昨年の秋に鬼婆の声「私をおいてどこへ行くの!」の声。
「四国へ行ってくる!」「もう帰って来なくても良い!」の声を背中に受けて四国へ
ここは愛媛県・西条市・千町(せんじょう)です。
「千町の棚田」です。
西条市は、四国最高峰の石鎚山を南に仰ぎ、北は瀬戸内海に面している。
千町の地名の起こりは、山の傾斜地に開墾された田畑が千町
(せんちょう=約1000ヘクタール)もあろうかと思われるほど広いところから
名付けられたと言われている。
標高150m~500mの間にみごとな棚田が広がっていた。
山腹のいたるところに湧水があり、その水を利用して昔から稲作がおこなわれてきた。
今は、その面影を残す、石積みを見る事ができます。
千町のシンボル、木の灯篭です。
この広大な石積み棚田景観をこのまま過疎化・高齢化などにより、みすみす崩壊させてしまうのは忍びない。
この石垣の石は、青色で平らな面を持つ「へぎ石」が使われています。
大きなものは、割って四角に取ったり、鉄で作った矢を石の目に当て、鉄槌でたたけば板のように剥げる珍しい石です。