今回の旅は、「韓国の農業遺産等を訪れる」です。
済州島(チェジュとう)に来ています。
朝鮮半島の西南にあり日本海の間にある火山島です。
長崎県の五島列島に一番近く、約180Kmの距離があります。
ここは済州道・済州市 ・舊左邑・下道里です。済州島の東部です。
海女博物館に来ました。「じぇじぇじぇ」の博物館です。
海女の歴史や、生活や技術の伝統、抗日運動や島の教育などへの
海女の社会的貢献を伝える貴重な展示が展開していました。
韓国ではユネスコの世界無形遺産の登録を目指しています。
済州海女は困難な作業環境を乗り越え、強い生命力と開拓精神で
知られる済州女性の象徴でもあります。
20年前までも済州海女は家計の核心的な役割を果たしていました。
海女は韓国と日本にしかいません。
今年10月27日に「海女サミットinわじま」が日本各地・韓国から海女を招いて、輪島市で開催されました。
その大会宣言です。
「親しい交流をつづけ海女の文化と伝統を守り、世界に誇る海女文化としてユネスコ無形文化遺産登録に向けて前進させることを誓います」と述べ、サミットを締めくくった。
当日、「海女祭り」が開催されていました。
海女さんの無事を祈る奉納儀式中です。
海女博物館の屋上からの眺めです。
下道里は半農半漁の集落です。
昔は、日本に出稼ぎに行く、海女がいました。
アワビ、サザエ等の海産物を採取し、海女の収入で財産を築いた。
海を生業の場とする海女にとって、風の神であるヨンドン神は身近な存在です。
天童よしみの「珍島物語」を口ずさみました。
「海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの~♪」