東京はコロナが蔓延中。東京人は嫌われるので6年前に行った「貴州省の棚田の旅」をご案内します。
ここは貴州省・黎平県・肇興郷・厦格村です。「肇興郷・厦格の棚田」と名付けました。
集落までの約1Kmは棚田です。徒歩で棚田地帯を歩きます。写真左中央に樋が見えます。樋を渡して田から田へと水を流すシステムです。
貴州省の面積は日本の約半分で、人口は4000万人と約93%が山岳地帯ということで、平地の部分がほとんどない。
昔の日本の農耕社会と非常に似たような条件である山岳地帯で、いたるところに棚田が広がった。
少数民族の歴史は漢民族から受ける迫害の歴史でトン族と漢民族との戦いは、100回以上も繰り返され、やっとこの山岳地を安寧の場として勝ち得た。トン族の人々は迫害を受けるほどに、より強固な団結と独自文化への誇りと昇華度を高めるものなのであろう。