそれは、朝鮮国連軍としての行動となる」ということだ。

 これはどういうことかというと、朝鮮有事の際、その開戦の決定において、アメリカは国連軍として行動しなければならない。そのためには、すべての参加国の協議と同意が必要となる。

 日本はその協議の中に入っているか? 否、入っていない。先ほどみた朝鮮国連軍の石碑にも、日本の国旗は入っていない。しかし、彼らが開戦を決定すれば、朝鮮国連軍地位協定によって、日本は自動的に後方支援基地になる。つまり国際法上の交戦国になる。それは「巻き込まれる」というような生易しい話ではない。
 そして、この朝鮮国連軍地位協定は、日米地位協定(日米合同委員会)と密接に連動している。

日韓両市民の共通課題

 僕は、共著『主権なき平和国家』(集英社文庫)で、アメリカが締結している120以上ある地位協定を比較し、日本と韓国だけに存在する異常性を暴いた。米軍が駐留する他のすべての国の地位協定は、互恵性(法的対等性)、つまり「(米軍の)自由なき駐留」が国際標準であるが、日韓だけは例外だ。その意味で、日本と韓国は、「従属二兄弟」と呼べるかもしれない。

 しかし、韓国は「平和時の指揮権」を米軍から取り戻しているので、その問題意識さえ政府にない日本は、世界で唯一の、極めて異常な従属国家だ。

 緩衝国家が戦場となる「ウクライナ化」――ここ北東アジアにおいてはどうか?
 中国の急速な軍事の成長に伴い、米軍は「軍事均衡線」の後退、つまりグアム方向への南下を長年にわたって段階的に進めており、これをトランプ政権の時に加速している。つまり、朝鮮有事においては、アメリカは、特に陸上戦において米兵を犠牲にしない戦略を進めている。この傾向はウクライナ戦争で実証されている。彼らはみずから戦わない。
 アメリカの開戦決定への従属で、日韓のわれわれが血を流すことは、なんとしても回避しなくてはならない。

 それは、冷戦の遺物である「朝鮮国連軍の解消」から、まず始めるのが良いと思う。これにとりくまなければならない。

 だが「国連が解消できない国連軍」をどう解消するか? それは日韓の市民社会が協働し、そのモーメンタムをつくるしかないと思う。

日本の翼賛化への警告

 日弁連の人権擁護大会が昨年9月30日、北海道旭川市でおこなわれた。

 そこでアイヌ民族権利保障プロジェクトチームが提案した「アイヌ民族の権利の保障を求める決議案」の採決では、日本の安全保障上の観点から、日弁連の国際交流委員会から総意として委員長名で反対意見が出されて僕は驚いた。以下、その反対意見を読み上げる。

*    *
 アイヌを含めた少数民族の権利保護は、非常に重要なテーマであることは、当委員会としても理解しております。
 しかしながら、当委員会としては、本案に対して、以下の理由により反対せざるを得ません。
 本案は、固有の漁労・狩猟の権利等、主権国家の権利・権益に関わるような権利保護のあり方が提唱されており、政治的・外交的には非常にセンシティブな問題であって、この時期に、日弁連会長の名で宣言・声明を出すことは、将来にわたりロシアの領土的侵攻(北海道、北方四島)の口実として利用されるおそれがございます。
 ロシアの領土主張や領土的侵攻が、当地の少数民族やロシア系住民の保護を口実として実行されてきたという、過去の歴史的事実を看過することはできません。
 これまで、アフガニスタン、チェチェン、南オセチア(ジョージア)、シリア、クリミア(ウクライナ)、ドンバス(ウクライナ)等は、すべてロシアが、当地の少数民族やロシア系住民の保護を口実として、領土的侵攻を行ってきたものです。
 現下の国際情勢に鑑みれば、日本の安全保障上、このような声明がロシアによる領土的侵攻等の政治的口実として悪用されることが強く懸念されます。
 以上により、当委員会(国際交流委員会)としては、本案に反対いたします。
*    *

  これは、ネトウヨ団体の発言ではない。日弁連の中の一委員会、それも国際交流のための委員会の見解だ。恥ずかしくて言葉も出てこない。

  NATOの創立メンバーであり、アメリカの最重要同盟国であるノルウェーは、冷戦時代には、NATOメンバーの中で唯一ロシアと国境を共有する国だった。その国境地帯は、同時に先住民族(サーミ族)の居住地であり、高度な自治が保障されている。そして、北極圏における経済権益の唯一の国際調整機関である北極評議会では、ロシアやアメリカと肩を並べて代表権まで与えられている。ウクライナ戦争の勃発以来、これらの制度に変化があったとは聞いていない。

  「敵国(ロシア・中国)に付け入る隙を与えるから少数民族の権利を制限する」のではなく、なぜ「少数民族の不満が敵国に利用されないように、(どんな人の権利でも大事にされることを普通とするなら)、それ以上に少数民族の権利を大事にする」という発想になれないのだろうか。

 「新しい戦前」に抗う力を

  「戦争に備えよ!」と、国民が戦争と、それへの動員を受け入れる土壌と文化をつくるには、かならず、仮想敵国を標的にする「絶対悪魔化」が、戦争に至る前の“平時”において必要となる。これが、ウクライナ戦争を機に、平時であるはずの今の日本で起きていることだ。

  こういう文化が世論を支配し始めると、敵と話すなんて腰抜けだ! という世論が醸成され、勇ましいことを言う政治家への求心力が高まるとともに、国家が仮想敵国と対話で戦争を予防しようとする政治動機への支持が消滅してゆく。

  特記しなければならないのは、こういう状況では、単に愛国主義勢力が大手を振るうだけではなく、その真逆に位置するはずの反戦勢力が、「平和を自衛する」ために、絶対悪魔化に加担し、翼賛体制をつくるということだ。こうなると、国家は戦争へのブレーキを完全に喪失する。「新しい戦前」とは、こういうことだ。

  このところ、防衛省の自衛隊入隊勧誘が学校現場に浸透する中、高校生の進路指導ということで、そういう「文化」の最前線にいる教職員から相談を受ける機会が多くなっている。

  「大手メディアの報道はどれもロシアが悪で、ウクライナは善というようなものばかりで、あっという間に日本全体が『ウクライナ、かわいそう』『ゼレンスキー、頑張れ』となってしまったように感じた。『日本にもゼレンスキーのような指導者が必要だ』と作文に書いてきた生徒もいた。はたして、今、目にしている情報をそのまま鵜呑みにして良いのだろうか。見えていない部分、知らされていないことがあるのではないか」「この空気の中で、教師として子供たちにどう接すればいいのか」「子どもたちを戦場に動員する役目を担わされることになったらどうしよう」という切実な声だ。

  僕のもとにも「敵が攻めてきたら家族のために銃をとらないのか?」という質問がよくくる。僕は国家の命令では絶対に銃はとらない。むしろそうなる前に、平時から「戦争に備えよ!」と勇ましく言い募り、敵と対話するという戦争回避に必要な外交能力と度胸のない政治家にこそ退場を求める。大事な子どもたちをこの無能な政治家の犠牲にしないためにも。その政治家には、普段の保守勢力だけでなく、翼賛化した「リベラル護憲勢力」も含まれる。

  僕は、現在の言論界で、「空気」に盾突く、本当に小さな少数派だが、このような先生方との交流の中で勇気をいただいている。心ある全国の教職員の皆さんとぜひ一緒に平和教育の指針を立て直したい。この「新しい戦前」の空気に抗って立ち上がる先生方への援助は惜しまない。ご依頼があれば、可能な限り全国どこへでも伺うことにしているので、ぜひ個別にご連絡いただきたいと思う。

(元アフガニスタン武装解除日本政府特別代表)

https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/27757


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つなぐ・つながる通信 

2023-10-06 | アイヌ民族関連

レイバーネット2023/10/5(転送歓迎、重複ご容赦)

市民連合から各立憲野党に提示する「衆議院選挙 共通政策項目案」の原案が市民連合事務局から提案されました。

10/4の市民連合拡大運営委員会で、中野晃一先生から、出来るだけ文字数を絞って読み易い共通政策にしたいと説明がありました。各政党中央に対して、共通政策として賛同を求めるものであり、憲法9条、13条をベースとした理念的なものとなっています。一方、各選挙区における政策協定は、地域の状況に応じて、更に踏み込んだ論議がなされるものと考えられます。なお、原案に関してのご提案があれば、10/14までに、事務局にメールをくださいとのことです。

shiminrengo@gmail.com

******* 衆議院選挙 共通政策項目案 ************

【 国民生活を守り、将来世代に繋げる政治への転換を 】

市民連合は8月に、自民党や維新と明確に対峙する立憲野党と市民の共闘のベースに憲法に基づく立憲民主主義の堅持があり、なかでも共通の政策ビジョンの中心に据えるべきが、9条と13条だとの考えを立憲野党各党に示し、さらには9月14日に立憲野党の代表・幹事長・書記局長との意見交換会を開催し、野党共闘への動きを加速させる方針を確認しました。次期衆議院選挙に向けて協力体制を整える必要がいよいよ迫っているおり、市民連合は、以下の基本的な共通政策項目を野党連携の土台とするよう要望します。

1 憲法も国民生活も無視し、使途・効果・財源が不明なままの軍拡路線をやめさせる日本国憲法が掲げる平和的生存権の理念に立脚した平和外交と専守防衛の安全保障政策に徹することこそ、危険かつ不毛な軍拡競争とその行き着く果ての戦争を回避し、真の意味で、国民の生命、自由及び幸福追求権を守ることができる。憲法9条の改悪や集団的自衛権の行使、殺傷兵器輸出の容認を許さず、辺野古新基地建設や南西諸島の軍事化を中止する。

2 物価高、燃料高騰、円安、不公平税制を放置せず、国民生活を守る経済政策を行う実質賃金が低迷しつづける中、急激な円安やエネルギー費高騰が多くの人の命と暮らしを脅かす事態になっている。インボイス制度の廃止、富裕層を優遇する逆進性の強い税制の是正と社会保険料負担の適正化、保育や教育のための子ども予算の増額など、国民生活を保障し将来世代へと繋げる政策へと転換する。現行の健康保険証は維持する。

3 すべて国民が個人として尊重されるよう、ジェンダー平等・人権保障を実現する政治の場、働く場、学ぶ場、家庭における男女平等の実現を目指し、選択的夫婦別姓制度や同性婚制度などを整備し、日本の将来世代にふさわしい、伸びやかで活力のある社会や経済へと転換する。日本に住む誰もが個人として尊重されるよう、女性、LGBTQ、アイヌ、外国人、障がい者、部落などあらゆる差別を禁止する包括的差別禁止法案を制定する。

4 将来世代へと繋げるために、気候変動対策を強化し、エネルギー転換を推進する国民生活を脅かす異常気象が頻発する現実を直視し、将来世代や未来の人々、生きものに対する責任を果たすために、国際協調に基づく気候変動と環境保全の対策を加速し、温暖化対策の強化へのリーダーシップを発揮する。原発にも化石燃料にも頼らないエネルギーへの転換を進め、脱炭素社会を早期に実現し、経済や安全保障上のリスクを軽減する。

5 後先を考えない権力の私物化を止め、立憲主義に基づく公正で開かれた政治を行う 「一強体制」の特権的な支配層の下の権力の腐敗に歯止めをかけ、国民みんなのための政治を取り戻す責任が立憲野党にある。同一選挙区からの世襲立候補や親族間の政治資金のやり取りを禁止する。解散権の制限を法制化し、有権者が熟慮のすえ投票できる公正な選挙を実現する。財政民主主義の原則をないがしろにする予備費の膨張と流用は認められない。

(案文 以上)

http://www.labornetjp.org/news/2023/1696489192521staff01


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SDGsを達成し、世界平和のルールづくりを考える記念すべきサミットを初開催。「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」

2023-10-06 | 先住民族関連

戦争のない世界を目指して、ノーベル平和賞受賞者6名が集結する世紀の瞬間!

一般社団法人ユナイテッド・ピース・インターナショナル2023年10月5日 11時00分

 国境を越えた地球レベルでの新たなグローバルガバナンスの構築を通じて、戦争のない平和な世界の創造を目的とする一般社団法人ユナイテッド・ピース・インターナショナル(UPI)は、この度、6名のノーベル平和賞受賞者に賛同を得て、SDGsを達成し世界平和のルールづくりを考える第一歩となる記念イベント「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」(後援:外務省)を以下の通り開催いたします。

*日 時: 2023年11月6日(月)13:00~18:00

*場 所: セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜ヶ丘町)

*後 援: 外務省

*参加費: 無料

*申込URL:https://eventregist.com/e/globalgovernance2023

 「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」は、国際情勢が激変する中、戦争や温暖化をはじめ地球規模で直面する人類共通の困難に対し、私たち一人ひとりが世界平和のルールを考えるキックオフイベントとして開催するもので、持続可能な社会の実現に向けた洞察と具体的な戦略について、多くの方と共有して参ります。

当該ノーベル平和賞受賞者6名が来日し、一堂に会する機会は今回初めてのことであり、貴重な講演とともに、世界平和に向けた重要な提言を行います。

  • ●「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」開催概要●

 1. 日 時: 2023 年11 月 6 日(月)13:00~18:00

 2. 主 催: 一般社団法人ユナイテッド・ピース・インターナショナル

 3. 後 援: 外務省 

 4. 協 賛: サニーヘルス株式会社

 5. 会 場: セルリアンタワー東急ホテル ※JR「渋谷」駅 徒歩5分

 6. 登 壇: ジョディ・ウィリアムズ 1997年度ノーベル平和賞受賞

 (順不同) レイマ・ボウィ 2011年度ノーベル平和賞受賞

       タワックル・カーマン  2011年度ノーベル平和賞受賞

       カイラシュ・サティヤルティ 2014年度ノーベル平和賞受賞

       シリン・エバディ 2003年度ノーベル平和賞受賞

       リゴベルタ・メンチュ・タム 1992年度ノーベル平和賞受賞

       ※ ゲストスピーカーの都合により、予告なく変更される場合があります。

 7. 内 容: ノーベル平和賞受賞者6名とのシンポジウム ※内容は決まり次第、随時更新いたします。

 8. 来場者: 1,000名 ※本イベントの来場は抽選となります。

 9. 参加費: 無料

10. 一般問合せ先: info@upi.or.jp (担当:伊東)

11. 申込URL: https://eventregist.com/e/globalgovernance2023

  • >>>SDGsグローバルガバナンスサミット2023登壇者<<<

特設サイト: https://www.globalgovernance.io/

ジョディ・ウィリアムズ Jody Williams

アメリカの教師で、平和活動家。バーモント州出身。地雷禁止国際キャンペーンの初代コーディネーターとして、対人地雷の禁止および除去について活動しています。その活動が評価され、1997 年に地雷禁止国際キャンペーンと共にノーベル平和賞を受賞。

レイマ・ボウィ Leymah Gbowee

リベリアの女性平和運動家。平和構築活動に女性が安全かつ全面的に参加できるよう求めて非暴力の活動を行った活動が評価され2011 年のノーベル平和賞受賞。

タワックル・カーマン Tawakel Karman

イエメンの女性活動家、政治家、作家、ジャーナリスト。2011 年のノーベル平和賞受賞者。同国で平和的なデモを訴え続けてきたことから、国内では革命の母とも呼ばれています。

イエメン人として初めてノーベル賞を受賞。

カイラシュ・サティヤルティ Kailash Satyarthi

1980年代より奴隷的な労働に従事させられる児童を救出したり、教育を施すと行った活動を開始。その功績が讃えられ、2014年度のノーベル平和賞を受賞。

シリン・エバディ Shirin Ebadi

イランの弁護士で、人権活動家、民主運動家。民主主義と人権擁護に対する貢献が評価され、2003年ノーベル平和賞を受賞。ノーベル賞を受賞する最初のイラン人で、最初の女性イスラム教徒。

リゴベルタ・メンチュ・タム Rigoberta Menchú Tum

グアテマラのマヤ系先住民族の1つキチェ族の人権活動家・実業家で、ユネスコ親善大使の1人。先住民への犯罪の責任追及と、補償を求めて活動を開始。グアテマラだけでなく、同様の差別や弾圧が繰り返されてきたラテンアメリカ諸国の先住民族に連帯を呼びかけ、国連への働きかけなど、先住民族の人権回復や真相究明に尽力。こうした活動が世界中に認められ、1992年にノーベル平和賞を受賞。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000130238.html


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意外に知らない…2つの大帝国を滅亡、多くの人類を殺戮した「感染症」とは?

2023-10-06 | 先住民族関連

ダイヤモンド10/5 6:02 配信

Photo: Adobe Stock

 人はなぜ病気になるのか?、ヒポクラテスとがん、奇跡の薬は化学兵器から生まれた、医療ドラマでは描かれない手術のリアル、医学は弱くて儚い人体を支える…。外科医けいゆうとして、ブログ累計1000万PV超、X(twitter)で約10万人のフォロワーを持つ著者が、医学の歴史、人が病気になるしくみ、人体の驚異のメカニズム、薬やワクチンの発見をめぐるエピソード、人類を脅かす病との戦い、古代から凄まじい進歩を遂げた手術の歴史などを紹介する『すばらしい医学』が発刊された。池谷裕二氏(東京大学薬学部教授、脳研究者)「気づけば読みふけってしまった。“よく知っていたはずの自分の体について実は何も知らなかった”という番狂わせに快感神経が刺激されまくるから」と絶賛されたその内容の一部を紹介します。
● 致死的な感染症
 天然痘ほど、人類の歴史に大きな影響を与えてきた感染症はないだろう。
 致死的な感染症は時に、大国の軍事力をもはるかに上回る力を持つが、天然痘はその好例だ。
 十五世紀の大航海時代、ヨーロッパの人たちは南北アメリカ大陸を「発見」し、先住民たちの国家を次々に滅ぼした。彼らは気づかないうちに、銃や馬よりはるかに強力な「武器」を持ち込んでいた。ウイルスである。
● 滅ぼされる帝国
 かつて南米に栄えたアステカ帝国やインカ帝国は、数百万人もの人口を有する強大な国家であった。だが十六世紀前半、スペイン人のフランシスコ・ピサロやエルナン・コルテスが率いるわずかな手勢によって征服されてしまう。
 なぜ、このようなことが起きたのか。その大きな要因になったのが、スペイン人らが持ち込んだ天然痘ウイルスだ(1)。
 外界と一度も接触したことのなかった先住民たちは、ウイルスに対して一切の抵抗力を持たなかった。天然痘によって人口が激減し、すでに戦闘力が失われていた帝国は、こうして安々と征服されてしまったのだ。
 天然痘は凄まじい勢いで新大陸に広まり、おびただしい数の人命を奪った。1ミリメートルの一万分の一という、あまりにも小さな物体が、世界の勢力図すら変えてしまうほどの破壊力を持っているのだ。いや、むしろ人体はこれほどまでに弱く脆い、というほうが正確かもしれない。
● ワクチンを生んだ天然痘
 天然痘は、ポックスウイルス科に属する天然痘ウイルスが原因の感染症である。ポックス(pox)とはラテン語で斑点を意味し、天然痘患者の全身に現れる特徴的な発疹に由来する。
 天然痘は、医学史上初めてワクチンの生成に成功した感染症でもある。天然痘ワクチンを開発したのは、イギリスの医師エドワード・ジェンナーである。
 十八世紀のことだ。当時はもちろん、ウイルスの存在は知られていなかった。そもそも微生物が病気の原因になることすら知られていなかった時代だ。だが一つだけ、誰もが経験上よく知る事実があった。
● 牛から感染する病気
 天然痘にかかったのち運良く生き延びれば、それ以後は二度と天然痘にかからない。不思議な現象だった。
 身体が特定の病気に抵抗力を獲得するのだ。もし重い病気にかからずに抵抗力だけを獲得する方法があるなら、それに越したことはない。そこでジェンナーが注目したのは、牛痘という病気だった。
 牛から感染するこの病気では、天然痘に似た発疹が現れるものの、症状ははるかに軽い。だが、牛痘にかかった人はなぜか天然痘にかからなくなる。酪農地帯に生まれたジェンナーは、若い頃からこの事実を知っていた。
 ジェンナーがたどり着いたのは、牛痘に感染した人の膿を健常者に接種すれば、天然痘に対する抵抗力を獲得させることができるのではないか、という仮説だった。
● 「種痘を打たれたら牛になる」
 予防接種という概念がなかった当時、ジェンナーの発想は異端だった。二三人にこの手法(「種痘」と呼ばれた)を行い、一七九八年に研究結果を発表したジェンナーは、医学界で笑いものにされた。誰もその効果を信用しなかったからだ。
 「種痘を打たれたら牛になる」という根も葉もない噂がたち、イギリスの風刺作家は、のちに免疫学の教科書にも掲載される有名な風刺画を描いた。
 その風刺画では、中央に立ついかめしい表情の医師が、女性に無理やり注射を打とうとしている。恐怖に顔を歪める彼女の周囲には、鼻や腕から牛の顔が生えた人や、口の中から牛が出ている人が集まり、阿鼻叫喚の様相だ。ジェンナーの理論を揶揄したものである。
● 激減した天然痘の患者
 だが、種痘の効果が確かなものだとわかると、ジェンナーの成果を否定することはできなくなった。種痘は世界中に広まり、天然痘の患者は激減したのである。
 【参考文献】
(1)『人類と感染症の歴史 未知なる恐怖を超えて』(加藤茂孝著、丸善出版、二〇一三)
 (本原稿は、山本健人著『すばらしい医学』からの抜粋です)
山本健人(やまもと・たけひと) 2010年、京都大学医学部卒業。博士(医学)。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医、感染症専門医、がん治療認定医など。運営する医療情報サイト「外科医の視点」は1000万超のページビューを記録。時事メディカル、ダイヤモンド・オンラインなどのウェブメディアで連載。Twitter(外科医けいゆう)アカウント、フォロワー約10万人。著書に17万部のベストセラー『すばらしい人体』(ダイヤモンド社)、『医者が教える正しい病院のかかり方』(幻冬舎)、『もったいない患者対応』(じほう)、新刊に『すばらしい医学』(ダイヤモンド社)ほか多数。
Twitterアカウント https://twitter.com/keiyou30
公式サイト https://keiyouwhite.com

https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/ad77863d3b1df0f3997e184abd3c3d6d43e43133


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台湾離島での芸術祭「第二回馬祖ビエンナーレ 9.23-11.12」開幕、日本のアーティストも参加

2023-10-06 | 先住民族関連

社計株式会社2023年10月5日 08時00分

台湾、日本、フランス、ドイツ、マレーシア、ルクセンブルク、6カ国のアーティストの作品70点、9つの展示プログラムを展示

「馬祖ビエンナーレ」(馬祖国際芸術島)は、台湾の離島である馬祖で、連江県と蔡英文総統が会長を務める中華文化総会の共同主催、台湾文化部(文化省)と台湾交通部(交通省)観光局の特別後援で開催されています。台湾初の10年のビジョンを持ち、大規模なランドアートだけではなく、アート、教育、建築の3分野にわたる芸術祭です。第二回馬祖ビエンナーレは9月23日に開幕しました。台湾、日本、フランス、ドイツ、マレーシア、ルクセンブルクの6カ国のアーティストによる70作品や、80のクリエイティブチームと馬祖の人々による共同制作作品が、馬祖の4つの郷と5つの島に展示されています。馬祖の自然を取り入れた屋外でのインスタレーション、屋内での展示、視覚芸術、パフォーマンスアート、食などをお楽しみいただけます。日本からは高橋匡太氏と胡宮ゆきな氏の2名が参加、台湾、そして日本の小学生と共同制作した作品と、冷戦について考えさせられる作品を制作しました。

  • 媽祖巨神像前広場で盛大に開幕、日本のアーティスト、教員や中学生も参加

第二回馬祖ビエンナーレは、9月23日、世界最高の媽祖巨神像前広場において、台湾の現代書画の巨匠、陳合成氏が今回のテーマ「生紅過夏」を書き上げ開幕しました。開幕式には香川県高松市の男木島で教員として働く綾田美友さんと中学生の西川優花さん、そして日台を繋ぐ作品《雲の故郷へ》を制作したアーティストの高橋匡太氏らが出席しました。「生紅過夏(芸術の醸成)」は老酒の醸造過程を表現しています。またアートが馬祖で発酵していく過程を表しています。馬祖の日常生活に根付いた老酒文化から発想を得て時間によって積み重ねられた変化を伝え、創作を通じ馬祖文化を世界に紹介しています。

  • アート、パフォーマンスアート、食文化などに関する9つの展示プログラム

今年の展示プログラムには、馬祖のローカルキュレーターによる「島内視角」、空き家を創作スペースとする「轉厝プロジェクト」、馬祖の文化遺産である戦争遺物「26拠点」の地下スペースでの展示「地下実験室」、馬祖の公共スペースをアートで再解釈する「島嶼風景」、東引島の若手デザイナーによる「迴島嶼吧」、台電公共芸術(台電パブリックアート)による「島嶼生息」、そして食文化体験をメインとする「味覚実験室」があります。

最注目作品の一つは、「轉厝プロジェクト」として制作された《打開》です。南竿の津沙集落に作られたこの作品は、老酒文化を伝えるためガラスが用いられており、日常的な家族の思いを素材に、馬祖の家庭に共通する記憶を表現しています。またかつて大勢の人で賑わった南竿の梅石エリアの空き家をアートの力で蘇らせました。アートと建築チームが、現代的視点から閩東の伝統的な家屋建築と生活文化を再解釈したものです。「住居」が地域の風景とリンクした小さな美術館となりました。

「地下実験室」の注目作品は、北竿の橋仔集落にある五間排遺跡で見ることができる《漁光》です。アーティスト、劉致宏氏は抽象的な表現方法で、この建物でかつて行われていた漁業加工の歴史を伝えています。また公共スペース再解釈計画「島嶼風景」の作品の一つ《海は私の陸》は、先住民アーティスト、伊祐・噶照(Iyo Kacaw)氏によって制作されました。馬港ビーチに設置されたこの作品は、かつて馬祖にあった退役軍艦の部品を集め、馬祖の人々にとって不可欠な「船」の記憶を大型インスタレーションとして表現しています。この作品はビエンナーレ後も常設される予定で、馬祖の新しいランドマークとなるでしょう。

「地下実験室」の一つ、北竿橋仔五間排遺跡に設置された《漁光》は、アーティスト劉致宏氏によって制作されました。抽象的な表現方法で、この建物でかつて行われていた漁業加工の歴史を伝えています。(画像提供:馬祖ビエンナーレ)

「島嶼風景」の一つ、先住民アーティスト、伊祐・噶照(Iyo Kacaw)による『海は私の陸』。馬祖の古い船や退役軍艦の部品を収集し制作された、大型インスタレーション作品。(画像提供:馬祖ビエンナーレ)

  • 6ヶ国のアーティストが馬祖で創作を行い、国際的な対話を展開

新型コロナウイルス流行の落ち着きにより、第二回馬祖ビエンナーレにはより多くの国際的なアーティストが参加しています。日本の高橋匡太氏、胡宮ゆきな氏、ドイツのLars Koepsel氏、フランスのEmma Dusong氏、マレーシアの劉静怡(Raito Low)氏、ルクセンブルクのSven Gastauer氏、Claudine Arendt氏などが招待されました。

日本のアーティスト、高橋匡太氏は、馬祖の東莒小学校と日本香川県高松市立男木小・中学校でワークショップを行い、《雲の故郷へ》を共同制作しました。雲の風船には行きたいところが書かれたチケットが結ばれており、馬祖と男木島ならではの風景と台日の友情を結びつけています。

  • 冷戦時代の古い発電所が、アート作品となり一般公開

キュレーションユニット、台電公共芸術(台電パブリックアート)は、音と光を用いた作品『国家はあなたを必要としています:軍魂の光』を、北竿の発電所に常設展示として制作しました。坑道の中に建設された発電所は、馬祖の軍事管制の解除に伴いその役目を終えました。この特別な場所を再び一般公開し、没入型の音と光の作品として蘇らせます。

  • 馬祖の味を残し、伝承する

馬祖ビエンナーレの飲食プロジェクト「味覚実験室」には、「味覚の島嶼」をテーマに、飲食のプロや馬祖の店、結婚後馬祖で生活する世界各地出身の女性、Uターンした若者、地元の職人など、大勢の人々が参加しています。馬祖ならではの味を新たに見出し、多様な料理芸術を国際的に展開し、多様な味覚体験をすることができます。

第二回馬祖ビエンナーレは、2023年9月23日から11月12日まで、馬祖の4つの郷5つの島で開催しています。今年の秋は、馬祖での島巡りアート旅行に出かけませんか?

  • 第二回馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)、開催中

・開催期間:2023年9月23日(土)~2023年11月12日(日)

・公式サイト:https://matsubiennial.tw/

・Facebook:https://www.facebook.com/matsubiennial

・Instagram:https://www.instagram.com/matsubiennial

・主催:中華文化総会、連江県政府

・特別後援:台湾文化部、台湾交通部、台湾デジタル発展部、台湾交通部観光局、国家発展委員会、陳雪生議員事務所、連江県議会

・総合プロデュース:社計株式会社 呉漢中

・総合ディレクター:左脳創意 程詩郁

・総合運営:白日夢創意 劉慧婷

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000128446.html


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羽はあるけど飛べない鳥!? 独特の進化を遂げたダチョウ似のお洒落さん「エミュー」の生態にズームイン!

2023-10-06 | 先住民族関連

ソトラバ10/5(木) 17:03配信

二足歩行する飛べない鳥のエミュー

オーストラリア大陸には独特の自然があり、独特の生き物たちが生息しています。エミューもその一種です。オーストラリアの気温差のある乾燥した土地に生息していますが、とても生命力の強い鳥だとされています。そしてエミューの特徴は、鳥類でありながら空を飛べないということ。ちょっとへんな飛べない鳥エミューについて、掛川花鳥園の運営管理部課長・学芸員バード統括兼広報担当の北條龍哉さんにうかがいました。

【写真】十鳥十色のエミューの髪型を見る(全7枚)

普段はおだやかな性格で群れになって行動する

「当園には16羽のエミューが暮らし、基本的には群れで生活していますね。仲間のヒクイドリや同じく大型のダチョウと比べてもとても穏やかな性格で、普段はほとんどケンカをしません。繁殖期になると、たまに雄同士でけり合ったりする程度です。威嚇するときは首を伸ばしたり、犬のように毛をさかだてたりします」(北條さん)

エミューはダチョウに次ぐ2番目に大きな鳥類とされ、体長は高さが150~200cm程度です。ただし体重は軽くて40~60kg。

「大人が2人くらいで持ち上げることができますよ」と北條さん。

原付バイクとダッシュで張り合える

エミューはダチョウと同じく飛べない鳥です。なぜ鳥類でありながら飛べないのでしょうか。

「オーストラリアでは天敵が少なく空へ逃げる必要がなかったから翼が退化したわけです。ただし、まったく痕跡がないというわけではありません。鳥類ではダチョウに次いで2番目に大きいエミューですが、15cm程度の翼が残っています」(北條さん)

飛べない代わりに、エミューはよく歩き、走ることもあります。

「おっとりしていそうに見えますが、走ると時速30~40km/h程度になります。原付が走っているという感じでしょうか」(北條さん)

見分けるのが簡単! 十鳥十色な髪型にも注目

そんなエミューを見たらぜひ観察してほしいのが頭の羽だという。個体によっていろんな髪型をしているというのだ。

「よくお客様から、たくさんの鳥をどうやって見分けるんですか? というご質問を受けます。実はエミューの見分け方はとっても簡単です。頭をよく見てください」と北條さん。

確かにエミューの頭頂部の羽は、サラサラだったりツンツンしていたり、分け目があったり、パーマをかけたりしているように見える個体もいます。キザに見えたり、昔のヤンキー漫画に出てきそうなエミューもいます。

「だから飼育員としては見分けがつきやすくて便利ですね。エミューのチャームポイントの一つでもあります。園にいらしたらぜひ、よく見てみてください」(北條さん)

アボリジニとっては欠かせない生き物

ところで、エミューは太古の昔からオーストラリアの先住民族アボリジニをはじめ、オーストラリアに住む人々の生活に密接に関わってきました。食用肉となったり、薬としても役だったりしてきたそうです。

「捨てるところがない鳥だと言われ、食用肉になるほか、羽は防寒服に使われました。内臓の脂は薬屋化粧品として使われることもあります。卵は10cm程度で殻は深緑色をしています。たんぱくな味で、オムレツなどにはあまり適していませんが、お菓子づくりに使われることが多いようです。また、卵はエッグアートにも使われていますね」(北條さん)。

オーストラリアの大地を想像しながら、髪型がおしゃれなエミューを愛でてみてはいかがでしょうか。

平野智美

https://news.yahoo.co.jp/articles/6df73c24ca97b8dbc29bb0334ca25540a795e682?page=1


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