先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

秋サケささげて豊漁祈る アイヌの伝統儀式 池田町

2023-10-15 | アイヌ民族関連

NHK10月14日 15時21分

サケが川をさかのぼるこの時期に最初にとれたサケを神にささげ、豊漁を祈るアイヌ民族の伝統儀式が十勝の池田町で行われました。

「アシ※リチェ※プノミ」と呼ばれるアイヌ民族の伝統儀式は、14日、池田町の十勝川沿いにある千代田堰堤公園で行われ、地元のアイヌの団体などからおよそ20人が参加しました。
会場に設けられた祭壇には儀式のために十勝川で特別に捕獲されたサケが供えられ、民族衣装を着た参加者たちが神に祈りをささげました。
このあとアイヌ語の歌に合わせた伝統舞踊が披露されると、一般の観客も輪に加わるなど、参加者と観客が一緒になって盛り上がっていました。
また、会場では「チェ※プオハウ」と呼ばれるアイヌ料理のサケの煮込み汁がふるまわれ、訪れた人たちは秋の味覚を堪能していました。
帯広市から訪れた71歳の女性は「初めて食べましたがとてもおいしいです。サケの命をいただいていると実感します」と話していました。
アイヌ文化の継承に取り組む帯広カムイトウウポポ保存会の酒井奈々子会長は「サケがたくさんとれて無事に漁が終わりますようにと願いを込めて、火の神様・アペフチカムイにお祈りしました。このような文化があることを多くの人に知ってもらいたいです」と話していました。
※の「リ」「プ」は小文字。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231014/7000061665.html


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アイヌ「貝送り」江戸期の遺構か アワビの魂、神の国に返す儀式

2023-10-15 | アイヌ民族関連

東京新聞2023年10月14日 19時28分 (共同通信)

 アイヌ民族が「貝送り」の儀式を行ったとみられる遺構=8月、北海道・礼文島(北海道大アイヌ・先住民研究センター提供)

 北海道・礼文島でアイヌ民族がアワビの魂を神の国に返す「貝送り」の儀式を行ったとみられる江戸時代の遺構が見つかった。貝送りに関する具体的な証拠が確認されたのは初めてで、調査団を率いる北海道大アイヌ・先住民研究センター長の加藤博文教授は「アワビは重要な交易品として特別な存在だったのではないか」と話す。

 アイヌ民族には自然の恵みを神からの贈り物と考え、神の国に魂を送り返して再訪を願う儀式「イオマンテ」がある。地域によって儀式の対象に違いがあり「クマ送り」が広く知られている。

 加藤教授によると、遺構は8月、礼文島北部の砂丘にある遺跡で発掘。大量のアワビの殻が集中していた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/283754


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生成AI時代、マイノリティーが危惧する「文化盗用」

2023-10-15 | アイヌ民族関連

日本経済新聞2023年10月15日 5:00 [会員限定記事]

他者の作品を自らの滋養とし新たな表現を生むことは、創作の自然な循環だ。だがマイノリティーの文化的資産にただ乗りする「文化盗用」は時として激しい抗議の的となる。さらに問題を先鋭化しているのが、生成AI(人工知能)などの技術の進展だ。

ニュージーランド先住民、マオリの人々が生成AIによる「植民地化」を警戒していると、今春、ロイター通信が報じた。米国の生成AI開発企業がネット上のマオリ語の音声データを...

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残り1826文字

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2071O0Q3A920C2000000/


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与那国島で方言サミット始まる 継承へ講演や聞き比べ

2023-10-15 | ウチナー・沖縄

八重山日報2023/10/15

最初にオープニングアトラクションとして、国指定重要無形文化財「ダーナラシ(座ならし)」が祖納青年会によって披露された=14日、久部良小学校

 2023年度危機的な状況にある言語・方言サミット与那国島大会(文化庁主催)が14日、同町立久部良小学校で始まった。15日まで。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が消滅の危機にあるとした我が国の方言・8言語について、各地域や団体がブースを設け、維持・継承の取り組みを紹介。有識者の講演やアイヌ語や津軽弁と南部弁、与那国語の表現披露、各話者の聞き比べなどが行われている。

 ユネスコは、アイヌ語や八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語、八重山語、与那国語「どぅなんむぬい」の8言語が消滅の危機にあると指定。文化庁は東日本大震災の被災地である東北地方の方言も含め、維持・継承に取り組むため、各言語に対する理解を深める機会として、方言サミットを開催している。今回で8回目。
 14日は、与那国方言辞典の編集委員会専門委員である中澤光平氏=信州大学講師=が言語継承と研究者の役割と題し基調講演。
 続いて、石垣島や与那国島(祖納、比川、久部良)など沖縄各地や奄美、青森、北海道(アイヌ)から計14人の話者が登壇し、各言語であいさつを行い、来場者が聞き比べた。
 中澤氏は2016年から18年まで与那国方言保存継承支援事業に参加。与那国方言をまとめた「どぅなんむぬい辞典」の編集を研究者として監修した。
 「どぅなんむぬい」について、中澤氏は「国内で話される言語・方言の中で、最も母音の数が少ない」と紹介。発音などの事例を解説し、八重山諸島や南琉球の言葉との共通点が見られるとした。
 一方、「若い世代や島外から与那国島に移住した人は基本的に与那国語を話さない」と述べ、現在の話者の人数は「300人程度」と分析した。日常生活などで使われる言語であれば「変化は免れない。継承するならば変化を受け入れるべき」とした。
 聞き比べには、石垣島から東大濵剛さん、与那国島から稲藏まさのさん(祖納)、崎枝彦三さん(比川)、玉城孝さん(久部良)が登壇。沖縄本島や宮古島などと共に、初対面でのあいさつ、知り合いにあった時のあいさつなどを各方言で披露した。
 開催地を代表してあいさつした糸数健一町長は「どぅなんむぬい」の保存継承は課題の1つと指摘。「サミットを契機に、消滅危機にある言語・方言の復興が実現することを願う」と力を込めた。
 オープニングアトラクションとして、与那国の芸能「ダーナラシ(座ならし)」、「ミティ唄」、「ティンバイ(棒踊り)」が披露された。

https://yaeyama-nippo.co.jp/archives/21968


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みみできくおはなし会:イベント情報

2023-10-15 | アイヌ民族関連

十勝毎日新聞2023.10.15

地域

帯広

開催日

2023年10月15日(日)

時間

10:30~12:00

内容・説明

子どもから大人までを対象に開かれる。にしゆうこ作「ふたりのあさごはん」、日本のお話「かも取りごんべえ」、アイヌのお話「スズメのおんがえし」などを披露する。出入り自由。

場所

帯広市図書館 1階多目的視聴覚室

主催・後援

北海道昔ばなし大学帯広と同館共催

料金

無料

問い合わせ先

0155-22-4700(帯広市図書館)

https://kachimai.jp/event/event_calendar_data.php?id=7551


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【10月15日】アッシュアトリウム内と買物公園であさひかわみんなのおまつり開催

2023-10-15 | アイヌ民族関連

あさたん2023年10月14日 公開

2023年10月15日(日)に旭川市のアッシュアトリウムと買物公園で『あさひかわみんなのおまつり2023』が開催されます。
市内で活躍する活動団体・企業などによるブースやステージパフォーマンス、表彰などが行われるこのイベント。
体験ブースでは、防災や食、整体やメイク、アイヌ郷土文化紹介など様々なジャンルが体験できます。
旭山動物園グッズやお食事券がもらえる〇✕クイズも開催するのでぜひ♪

イベント詳細

イベント名:あさひかわみんなのおまつり2023
日時:2023年10月15日(日)13:00~16:00
場所:アッシュアトリウム・買物公園(北海道旭川市1条通7丁目155-1)

https://asatan.com/articles/6570


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「男こそ着物を! 呉服店若社長の挑戦(上)」鶴太郎氏が初「額裏」制作 粋を身にまとう

2023-10-15 | アイヌ民族関連

産経新聞2023/10/14 13:00

男の粋。羽織の裏地「額裏」を描いた片岡鶴太郎さん(右)と、銀座もとじの泉二啓太社長=東京都中央区(重松明子撮影)

着物といえば、華やかな女性の和装を思いがちだが、着付けや着心地などは男性の方が断然ラク。だから、男こそ着物を! そんな活動が実を結んできた。東京都中央区の呉服店「銀座もとじ」社長、泉二(もとじ)啓太さん(39)は多彩な活動と発信で、現代の価値観に合う「一生もののワードローブ」として着物ファンを増やしてきた。今回、片岡鶴太郎さん(68)が初めて手掛けた羽織の裏地「額裏」の個展を開き、男の粋を伝えている。根底にあるのは、日本の養蚕や染色、織物を守りたいという思いだ。

形見の大島紬「不思議と力を与えてくれた」

「着物の良さ。やっぱりねぇ、特に男の場合はね。着たときに人格、品格、色気、すべて出る気がするんです。その方の人生の酸いも甘いも、洒落(しゃれ)っ気も」

鶴太郎さんの江戸っ子口調に膝を打った。和装には〝男の顔〟と同じく、人生を映す深みがある。では初心者、若者の和装を、どんな風に見ていますか?

「夏場にゆかたから入ってさ、ガールフレンドなんかと着てる姿を見ると、あんな風になじんでいただいて、秋冬から着物はおってみたいな。なんて入ってくれたらいいですね」

いわずと知れた人気芸人であり俳優。30年前の冬に、道端で見かけた赤い椿を描きたいと自己流で墨彩画と書を始め、産経国際書展・産経新聞社賞(平成19年)、手島右卿(ゆうけい)賞(同27年)を受賞するなど、揺るぎない評価を得てきた。

今回初めて羽織の額裏を手掛けた「男の粋は羽織の裏」展が、本店併設ギャラリー「和染」で18日まで開かれている(入場無料)。

十数年前。江戸文化を紹介するテレビ番組の司会を務めていた際、「貸し出した着物を気に入り、ご来店くださったのが最初のご縁」と啓太さん。「昨年、私が社長を継ぐにあたり、額裏をやろうよと、新境地に取り組んでいただいた」

会場には、来年の干支の龍、不動明王、鯛やふく(フグ)、天狗(てんぐ)、大相撲など15点が展示されている。

「羽織る男の背中を押してくれる縁起のいいもの、エネルギーが湧くものを描いた。宴席なんかで脱いだときに裏をちらっと見せて、洒落て楽しんでもらえたら」と鶴太郎さん。

時代劇の日本刀や箸は右手で持つが、本来は左利きで、緻密な線描は左手、刷毛(はけ)のような職人仕事は右手と、巧みに両手を使って描く。今春、東京友禅作家の生駒暉夫さん(69)のアトリエを借りて、一気に書き上げた。「絹の直描きに失敗は許されない。集中力で一発本番。私、スリリングな仕事が好きなんですよね」。展示初日の12日時点で6点が売れる人気だ。

「第2、3弾もやります。ニューヨークでも展示したい」とうずうず。マルチな鶴太郎芸術に、また新たなジャンルが加わった。

銀座三越新館の裏手にある銀座もとじは月2回ペースで展覧会を開き、誰もが着物文化に触れられる空間を提供。重鎮の作品展示はもとより、染色や織に取り組むデビュー前の若手作家支援の場ともしている。

啓太さんの父で現会長の弘明さん(73)が、鹿児島県奄美大島から上京し昭和54年に創業。平成14年には、業界初の男性着物専門店を本店近くに開いた。

「苦しかったとき、高校1年の時に亡くした父の形見の大島紬(つむぎ)を身に着けると、不思議と力を与えてくれた」と弘明さん。思いは啓太さんに引き継がれた。

「着物の良さを知って、好きになってほしい」

それは着る人の喜びだけでなく、後継者不足などの問題を抱える着物産地を支えることでもある。現在、北海道アイヌのアットゥシ、沖縄県の与那国織まで全国30カ所の産地を扱い、オリジナルの生地や帯を発注して、買い取っている。

街路樹整備で刈られる銀座の柳を使った地元小学校での柳染めの課外授業。細く丈夫な糸を吐く雄の蚕をえりすぐった高付加価値の養蚕「プラチナボーイ」…。次回「下」では、エコで魅力的な日本文化として、若者や外国人にも共感を広げる取り組みと、男性着物の今を紹介する。(重松明子)

https://www.sankei.com/article/20231014-NW6C73SORFJFZEAME5RFKL3FOM/


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北日本では優秀な山菜「オオウバユリ」|植物ライター・成清 陽のヤマノハナ手帖 #27

2023-10-15 | アイヌ民族関連

ランドネ2023年10月14日 植物ライター成清 陽

登山&撮影をライフワークとする花ライターがお送りする、高山植物の偏愛記。静かに、しかしアツ~く、お花をご紹介します!

10月に入り、気候が突然変わってきた岐阜県山間部。ねちっこい湿気はどこへやら、ヒガンバナが満開の田では稲刈り真っ最中。新米にサンマ、うまし!そろそろ新酒、そして熱燗や!! と気合が入ります。そんななか、わが家ではホームスクールがオープンし、こちらも何かとせわしない日々。それだけに、今年の紅葉は低山で楽しむことになりそう(しょぼん)。今回はそんなトホホな気分もやわらげてくれる、一風変わったお花をご紹介します。

Data
オオウバユリ(ユリ科)
一般的な花期:7~8月
おもな生育場所:山地の林など

高山植物の女王・コマクサをご紹介してきた前回。たくさんの方々に見ていただいたようで、とてもうれしかった!!……が、しかし。困りました、次のテーマ。あまり華やかなものをセレクトしてもこの連載らしくなく、立て続けに人気者を出すもちょっとなあ。と迷っていたら、林のなかですっくと立ち上がった(!?)植物が思い浮かんだんです。そう、オオウバユリです!!ハイカーのみなさん、知っていますよね? だって、身長150cmにも及ぶ“足長おばさん”でっせ(「姥」は姥捨て山のウバですから)!

それでもココロのなかで、かの有名なる国会答弁「存じ上げません」(無表情)が飛び交う方は、このビジュアルでちょっと思い起こされるのでは。山歩きを楽しんでいたら、山麓とか湿原、その木道のわきっちょとかに背の高~い植物が。そして誰かが、ステッキで叩いて……。そうそう!ソレこそオオウバユリの果実なんです。あんましイジメないでとは思うものの、これを見かけると、誰もが一度はぺちぺちしたくなる。愛馬の首を優しく叩く、スキンシップみたいなもの……かな?

オオウバユリ、飛びまーす!!

なぜ叩きたくなるのか。それは、オオウバユリの種が飛ぶからです!といっても、ペガサスのような羽があるワケではなく、ひらひらと滑空できる程度のもの。およそ大きな子どもほどの身長から風に乗っけて種を飛ばし、数cmでも先の土地へ広がる努力を惜しみません。先にお話した“愛あるステッキ叩き”は、いままでワタシが見てきた経験上、晴れた日が多いかなと(雨の日登山に余裕ないですからね)。すると、無風でも少しは広がることができますね。これぞステキすぎる「ステッキ共生」!!

種の個数、数えてみました

ダジャレとかまじ連載オワタw」と思った方々、もうしばし猶予くださいまし(とくに編集部に土下座)。この種、いったいどのくらい入ってるのか、知りたくなりません?じつはワタシ、数えてみたんです。オオウバユリが手近で採集できる場所はレアですから、かわりにウバユリの果実のサンプルをいただいて。結果わかったのは……「果実は5つの部屋に分かれており、1室に約90個入っている」ということでした!!ちなみにこの果実ひとつに入っていた種は、495個。果実はひとつの茎に5つほどついていますので、5千個あまりの種を散布していたんですっ!!!

北日本では優秀な山菜

1株が5千個の種を生産するウバユリ、充分にヤヴァイですがオオウバユリだとどうなのか?そもそも、5千個発芽したら大変じゃん!興味がそそられますよね~。さて、そんなオオウバユリ、じつはアイヌ民族が「トゥレプ」と呼び、すりつぶした根茎からデンプンを取り出し、食用としていたそう。片栗粉のような役割だったのでしょうか?そしていまでも、東北地方を中心に、根はもちろん新芽をおひたしにするなどして食べられているそう。「オオウバユリ育ててるから、掘っていいよ~」という気前のいい方。「葉っぱおいしそうだから食べたよ!」という山菜好きな方。そんな方がみえたら、お声がけくださーい。爆速で取材に参りますのでっ!!

さてさて、今回ご紹介してきたオオウバユリ。いかがでしたでしょうか?最後にお話しました食材の話題は、採れる場所があるならたしかめる価値がありそう。ただ、注意したいのは「オオウバユリは一生に一度しか花が咲かない」という情報があること。つまり、花が咲くと枯れちゃうんですね~。大柄でがっちりしている反面、花が咲くと息絶える……。植物の奥ゆかしさを感じさせるエピソードです。

それでは、また。
みなさまのココロに、すてきな花が咲き誇りますように。

植物ライター
成清 陽
持ち前の強い好奇心で、大学時代から山・海・島を渡り歩いてきた個性派。自然ガイド、環境コンサル、アウトドア誌編集者、市営公園管理人、企業の森づくりなどなど、自然にまつわる職を転々としたのちにフリーランスに。好きな山は尾瀬、白山、御嶽、北岳。2023年春から岐阜県山間部のプチ古民家に移住し、半隠居ライフを通じて、どこまでユルく生きていけるのか絶賛お試し中です!

https://funq.jp/randonnee/article/920745/


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