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先住民族関連のニュース

千葉)子ども「柏ハカ」ブレイク 国内外で反響

2019-09-21 | 先住民族関連
朝日新聞 2019年9月21日03時00分
 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で3連覇を目指すニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」が事前キャンプを実施した千葉県柏市で、地元の子どもたちがNZ代表を歓迎するために踊った「柏ハカ」が国内外で反響を呼んでいる。海外メディアが取り上げ、動画もインターネットで世界に広がり、国際統括団体ワールドラグビーも紹介。柏ハカの継承活動を進める市ラグビー協会の関係者は「こんなことになるとは……。びっくり」と話している。
 ハカはNZの先住民族マオリが伝える歌と踊りで、NZ代表が試合前に士気を鼓舞するために踊ることで有名。柏ハカはその柏オリジナル版だ。
 NZ代表は9日夕に成田空港に到着。道路が渋滞し、柏市への到着が1時間半以上遅れた。宿泊先のホテル前の広場に集まったファンは約2400人。長い待ち時間に市職員が同協会に声をかけ、柏ラグビースクールの子どもたち約50人が急きょ柏ハカを披露した。海外メディアがこの様子をニュースで流し、W杯の大会公式ツイッターでも動画が流れて再生回数は現在230万回を超えた。ニュースや動画を見た海外の人からは「素晴らしい」などの声があがっている。
 柏ハカは市ラグビー協会と交流…
残り:579文字/全文:1073文字
https://www.asahi.com/articles/ASM9H7V10M9HUDCB01R.html

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アイヌ「先住民否定」日本会議が講演会 札幌市施設で開催へ 抗議相次ぐ

2019-09-21 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月20日 19時46分(最終更新 9月20日 19時46分)
 右派団体、日本会議北海道本部が21日、アイヌ民族が先住民族であることに疑問を投げかける内容の講演会「あなたもなれる? みんなで“アイヌ”になろう?」を札幌市の白石区民センターで開く。主催者によると「アイヌ利権」につながるとする国のアイヌ政策への批判も語られる見通しで、道本部のホームページに講演会のテーマなどが掲載された後から、アイヌ民族差別への懸念や抗議が市に相次いでいる。
 日本会議は中心メンバーの国会議員が今月発足した第4次安倍再改造内閣や自民党執行部に入るなど、影響力…
この記事は有料記事です。
残り527文字(全文766文字)
https://mainichi.jp/articles/20190920/k00/00m/040/275000c

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第23部 読者リクエスト特別編(3) 豊かな自然 表現育む

2019-09-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/21 05:00
■野鳥に魅せられ
 闇の中で存在感を放つ、真ん丸の黄色い目―。「全てを見透かしたかのような、澄んだまなざしだった」。野鳥写真家の嶋田忠さん(70)は、シマフクロウとの出会いを語る。23日まで東京都写真美術館で開いている、これまでの作品を振り返る個展にも、この鳥の作品が並ぶ。
 千歳市に移住した31歳の時、アイヌ民族の語り部から、シマフクロウは「集落の守り神(カムイ)」だと教わり、興味を持った。自分の目で確かめたくなり、森に何度も入った。
 警戒心が強く、姿を見るまでに2年かかった。巨木に目をつけ、離れてテントを張って息を潜めた。たそがれ時、静寂の中、音もなく現れた。「畳が現れたと思うほど大きかった」。両方の羽を広げると幅は1・8メートル。「神聖さを感じた」
 撮影の時はすぐにカメラを構えず、観察に全体の7割ほどの時間を費やす。頭の中に写真の構図を描くためだ。
 「思えば子供の頃から、鳥の習性をじっくり観察していた」。埼玉県の農村で育ち、森でわなを仕掛けて鳥をつかまえては、自宅の小屋で飼った。高校生の時に母から一眼レフカメラを買ってもらってからは、モズなどの野鳥を夢中で撮った。
 転機は20歳。長野県の清流でカワセミに出会い、あまりの美しさに、「一生撮りたい」と写真家を目指した。カワセミを10年間追い続け、1979年、写真集「カワセミ 清流に翔(と)ぶ」を出版。20万部のベストセラーとなり、一躍注目を集めた。
 千歳に移ったのは、カワセミの仲間アカショウビンを追うため。青々しいカワセミと対照的に、真っ赤な“火の鳥”だ。「燃えるような赤と、闘争心を感じる鋭い目。初めて見た時は恐怖すら感じた」。空港や街のすぐ近くに豊かな自然が広がる千歳は、撮影拠点に適していた。
 活動の場は国内にとどまらない。パプアニューギニアやボルネオなどの熱帯雨林を歩き回った。テレビの報道番組「ニュースステーション」やNHKの番組で映像製作にも携わった。
 2014年には、交流のあったアイヌ文化伝承者、中本ムツ子さん(11年に死去)の家を譲り受け、カフェ併設のギャラリーを開業。年間60種の野鳥が現れる庭には、お客のために撮影小屋を設け、そこで撮られた写真のコンテストも開いている。「隠れて野鳥を待ち、撮影する醍醐味(だいごみ)を知ってもらい、客どうし交流の輪を広げてほしい」

 福岡市の九州産業大美術館で9月7日~10月20日まで、個展を開催している。ニューギニア島で撮影した極楽鳥などを収めた写真集「LAST PARADISE 精霊の踊る森」(講談社・3888円)が発売中。千歳市蘭越90の「嶋田忠ネイチャーフォトギャラリー」は、併設のカフェで野鳥観察もできる。問い合わせは(電)0123・29・3410へ。
■芸術家交流の輪
 自然にひかれ移住する人が多い後志管内のニセコ地域(ニセコ、倶知安両町)でも芸術家どうし交流を広げる動きがある。
 「来年は美術館で展示会を開き、地域の人にアートを見に来てほしい」。8月上旬、切り絵作家の横山孝博さん(41)は、代表を務める「しりべしアートネットワークμs(ミューズ)」の打ち合わせでそう提案、集まったメンバーも「いいね」と賛同した。
 同管内の芸術家でつくるμsは昨年発足したばかり。同年7~8月の3週間、倶知安町の高級ホテルのレストラン「杏(あん)ダイニング」で開いた展示会には23人が作品を持ち寄った。写真、陶芸、水引アートなど多彩で、外国人観光客にも好評だった。
 横山さんは函館市出身。勤めの傍ら、4年前に切り絵を始めた。きっかけは、ニセコ町で開かれたアイヌ民族紋様の切り絵体験会。「魔よけなどの模様の意味やデザインに引かれた」
 羊蹄山を望む倶知安の自宅で制作。シカやヒグマなどの作品を雪の中に置いて写真に収めるなど独自の表現にこだわる。
 しかし、地域には、自身を含め若手の発信の場が限られることに限界を感じていた。そこで、ネットワークを立ち上げ、ギャラリーを回ってアーティスト一人一人に作品展への参加を呼び掛けた。
 中心メンバーで、同管内蘭越町で木工房を営む田代信太郎さん(51)は「横山さんの熱意でつながりができた」と話す。
 ニセコ地域は、スキーや避暑などで大勢の外国人観光客が訪れ、開発が進む。「冬のレジャーに並び、ニセコのアートを世界に発信したい」。横山さんは力を込めた。

 「しりべしアートネットワークμs(ミューズ)」は来年、発足後3回目となる作品展示会の開催を計画している。横山さんは倶知安町山田72の商業施設「クロスロードニセコ」の階段通路を利用したギャラリーを10月にオープン予定。自身の切り絵作品を展示する。(高野渡)
=第23部おわり=
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346798

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カナダ首相「差別的メーク」謝罪 顔を茶色に 18年前の写真発覚

2019-09-21 | 先住民族関連
東京新聞 2019年9月20日 朝刊

18日、顔や手を茶色く塗った2001年の写真について説明するトルドー首相=AP
 【ニューヨーク=赤川肇】カナダのトルドー首相は十八日、顔や手を茶色く塗った姿で納まった二〇〇一年の写真を報じられ、「もっと分別を持つべきだった。人種差別主義者がやることだ」と陳謝した。「国民に許しを請いたい」と辞任は否定した。
 トルドー氏率いる与党・自由党は一カ月後の総選挙で野党・保守党との接戦が見込まれている。同氏は先住民族出身者や女性を閣僚に積極登用するなどリベラルな姿勢で支持を集めてきただけに、総選挙への影響は避けられない。
 写真はトルドー氏が当時教えていた西部バンクーバーの私立学校の年鑑に載っているとされ、米誌タイム電子版が最初に報道。同氏によると、校内の「アラビアンナイト」を主題としたパーティーに出席した際の仮装姿で「アラジンの衣装を着て化粧を施した。やるべきではなかった」と非を認めつつ、「当時は人種差別主義的とは考えなかった」と釈明した。
 ただ、北米では顔を黒や茶色に塗るのは人種差別行為の一つとして広く認識されており、野党側は「この国を治めるのに不適格な人間」(保守党のシアー党首)と攻勢を強める構えだ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201909/CK2019092002000263.html

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<北海道>アイヌ民工芸品を展示販売

2019-09-21 | アイヌ民族関連
HTB 9/20(金) 11:51配信

 アイヌ文化を広く知ってもらおうと工芸品や民芸品などの展示販売会が札幌の地下歩行空間で行われています。
 札幌駅前通地下歩行空間では手縫いの刺繍をほどこした伝統的な布製品や現代的なデザインの木彫りのアクセサリーなどアイヌの民芸品や工芸品作家らの作品が展示販売されています。あすとあさってはより身近にアイヌ文化に触れる機会として札幌アイヌ協会の作家本人による刺繍の実演や作品の説明なども予定されています。展示販売会は23日月曜日まで行われます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000002-htbv-hok

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朝崎郁恵の声がけで始まったプロジェクト<Amamiaynu>。奄美とアイヌの夢のようなセッションを収録

2019-09-20 | アイヌ民族関連
タワーレコード 2019年09月19日 13:22

コンピレーションアルバム『アイヌと奄美』その先に生まれた新しい作品
2003年アイヌの伝統的歌手、安東ウメ子と奄美民謡の第一人者、朝崎郁恵が奄美大島の海の見える小高い丘のステージに一緒に立ち貴重なセッションをしたことがきっかけとなり、13年の時を経てもこの歴史的な共演を忘れられない朝崎郁恵からの声がけにより2018年冬、奄美民謡とアイヌ音楽のコラボレーション・プロジェクトが始まりました。
今作のうち6曲は先行アルバムに収録されていますが、プロデューサーのOKIにより全曲を新たにミックスし直し、さらに新録2曲を追加したコンプリート・アルバムです。新録曲の“Kyuramun rimse”と“Makya makyaupopo”では、安東ウメ子、朝崎郁恵、Rekpo(MAREWREW)、Kapiwによるヴォーカル、OKIのプロデュース/演奏での参加等、まさに奄美とアイヌの夢のようなセッションが実現しました!
●朝崎郁恵
1935年、奄美・加計呂麻島生まれ。太古より唄い継がれてきた奄美島唄の唄者(ウタシャ)。幼少より天性の素質に磨きをかけ、10代にして天才唄者と呼ばれる。ニューヨーク・カーネギーホール、ロサンゼルス、キューバ等での海外公演や、国立劇場10年連続公演等、数々の大舞台で奄美島唄を広める活動を続けてきた。現在放送中のNHK BSプレミアムの長寿番組「新日本風土記」のテーマ曲“あはがり”を唄う。奄美島唄の根底にある伝統はそのまま守りながら、ピアノや様々な民族音楽等、異分野とのコラボレーションで奄美島唄の可能性を広げ、今なおその世界を深めている。その魂を揺さぶる声、深い音霊は、世代や人種を超えて多くの人々に感動を届けている。
HP:www.asazakiikue.com
●OKI(オキ)
アサンカラ(旭川)アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器トンコリ奏者/ミュージシャン/プロデューサー。安東ウメ子やMAREWREW(マレウレウ)を手掛けるなどプロデューサーとしても活躍。2005年以降は自身が率いるOKI DUB AINU BANDでアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地をツアーし、世界最大規模のワールドミュージック・フェス「WOMAD」など国内のみならず海外のフェスにも多数出演。カナダの先住民系ダンサーや影絵作家、沖縄民謡の唄者・大城美佐子との共作アルバムのリリースなど活動は多岐に渡る。
HP:www.tonkori.com
●Rekpo(レクポ)
旭川出身でアイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに精力的に活動する女性ヴォーカルグループ、MAREWREWのメンバー。MAREWREWとしても最新アルバム『mikemike nociw』をリリースしたばかり。
●Kapiw&Apappo(カピウ&アパッポ)
阿寒湖・アイヌコタン出身のウポポを歌う姉妹ユニット。幼少の頃から、地元阿寒や祖母から伝承されてきた歌を中心に、民族楽器ムックリやトンコリも交えつつ、アイヌの歌の魅力を伝えている。
奄美 アイヌ レコーディング風景
「神様が来る時の唄はかったるい音なんだ」
OKI(トンコリ奏者)
レコーディングの初日に私たちは朝崎さんの原風景を知ることになった。加計呂麻島、朝崎さんの実家のあった村には浜から山に向かって神様の通る道がある。
浜側にはトネヤ(1)があって、よく人が集まって歌っていた。「いつものように私は外で遊んでいた。トネヤで唄が始まると、『ああ、今、神様が来てるんだ』と普通に思っていた。神様が来る時の唄はかったるい音なんだ。いつの間にか神様のやって来るところはトイレ付きの公民館に変わってしまった。」
「診療所を開業していた父は、診察の終わったおばあさんの前に録音機を置いて唄を録り始めた。父はその人が唄がうまいのを知っていたから。そして私はそのテープを何度も聴いて唄を覚えた。なかなか難しかった。」「今の子たちは昔を忘れている」と朝崎さんは言う。都会的でポップなシマ唄に気持ちがついて行けないようだ。今の子たちからすると「あの時代の事はあの時代だからできた、今は今でやるべき表現がある」ということになるのだろう。
朝崎さんの話はまるでアイヌのフチ(2)から話を聞いているようだった。アイヌは厳しい時代を生き抜いた歴代のエカシ(3)とフチを敬い、「昔のまま」を好む傾向がある。だからアイヌ文化の現代化にはそれほど熱心ではない。なぜなら失ったものが多すぎて新しいものを作るための文化的な体力がまだまだ不足しているからだ。「昔の事を分かっていないのに新しいものが作れるか?」というのがアイヌのジレンマにもなっている。だから私は奄美や沖縄のように人気のでるポップな音楽を作れる環境は逆に素晴らしいと思うのだ。文化に携わるアイヌはほぼすべて「いくらがんばっても昔のエカシやフチにはかなわない」という認識を持っている。新しい事を生み出すより、失ったものを取り返しながら一歩ずつでも先祖に近づいて行くというのがアイヌが共有する大切なモットーになっている。
今回の共演の始まりは15年ほど前に遡る。アイヌの伝統的歌手、安東ウメ子さんと朝崎さんは奄美の海の見える小高い丘のステージに立った。お二人は同世代で朝崎さんはウメ子さんに会うやいなや彼女の手をとって、「奄美とアイヌの音楽が一つになる日が来た。」と熱く語りかけていた。「ウメ子さんの歌は奄美の歌に似ているなあと思った。一緒に歌い始めたら歌の兄弟のようになった。」と朝崎さんはあの日を振り返る。一方、ウメ子さんはいざ伴奏が始まると横にいたカピウに「あんた先に歌いなさい。」と耳打ちしている。何事もポジティブな朝崎さんと奄美マナーにびびる北海道組の対比がおもしろかった。歌以外の楽器が二人を邪魔してたのかもしれない。白波の立つ海を背に奄美の歌とアイヌの歌が強い風に乗ってうねっていた。
朝崎さんは前向きだった。ことあるごとにウメ子さんとの共演は奄美とアイヌの「歴史上初めてのセッション、世界一のセッション」だったことを人に伝えてきた。そして一緒に作品を作る約束を果たせないままウメ子さんが亡くなってしまった無念さをいつも忘れずにいた。
今回のセッションで「アイヌと奄美の音楽は一つになる」という朝崎さんの想いはようやく現実のものとなった。朝崎さんはアイヌのウポポ(4)を聞きながら、三味線が奄美に伝わる以前の曲ばかりを選んでいった。三味線がいなくなってお互い自由度が増し、昔の懐かしい風景が私たちの前にひろがった。
(1)トネヤ 神様への祈りをするところ
(2)フチ 祖母に対する尊敬語
(3)エカシ 祖父に対する尊敬語 
(4)ウポポ 歌神様が来る時の唄はかったるい音なんだ」
https://tower.jp/article/feature_item/2019/09/19/0705

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ラグビーW杯 トンガ代表歓迎 札幌アイヌ協会が舞踊披露

2019-09-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/19 20:05 更新

 ラグビーW杯日本大会に出場するトンガ代表チームの歓迎行事「ウェルカムセレモニー」が19日、公認キャンプ地・札幌のアイヌ文化交流センター(南区)で開かれ、札幌アイヌ協会の会員たちがアイヌ民族の伝統舞踊を披露した。
 トンガ代表選手ら48人が参加。同協会の約15人が伝統楽器のムックリ(口琴)や輪踊りで歓迎した。多原良子副会長は「選手のみなさんの体が大きくて驚いた。海外にアイヌ文化を発信する良い機会だった。試合も頑張ってほしい」と笑顔で話した。
 セレモニーでは、トンガ代表に大会記念メダルなどが贈られたほか、シアレ・ピウタウ主将が必勝祈願のだるまに目を入れた。選手らが返礼として、普段は試合前に歌うという賛美歌を披露する場面も。ピウタウ主将は「歓迎の気持ちが伝わった」と感謝した。
 トンガは22日、札幌ドームでイングランドと対戦する。(斉藤千絵)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346392

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アイヌ舞踊でトンガ代表を歓迎 W杯キャンプ地、札幌

2019-09-20 | アイヌ民族関連
京都新聞【 2019年09月19日 11時21分 】

 トンガ代表の「チームウエルカムセレモニー」で披露された、アイヌの伝統楽器「ムックリ」の演奏=19日午前、札幌市南区
 20日に開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に出場するトンガ代表が19日、公認キャンプ地がある札幌市南区での「チームウエルカムセレモニー」に参加した。
 式典はアイヌ文化交流センターで開催。アイヌ民族の伝統舞踊が披露され、W杯参加を記念したメダルとキャップを選手らに贈呈。
 チームは16日に同区定山渓を拠点とするクラブチーム「北海道バーバリアンズ」のホームグラウンドにキャンプインし、最終的な調整を行っている。
 トンガ代表は22日、札幌ドームでイングランド代表と対戦する。
https://www.kyoto-np.co.jp/sports/article/20190919000051

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「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」 10月12日(土)~オリジナルコレクション販売開始

2019-09-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/19 13:00

2019年9月19日
株式会社ビームス
NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構
アイヌ文化を暮らしの中へ。
ビームス・フェニカと阿寒湖アイヌ工芸作家がコラボレーション!
新しいモノづくりへのチャレンジ
「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」
10月12日(土)~オリジナルコレクション販売開始
同時開催:阿寒湖アイヌ工芸作家によるトークショー、ライブイベント
会場:新宿・ビームス ジャパン(東京都新宿区新宿3丁目32−6)5F・フェニカスタジオ
 株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:設楽洋)の衣食住にまつわるアイテムを展開するレーベル<fennica(フェニカ)>とNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(北海道釧路市)がコラボレーションし、アイヌ文化を暮らしに取り入れる新作コレクション作品を発表します。
 ロンドンを拠点に世界のクラフトを追求するフェニカのディレクター、テリー・エリスと北村恵子の二人が、このたび北海道釧路市阿寒湖エリアの「アイヌ文化」に着目し、次世代のアイヌ文化を担う若手工芸作家のクリエーティビティーと融合。時間をかけて共に創り上げたオリジナルな作品の数々をお披露目するイベント「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」を、2019年10月12日より新宿のビームス ジャパン5F・フェニカ スタジオおよびBギャラリーにて開催いたします。
 アイヌ文様のシルバージュエリーや木彫りのカトラリー、伝統素材の籠バッグなど、アイヌ文化を身近なライフスタイルアイテムに取り入れました。会期中、併設ギャラリーにてアイヌ関連の展示ほか、トークショーやライブイベントなど作家と触れ合える機会もございます。
また、今回の取り組みについての特集ページ「fennica things vol.7阿寒湖とアイヌ」(https://www.beams.co.jp/special/fennica_things/vol7/)も10月1日(火)より公開予定です。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O1-Lx6PlrMN 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O13-w58XaM5y 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O14-9uwl5yD2 】
フェニカディレクター テリー・エリスのinstagramアカウント@_terry_ellis_より
開催概要
「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O2-92AFy764 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O3-wk7v7QF2 】
会期:<フェニカ スタジオ>商品販売 2019年10月12日(土)~20日(日)
※「AINU CRAFTS」の作品に加えて、fennicaセレクトの阿寒湖特産品などの販売を予定
<Bギャラリー>阿寒湖アイヌ関連展示2019年10月12日(土)~27日(日)
① ライブイベント:10月13日(日)18:00〜18:30
(来場予定作家)郷右近(ごううこん) 富貴子(ふきこ)氏、下倉絵美氏 ※姉妹音楽ユニット「kapiw&apappo」 
② トークショー:10月20日(日)18:00〜19:30
(来場予定作家)瀧口健吾氏、下倉洋之氏、鰹屋(かつや)エリカ氏、北村恵子、テリー・エリス 
※ライブイベント、トークショーは事前予約制となります。詳細や予約方法については、BギャラリーHPにてご確認ください(https://www.beams.co.jp/bgallery/)
会場:ビームス ジャパン 東京都新宿区新宿3-32-6 5F 電話:03-5368-7304
fennicaとは・・・
 "デザインとクラフトの橋渡し"をテーマに、日本を中心とした伝統的な手仕事と、主に北欧などから集められた新旧デザインを融合するスタイルを提案。“less global,more local”という考えのもと各地から集められたメンズ・ウィメンズのウェアはもとより食品まで、これまでのセレクトを範囲を超えた、ライフスタイル提案型の品揃えです。
伝統の上で新しいことに挑戦する日本各地のつくり手と共に、オリジナルの作品を生み出しており、昨今のやちむん(焼き物)など沖縄ブームの火付け役ともいわれています。
<fennica HP> https://www.beams.co.jp/fennica/
B GALLERYとは・・・
 “新しい時代の幸せを創造したい。共感の素材を提案し続けたい”というBEAMSの企業理念を受けた“文化発信空間”。アーティスト(=創造者)の知名度やジャンルの枠を超えた作品を発表していくことで、BEAMSならではの時代の気分や感動を提案しています。アーティスト、BEAMS、そしてゲストが“感動・創造・刺激”を共有し、共存・繁栄していくスペースです。
<B GALLERY HP> https://www.beams.co.jp/bgallery/
開発秘話
 2017年10月。fennicaの二人は、かねてよりのアイヌ文化への興味から、阿寒湖を訪問、取材。特に衣装(着物)には以前から興味があり、その織り、刺繍、文様などに引かれていたところ、さらに地元で活動する若手アーティストとの出会いをきっかけに、阿寒湖の豊かな風土とそこに根差したアイヌ文化からのインスピレーションを基に「AINU CRAFTS」の立ち上げに至りました。
 その後の約2年にわたる開発過程で何度も現地に足を運び、アーティストとのセッションを経て生まれたアイテム。阿寒湖訪問の「記念品」「お土産もの」にとどまらず、日常使いの生活用品として日々の暮らしを豊かにするものでありたい、アイヌ民族伝統の技術を継承したい、という思いで開発されています。
<ディレクターからのメッセージ>
・テリー・エリス
「瀧口さんの『イチンゲの店』を歩き回っていたときに目に飛び込んできたのが、このカトラリーでした。素朴な中にフォークロアを感じた。実用的なのに高い芸術性もあり、一点に終わらず集めて飾りたくなるでしょう」
・北村恵子
「阿寒には山、川、湖、森があるまれな地域ではないでしょうか。時間によって激しく変わる光、色、音などが体にしみこんでいるからこそ生まれてくる形や色があるのだな、と感じます。そしてアイヌアートは他の国や地域の伝統工芸に比べ、ほぼ全てのカテゴリーで現在も制作が可能なところが特徴。いまも家族のために作ることを続けている人たちがいて、ここまで残っているのは貴重です。
 日本の手しごとは各地で消滅の危機を迎えています。今なら、後継者がいなくても、そばで見ていた人がいたり、かつては触ったことがある人がいたり、ギリギリ間に合うタイミング。技術は途絶えてしまったらそこで終わりですから。素晴らしい技術は守らなくては、今やらなくては、という使命感のようなものがわれわれにはあります」
●fennicaディレクター/テリー・エリス、北村恵子プロフィール
1986年よりBEAMSロンドンオフィスとして、バイイングを担当。〈エミリオ プッチ〉、〈ヘルムート ラング〉、〈ゴヤール〉などのブランドを、日本に初めて紹介するなど類いまれな審美眼を持ち、1995年に<ビームス モダン リビング>をスタートさせる。<ビームス モダン リビング>では北欧ものを中心にバタフライスツールなども展開し、現在の日本のインテリアブームの先駆けに。 2003年より「フェニカ」を立ち上げ、日本を中心とした伝統的な手仕事を紹介。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O4-68UxwHj5 】
作家・作品リスト ※敬称略
瀧口健吾 <木彫り作家>
(ジャンル)木彫り
(作品)サラダサーバー、バターナイフ、チシポ(針入れ)木彫り熊、木彫り鮭など
郷右近富貴子<アイヌ工芸作家、アイヌ歌謡/唄い手>
(ジャンル)織物
(作品)エムシアツブレスレット
鰹屋エリカ<刺繍作家、アイヌ舞踊家>
(ジャンル)刺繍 
(作品)刺繍入り巾着 fennicaオホーツクライナーコート(一部に刺繍)
下倉絵美<アイヌ工芸作家、アイヌ歌謡/唄い手>
(ジャンル)織物 
(作品)籠バック
下倉洋之<(Ague)彫金作家> 
(ジャンル)彫金 
(作品)熊の手リング、ほか シルバージュエリー
木村多栄子
(ジャンル)編み物
(作品)サラニプカゴバック
※作家・作品リストの詳細は、添付リリースをご確認ください。
※参加作家については、以下のサイトもご参照ください。
「kar pe kuru 〜創り手の街 阿寒湖温泉〜」https://www.akanainu.jp/karpekuru
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/201909191027
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346268

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クライメートポリティクス 森林破壊、大統領が「促進」 ブラジル先住民「悲しい」(その2止)

2019-09-20 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月19日 東京朝刊
「アマゾン、俺たちのもの」 違法伐採、摘発困難
 9月11日、違法伐採を摘発する環境・再生可能天然資源院の取締官に同行し、ブラジル北部の先住民シクリンの保護区に入った。
 午後5時半。「あった。静かに」。取締官が木に巻き付けられた赤い布を見つけて、記者に注意した。布は伐採業者のキャンプの存在を示す目印の可能性がある。一行に緊張が走る。銃撃戦になることもあるからだ。
 拳銃で武装した取締官と、ライフルを構えた軍兵士2人が森に分け入る。約5分で戻ってくると、「入ってい…
この記事は有料記事です。
残り2766文字(全文2998文字)
https://mainichi.jp/articles/20190919/ddm/003/040/122000c

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<北海道>道がアイヌ男性を告訴 研究者らが取り下げ求める

2019-09-19 | アイヌ民族関連
HTB 9/18(水) 20:56配信

 先住民族の権利か?道の規則か?アイヌの男性が道の許可を得ずにサケを捕獲し道が告発した問題で、研究者らが道に告発を取り下げるよう求めています。
 今月1日、紋別市内を流れる藻別川で、紋別アイヌ協会の会長が、サケやマスなどおよそ60匹を捕獲しました。アイヌ民族が儀式に使うサケを捕る場合、道に事前申請が必要ですが、畠山さんは「アイヌのサケ漁は先住民族の権利であり行政の許可は必要ない」としてあえて申請しませんでした。道の告発を受けて道警は家宅捜索をして網やカゴを押収し、調べを進めています。
 鈴木知事は10日の定例会見で、警察に告発したことについて「再三の指導にも関わらずこのような行為となり、残念と述べました。これに対して先住民族の政策や国際法に詳しい研究者らが15日に会見を開き、国際人権問題に詳しい室蘭工大の丸山博名誉教授は、アイヌ民族のサケの捕獲は、国際法上、極めて正当な行為だと述べました。また東北学院大学の榎森進名誉教授は「(サケを捕獲するなどの)先住権とは個人に対する権利ではない。紋別という地域の中のアイヌ集団に与えられる権利」と説明し、「ごっちゃにしてはいけない」と話しました。アイヌ施策推進法(付帯決議)では、アイヌ文化継承のために行われるアイヌのサケ漁について、円滑に行われるよう配慮するとされています。許可制度の見直しについて問われた鈴木知事は、新たに考え方を変えることは考えていないと答えました。鹿児島純心女子大の広瀬健一郎准教授は「畠山さんの行為はこれまでの北海道による無策、無視があったなかで、やむなく行われた、道は畠山さんへの告発を即刻取り下げ、紋別アイヌ協会とサケの採捕の在り方について協議をはじめ、先住民族権利に配慮した合意形成を求めます」と訴えました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000008-htbv-hok

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道、白老駅前の拠点支援強化 ウポポイ開業へ

2019-09-19 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/19 05:00
 道は胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の来年4月開業に向け、同町がJR白老駅北側に建設しているインフォメーションセンターへの支援を強化する。スタッフの研修を行うほか、商談会や物産展への参加などをサポートする。
 関係者によると、研修についてはJR札幌駅構内の北海道どさんこプラザ札幌店で、経理や販売のノウハウを教える。来年2月に東京で開く道産品取引商談会や全国で年間約30回開いている「北海道の物産と観光展」への商品出品にも協力していく。
 同センターは11月に完成する予定。地元の観光案内や体験型観光ツアーの手配、特産品などの販売を行う。道は本年度から開設準備を支援する職員を派遣している。(村田亮)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346101

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【札幌・10月1日】アイヌ民族のトンコリと癒しのハープ〝リラ・プレカリア〞そして台湾パイワン族の賛美と踊り

2019-09-19 | アイヌ民族関連
キリスト新聞 2019年9月18日

アシュラムセンター主催
10月1日(火)後6時半~、日本基督教団札幌北光教会(札幌市中央区)。トンコリ=光野智子、松平亜美ほか。℡0748‒33‒4030(同主催)。
http://www.kirishin.com/2019/09/18/29462/

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クライメートポリティクス 森林破壊、大統領が「促進」 ブラジル先住民「悲しい」(その2止)

2019-09-19 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月19日 東京朝刊
「アマゾン、俺たちのもの」 違法伐採、摘発困難
 9月11日、違法伐採を摘発する環境・再生可能天然資源院の取締官に同行し、ブラジル北部の先住民シクリンの保護区に入った。
 午後5時半。「あった。静かに」。取締官が木に巻き付けられた赤い布を見つけて、記者に注意した。布は伐採業者のキャンプの存在を示す目印の可能性がある。一行に緊張が走る。銃撃戦になることもあるからだ。
 拳銃で武装した取締官と、ライフルを構えた軍兵士2人が森に分け入る。約5分で戻ってくると、「入ってい…
この記事は有料記事です。
残り2766文字(全文2998文字)
https://mainichi.jp/articles/20190919/ddm/003/040/122000c

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「凍った人糞のナイフで肉を切っていた」というイヌイットの伝説を実際に人類学者が検証

2019-09-19 | 先住民族関連
Gigazine2019年09月18日 20時00分

「氷雪地帯に住む先住民族のイヌイットは、自分のうんちでナイフを作り、肉を切っていた」という伝説が長年未検証のまま信じられてきたという事実を顧みて、人類学者が「本当に人糞のナイフで切れるのか?」という実験を、体を張って行いました。この研究結果が論文として発表されています。
Experimental replication shows knives manufactured from frozen human feces do not work - ScienceDirect
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352409X19305371?via%3Dihub
Knives made of frozen feces don’t make the cut, disproving well-known legend | Ars Technica
https://arstechnica.com/science/2019/09/knives-made-of-frozen-feces-dont-make-the-cut-disproving-well-known-legend/
人類学者のウェイド・デイビス氏は1998年に「Shadows in the Sun」という本の中で「イヌイットの男性がイグルーの外で排便し、便に唾液をかけ、研いでナイフを作った」という記録を残しました。記録によると、男性は人糞製のナイフで犬を殺し、その胸郭でソリを、皮膚で犬用の装具を作って闇の中に消えていったとのこと。
デイビス氏はこの逸話を「謎の男の孫から聞いた話」であることを説明しており、情報ソースとしての正しさが欠けていることを認めています。しかし、デイビス氏と同時期に探検家のピーター・フロイヘンも同様の逸話を残しています。
「実験考古学」を専門とする人類学者のメイティン・エレン氏は、「人糞製のナイフ」の逸話を聞いたことから人類学に興味を持った一人です。「過去300万年において存在したいかなる道具もラボで再現できる」語るエレン氏は、最新の研究で、この人糞製ナイフを作成することにしました。
エレン氏と同僚のミシェル・ベッバー氏は、研究を行うにあたって「学生たちに重荷を課すまい」と考え、自分たち自身の便を使ってナイフを作ることを決意。エレン氏は8日間にわたって北極圏の典型的な食事である「肉と脂肪が豊富な食事」を行うため、牛・七面鳥・サーモン・パーチ・ミートボール・ソーセージ・サラミ・卵などを食べ続けました。
一方でベッバー氏は対照実験のため、ヨーグルト・レンズ豆・米・チーズバーガー・ベーグル・クリームチーズ・スパゲッティーといった西洋の食事を続けました。そして二人は排便時に便を収集し、凍らせたとのこと。
この準備期間についてエレン氏は「タンパク質と脂肪酸のみを摂取し続ける生活は予想以上につらいものだった」と述べており、ベッバー氏は「すばらしいラボがあるのにラボに行かず家で便をする日々は憂うつだった」とコメントしています。
人糞製ナイフの切れ味の実験には、犬ではなく豚の皮膚や筋肉、腱(けん)などが利用されました。解体されたばかりの動物の肉は温かいため、肉はドライアイスで冷やされ「可能な限りカットが成功するよう配慮された」とのこと。
しかし、このような環境下でも「人糞製ナイフで肉を切る」という実験は成功しませんでした。科学者は研磨の前に「セラミック型を使って成形する」「手でこねて成形する」という2つの方法を採っていましたが、いずれの方法で成型したナイフも豚の皮膚を切ることはできなかったそうです。
人糞製のナイフは刃が豚の皮膚に接触すると、溶けてふん便の跡を残すだけでした。
実験は失敗に終わりましたが、今回の実験は室温が10度という環境で行われたため、「次はより寒冷な環境で実験を行う」と研究者は述べています。また、文献には「唾液をかけて凍らせる」とありますが、今回は有用性が疑わしいと判断され用いられなかったため、唾液を使う方法も検討されています。
「先住民族や先史時代の人々は技術的に機知に富んでおり、革新的だった」という考えは広く信じられていますが、時に、科学的検証がされていない主張によって言説が支持されていることもあります。「人類学者はこのような主張や仮説、都市伝説を見つけ出し、広く信じられている物語が確固とした事実であることを可能な限り保証していかなければならない」と論文は締めくくられています。
https://gigazine.net/news/20190918-frozen-human-fece-knive/

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