20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ガレット・デ・ロワ

2010年01月03日 | Weblog
 昨日は、毎年恒例になっているガレット・デ・ロワで新春をお祝いしました。
 ガレット・デ・ロワは、毎年、息子夫婦が銀座三越のジョアンで買ってきてくれるフランス発祥の焼き菓子です。
 今年は奥さんが出産のため、我が家に逗留している息子が、朝 三越に出向いて買ってきてくれたのです。
 このガレット・デ・ロワというのは、フランスでは新春をお祝いする定番のお菓子らしいです。

 サクサクのパイ生地のなかに、アーモンドバタークリームが入ったお菓子のどこかに、アーモンドが一粒入っています。
 切り分けたパイをそれぞれに配るのは、子どもの役目だそうです。
 でも娘夫婦の息子の○くんは1歳と3ヶ月。
 まだ、ひとりひとりを指名することはできません。
 来年には、そのお役目を彼が見事に果たしてくれそうですが。
 そこで毎年、指名するのは娘です。
 それぞれのお皿に配られたパイを食べていると、歯にこつんとなにかが当たります。
 そのなにかがアーモンド。当たった人は王冠を手に入れることができて、同時に一年の幸運を手にすることもできます。
 昨年その王冠を手にしたのは夫でした。
 今年もみんな息をつめて、パイにフォークを突き刺しました。
 喜びの声を上げたのは娘。

 毎年、お正月の2日には子どもたちの家族が集まり、お食事をして、そのあとガレット・デ・ロワで新年を占います。
 今年は近所の神社でひいたおみくじも「大吉」ではなく「吉」だったし、ガレッロ・デ・ロワのアーモンドの「フェーブ」も当たらなかったし、ほどほどの春、といったところでしょうか。
 それでもこうして、可愛らしい○くんを中心にみんなが元気に集まり、新しい家族も誕生して新年を迎えられたということは、なによりもの喜びです。
 そんな穏やかな日和の新春・三が日です。
コメント
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