今回の旅行も終盤に入り愈々札幌市内と小樽市の観光を残すのみと成ってどちらを先に観光するか?迷いましたが帰りの船も小樽からの出港に成るので矢張り札幌市内観光を先に済ませて小樽はゆっくりと観光しようと云う事に成りました。然し家内は可也以前に札幌市と小樽市は勤め先の旅行で一度来て居て札幌時計台や大通り公園等の主だった観光スポットは既に訪れて居たので私の知っている観光スポットで家内の行った事の無い場所に案内する事にして徳島では見る機会の無い「大倉山ジャンプ競技場」に先ず向かいました。
然し私が札幌市内観光をしたのは2009年に初めて新篠津村の石狩川の堤防で移動運用して居た時に誰かに聞かれて「札幌は大都会なので中心部を車で回る自信が無いので素通りして積丹方面に向かう。」と言って居たのを厚別区の鈴木さん(JA8VIY)が聞き付けて翌日態々移動運用場所まで来られて「遠い所から態々北海道に来た人に札幌市内を見ずに四国に帰す事は出来ないので今日は拉致しに来ました。私が札幌市内を案内します。」と言われ鈴木さんの車で1日中札幌市内の色んな場所に案内頂きお世話に成った。
然し其れ以後の旅行で札幌市内は何回も通ったが観光は一度も無く北海道の各地を回る過程で市内の一部を通過するだけの事で有った。私は「田舎のごぞ道」には滅法強いが車線の多い都会の道の運転は前を見ながらナビの確認をせねば成らずと右折左折の場合は曲がれるレーン内に居らねば曲がれずモタモタすると直ぐに後ろの車に「バァ~ン」とクラクションを鳴らされる始末で余り好きでは無い。
今回の札幌市内の運転も大変であったが此の頃に成ると家内がナビ画面の見方が大分解かって来て居たので曲がり角を曲がると直ぐに次はどの車線に行くべきか?と次の曲がる場所までの距離数を読んで知らせてくれる様に成ったので私は前を見て運転に集中すれば良く最初に訪れた「大倉山ジャンプ競技場」辺りは未だ気分的に楽な方だったが北大のポプラ並木を見る為に北大キャンパスを目指した時は駐車場の場所が見付からず同じ場所を何回も回って漸く見付けたが其の間、緊張しっぱなしで可也心臓に悪かった。
此の日訪れた大倉山競技場に初めて訪れた夏にはジャンパーがどんどん練習で飛んでいて其の臨場感に「様まぁ~こんな所から飛び出せるなぁ~!」と驚いたが今回はランディグ・バーンの人工芝の張替え工事が行われて居て残念ながらスキージャンパーの飛ぶ勇姿を見る事は出来なかったので展望台下の喫茶店?でアイスクリームを食べたら下に降りて次の観光スポットに向かう予定が家内が下の「札幌オリンピック・ミュージアムに入ろう」と言い出し御付き合いで入ったらスキージャンプ・シミュレーターを含め各種競技の擬似体験が出来る装置が有り御調子者の家内が早速挑戦し(確か昨晩は座れない程に足が痛かった筈の人が)98mを記録して「お父さんもスキーを遣って居たのだから挑戦したら」と言われたが沢山のギャラリーが居たので断わると「自信が無いのかな?」と一寸茶化して来たので「誰に云うとるんじゃ!嘗めたらいかんぜよ!」と挑戦したら軽く1発目で126mのK点越えを記録、次のテイクオフのタイミングを計る装置では今度は129mのK点越えを連発し「どんなもんじゃい!」と実力を発揮した。
何せ若い頃には可也スキーに入れ込んで居て5m位の距離を飛ぶ小さいジャンプは平気で遣って居たのであの頃から40年以上が経過しもジャンプするタイミングは今でも確り体が覚えている事に内心一寸驚いた・・・・然し此の時は写真を撮って貰って居なかったので証拠は無しでガックリポンに!・・・・・
其の外にスキーの距離競技のタイムを争ったりボブスレー競技のタイムを争うシミュレーター装置も有ったが此方は家内とのペアでの参加と成り結果は言うまでも無く散々な事に・・・・ 前回に来た時には此の会場は札幌オリンピック関係のパネル展示がメインでジャンプ台を見たインパクトと比べると此の会場の印象は強くは無かったが今回は入場して爺さんの面目躍如と成り入場した甲斐があった。
此の会場の出口を出た所で最期の写真の様に白い物が舞い「まさか雪か?」と思って手に取ったら綿状の植物の一部で空を舞って居る時は雪と見間違う程、写真を見た感じでは其の数は多くは感じないが実際は雪が降る状況にソックリで思わずビックラコン!此の日の札幌市内観光では一番印象に残る観光スポットと成った。