ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

ハープへの憧れ

2005-12-14 20:20:22 | Weblog
ホント言うとベースやギター弾いている自分が、こんなこというのも
スゴクおかしいんだけど、やっぱりハープ(ハーモニカ)の音色 
中でもノンビブラートのトゥースにはめっぽう憧れている。
花形楽器のSAXやペット、王様のPFの音色も勿論好きなのだが、
プレイヤーを離れて単にリスナーになった時は、どうもトゥースのCDを
セレクトすることが多いのね。車を運転しながらとか、お布団に入るときとか。
例えば自分の生涯最後の時には、トゥースを聞きながら逝きたいとさえ
思う。
普段演奏することの多いエバンスとか当然お墓に持っていく予定だが、
お葬式では泣きのトゥースをBGで流してもらいたいねー。
で、そんなに好きならやってみればいいのに・・と自分でも思って、クロマチックを買ってみたんだが、コレがめちゃくちゃむずかしい!
ハープには吹き吸いがあるでしょ?
だから移調するともうポジションがまるっきり別物になるし、吹き吸いの並びも変わる。殆ど吸い吸い吸い・・みたいなスケールにもなりうる。こりゃぶっ倒れるよん。
更にドが2つ並んでるでしょ?で、レバー操作でそれぞれ半音上がるんだが、コレを加味してのプレイは、よっぽどの慣れが必要。
テーマはなんとか吹き方を覚えればいいんだが、フリーなアドリブとかやろうとするとポジション、吹き吸い、レバー操作がこんがらがって、もうタイヘン。
もうテーマで精一杯。とてもトゥースの足元にもおよばない。
若い頃のレコードなどではパーカーやガレスピーなどのバップナンバーをバリバリ
やっていたという話だよ。
ウーン、そんなバカテクを微塵も感じさせず、クールに吹きこなす彼の音には
もう脱帽です。
あの甘く切ない、ベンドを多用した泣きのフレーズは、自分的には一等賞デス。