北海道新聞 09/19 13:00
2019年9月19日
株式会社ビームス
NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構
アイヌ文化を暮らしの中へ。
ビームス・フェニカと阿寒湖アイヌ工芸作家がコラボレーション!
新しいモノづくりへのチャレンジ
「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」
10月12日(土)~オリジナルコレクション販売開始
同時開催:阿寒湖アイヌ工芸作家によるトークショー、ライブイベント
会場:新宿・ビームス ジャパン(東京都新宿区新宿3丁目32−6)5F・フェニカスタジオ
株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:設楽洋)の衣食住にまつわるアイテムを展開するレーベル<fennica(フェニカ)>とNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(北海道釧路市)がコラボレーションし、アイヌ文化を暮らしに取り入れる新作コレクション作品を発表します。
ロンドンを拠点に世界のクラフトを追求するフェニカのディレクター、テリー・エリスと北村恵子の二人が、このたび北海道釧路市阿寒湖エリアの「アイヌ文化」に着目し、次世代のアイヌ文化を担う若手工芸作家のクリエーティビティーと融合。時間をかけて共に創り上げたオリジナルな作品の数々をお披露目するイベント「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」を、2019年10月12日より新宿のビームス ジャパン5F・フェニカ スタジオおよびBギャラリーにて開催いたします。
アイヌ文様のシルバージュエリーや木彫りのカトラリー、伝統素材の籠バッグなど、アイヌ文化を身近なライフスタイルアイテムに取り入れました。会期中、併設ギャラリーにてアイヌ関連の展示ほか、トークショーやライブイベントなど作家と触れ合える機会もございます。
また、今回の取り組みについての特集ページ「fennica things vol.7阿寒湖とアイヌ」(https://www.beams.co.jp/special/fennica_things/vol7/)も10月1日(火)より公開予定です。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O1-Lx6PlrMN 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O13-w58XaM5y 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O14-9uwl5yD2 】
フェニカディレクター テリー・エリスのinstagramアカウント@_terry_ellis_より
開催概要
「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O2-92AFy764 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O3-wk7v7QF2 】
会期:<フェニカ スタジオ>商品販売 2019年10月12日(土)~20日(日)
※「AINU CRAFTS」の作品に加えて、fennicaセレクトの阿寒湖特産品などの販売を予定
<Bギャラリー>阿寒湖アイヌ関連展示2019年10月12日(土)~27日(日)
① ライブイベント:10月13日(日)18:00〜18:30
(来場予定作家)郷右近(ごううこん) 富貴子(ふきこ)氏、下倉絵美氏 ※姉妹音楽ユニット「kapiw&apappo」
② トークショー:10月20日(日)18:00〜19:30
(来場予定作家)瀧口健吾氏、下倉洋之氏、鰹屋(かつや)エリカ氏、北村恵子、テリー・エリス
※ライブイベント、トークショーは事前予約制となります。詳細や予約方法については、BギャラリーHPにてご確認ください(https://www.beams.co.jp/bgallery/)
会場:ビームス ジャパン 東京都新宿区新宿3-32-6 5F 電話:03-5368-7304
fennicaとは・・・
"デザインとクラフトの橋渡し"をテーマに、日本を中心とした伝統的な手仕事と、主に北欧などから集められた新旧デザインを融合するスタイルを提案。“less global,more local”という考えのもと各地から集められたメンズ・ウィメンズのウェアはもとより食品まで、これまでのセレクトを範囲を超えた、ライフスタイル提案型の品揃えです。
伝統の上で新しいことに挑戦する日本各地のつくり手と共に、オリジナルの作品を生み出しており、昨今のやちむん(焼き物)など沖縄ブームの火付け役ともいわれています。
<fennica HP> https://www.beams.co.jp/fennica/
B GALLERYとは・・・
“新しい時代の幸せを創造したい。共感の素材を提案し続けたい”というBEAMSの企業理念を受けた“文化発信空間”。アーティスト(=創造者)の知名度やジャンルの枠を超えた作品を発表していくことで、BEAMSならではの時代の気分や感動を提案しています。アーティスト、BEAMS、そしてゲストが“感動・創造・刺激”を共有し、共存・繁栄していくスペースです。
<B GALLERY HP> https://www.beams.co.jp/bgallery/
開発秘話
2017年10月。fennicaの二人は、かねてよりのアイヌ文化への興味から、阿寒湖を訪問、取材。特に衣装(着物)には以前から興味があり、その織り、刺繍、文様などに引かれていたところ、さらに地元で活動する若手アーティストとの出会いをきっかけに、阿寒湖の豊かな風土とそこに根差したアイヌ文化からのインスピレーションを基に「AINU CRAFTS」の立ち上げに至りました。
その後の約2年にわたる開発過程で何度も現地に足を運び、アーティストとのセッションを経て生まれたアイテム。阿寒湖訪問の「記念品」「お土産もの」にとどまらず、日常使いの生活用品として日々の暮らしを豊かにするものでありたい、アイヌ民族伝統の技術を継承したい、という思いで開発されています。
<ディレクターからのメッセージ>
・テリー・エリス
「瀧口さんの『イチンゲの店』を歩き回っていたときに目に飛び込んできたのが、このカトラリーでした。素朴な中にフォークロアを感じた。実用的なのに高い芸術性もあり、一点に終わらず集めて飾りたくなるでしょう」
・北村恵子
「阿寒には山、川、湖、森があるまれな地域ではないでしょうか。時間によって激しく変わる光、色、音などが体にしみこんでいるからこそ生まれてくる形や色があるのだな、と感じます。そしてアイヌアートは他の国や地域の伝統工芸に比べ、ほぼ全てのカテゴリーで現在も制作が可能なところが特徴。いまも家族のために作ることを続けている人たちがいて、ここまで残っているのは貴重です。
日本の手しごとは各地で消滅の危機を迎えています。今なら、後継者がいなくても、そばで見ていた人がいたり、かつては触ったことがある人がいたり、ギリギリ間に合うタイミング。技術は途絶えてしまったらそこで終わりですから。素晴らしい技術は守らなくては、今やらなくては、という使命感のようなものがわれわれにはあります」
●fennicaディレクター/テリー・エリス、北村恵子プロフィール
1986年よりBEAMSロンドンオフィスとして、バイイングを担当。〈エミリオ プッチ〉、〈ヘルムート ラング〉、〈ゴヤール〉などのブランドを、日本に初めて紹介するなど類いまれな審美眼を持ち、1995年に<ビームス モダン リビング>をスタートさせる。<ビームス モダン リビング>では北欧ものを中心にバタフライスツールなども展開し、現在の日本のインテリアブームの先駆けに。 2003年より「フェニカ」を立ち上げ、日本を中心とした伝統的な手仕事を紹介。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O4-68UxwHj5 】
作家・作品リスト ※敬称略
瀧口健吾 <木彫り作家>
(ジャンル)木彫り
(作品)サラダサーバー、バターナイフ、チシポ(針入れ)木彫り熊、木彫り鮭など
郷右近富貴子<アイヌ工芸作家、アイヌ歌謡/唄い手>
(ジャンル)織物
(作品)エムシアツブレスレット
鰹屋エリカ<刺繍作家、アイヌ舞踊家>
(ジャンル)刺繍
(作品)刺繍入り巾着 fennicaオホーツクライナーコート(一部に刺繍)
下倉絵美<アイヌ工芸作家、アイヌ歌謡/唄い手>
(ジャンル)織物
(作品)籠バック
下倉洋之<(Ague)彫金作家>
(ジャンル)彫金
(作品)熊の手リング、ほか シルバージュエリー
木村多栄子
(ジャンル)編み物
(作品)サラニプカゴバック
※作家・作品リストの詳細は、添付リリースをご確認ください。
※参加作家については、以下のサイトもご参照ください。
「kar pe kuru 〜創り手の街 阿寒湖温泉〜」https://www.akanainu.jp/karpekuru
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/201909191027
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346268