昨日、飛行機にのっていてふと思ったのは、ジェットコースターと飛行機の離着陸の瞬間ってもしかしたら同じ感覚かもしれないということでした。
あれは、娘がまだ2~3歳の頃。息子が1年生頃のことだったでしょうか。
そのころ私たちは世田谷の二子玉川に住んでいました。
そして休日になると子どもたちにせがまれて、よく近くの「二子玉川遊園地」に出かけていったものです。
ある日、猛スピードで走るジェットコースターを見上げた娘が、
「あれに乗りたい」
とつぜん指さしながら、そんなことを言いました。
「私は無理よ。ぜったいだめ!」
ジェットコースターと聞いただけで、身の毛のよだつ私は、さっさといちぬけたを宣言しました。
代わって夫が、
「ぜったい泣かないって約束できる?」
娘にそう約束させて、子どもたちを連れてジェットコースターに乗りこみました。
そんなみんなの様子を、冷や冷やした思いで、日傘をさしながら下から見上げていました。
へびのようにくねりながら猛スピードで走り抜けたジェットコースターがとまり、なかから夫に手をひかれた娘が青ざめたぐったりとした表情でおりてきました。
「泣かないって約束したから、泣くのを我慢したらしいよ」
笑いながら夫が言いました。
「もう一度、乗りたい?」
青ざめた娘の顔が殊勝で、あんまり可愛かったので、夫はつい茶化してみたくなったようでかまうように言いました。
娘はもう二度といやだというような、頑なな表情を浮かべると、おかっぱ頭を大きく横にふりました。
昨日、離着陸の瞬間、体をこちんこちんに硬くして心臓をばくばくさせながら、あのとき幼かった娘は、きっとこんな気持ちだったのだろうな、と思いました。
けれど大人になった彼女が、ジェットコースター嫌いだという話を聞いたことがありません。私だって、しばらくすればまた飛行機にのってどこかへいくことになるでしょう。
人間、喉もとすぎれば・・・の、ことわざ通りです。だから元気に、こうして生きていけるのでしょう。
さて今夜は、18:00から「子どもの本・九条の会」の会報部部会に出席の予定です。D社元取締役編集長だったKさんが、部長としてすごく張りきってくださっています。
あれは、娘がまだ2~3歳の頃。息子が1年生頃のことだったでしょうか。
そのころ私たちは世田谷の二子玉川に住んでいました。
そして休日になると子どもたちにせがまれて、よく近くの「二子玉川遊園地」に出かけていったものです。
ある日、猛スピードで走るジェットコースターを見上げた娘が、
「あれに乗りたい」
とつぜん指さしながら、そんなことを言いました。
「私は無理よ。ぜったいだめ!」
ジェットコースターと聞いただけで、身の毛のよだつ私は、さっさといちぬけたを宣言しました。
代わって夫が、
「ぜったい泣かないって約束できる?」
娘にそう約束させて、子どもたちを連れてジェットコースターに乗りこみました。
そんなみんなの様子を、冷や冷やした思いで、日傘をさしながら下から見上げていました。
へびのようにくねりながら猛スピードで走り抜けたジェットコースターがとまり、なかから夫に手をひかれた娘が青ざめたぐったりとした表情でおりてきました。
「泣かないって約束したから、泣くのを我慢したらしいよ」
笑いながら夫が言いました。
「もう一度、乗りたい?」
青ざめた娘の顔が殊勝で、あんまり可愛かったので、夫はつい茶化してみたくなったようでかまうように言いました。
娘はもう二度といやだというような、頑なな表情を浮かべると、おかっぱ頭を大きく横にふりました。
昨日、離着陸の瞬間、体をこちんこちんに硬くして心臓をばくばくさせながら、あのとき幼かった娘は、きっとこんな気持ちだったのだろうな、と思いました。
けれど大人になった彼女が、ジェットコースター嫌いだという話を聞いたことがありません。私だって、しばらくすればまた飛行機にのってどこかへいくことになるでしょう。
人間、喉もとすぎれば・・・の、ことわざ通りです。だから元気に、こうして生きていけるのでしょう。
さて今夜は、18:00から「子どもの本・九条の会」の会報部部会に出席の予定です。D社元取締役編集長だったKさんが、部長としてすごく張りきってくださっています。