昨年の秋、東北地方の棚田巡りをした。その報告です。
ここは山形県・鶴岡市・大網・中台です。
「七五三掛(しめかけ)の棚田」です。
山の中の山。山間に棚田が広がっていた。
おそらく先人達が苦労して開墾した棚田でしょう。
「七五三」は「しめ」と読み、語源は「しめ縄」との事。
しめ縄は、横縄に右側から7本、5本、3本のワラが下がっているので七五三縄(しめなわ)と表現した。そこから「七五三」を「しめ」と読むようになったとか!
七五三掛(しめかけ)の掛=崖のこと。
七五三掛地区で、2009年に地下水を要因とした大規模な地滑りが起き、農地や道路に亀裂や崩壊が生じ甚大な被害が発生した。9年をかけて排水トンネル等の対策工事を行い、2018年秋に完了した。