ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

エバンスだってノらないときもあったみたい・・

2006-03-13 22:11:51 | Weblog
エバンス大好きで、部屋やクルマでよく聞いているが、たまたま聞いたCDで、「ん?いつもと違うような、なんかやり切れていないな・・」という曲があった。
曲名は伏せておくが、よく知られたスタンダードである。
ベースはS・LやE・Gではなく、C・Iだったかな。
3人のインタープレーが十分にノっている曲だと、どこまでも転がるポリリズムやスペースの使い方、美しいクローズドボイシングがバンバン出てくるんだが、
なんかね、その曲だけヘンなの。
なんとか盛り上がろうとやや焦燥気味の感じがプレイから感じられる。更に
他のメンバーのプレイにもその焦燥感が伝播していっているのがわかる。
煮え切らないままにベースに引継がれ、バースに入り、テーマに戻ったんだけど、
イマイチ・・・じゃなくて、イマ0.5くらいだろうか。
どこがミスったとか間違っているワケでは決してなく、もちろん駄作ではないのだけど、自分が聞きなれたエバンスの演奏と 違うプレイであることが自分にはわかった。
でもなんかネ、その曲を聴けたことで、少しうれしくなった。
ノらないときはエバンスだってこういう感じになるんだ・・・。って。
なんかホッとしたというか・・・・。かえって参考になるんだよね!こういうの。

ニヤニヤしながら最近は聞いてるよん。