20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『あまんきみこセレクション』(三省堂)

2010年01月02日 | Weblog
 新年、第一回目のご本のご紹介はあまんきみこさんのご本、「あまんきみこセレクション」です。(お元日の朝日新聞に大きな宣伝告知が載っていました)
 ここからは、そのご本の編者である後路好章さんからのお便りを、そのままご紹介させていただきます。

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 パンフレットにもありますように、あまんさんの代表作をほとんど網羅した選集です。
 わたしは、編者のひとりとして参加しました。あまんさんとは、今年でちょうど40年のおつきあいになりますので、わたしにとっても、編集者としての集大成の大仕事でした。
 もう一人の編者の宮川健郎さん(武蔵野大学教授)は、あまんさんの無二の親友宮川ひろさんのご子息。まるで、あまんさんの甥のような存在です。
 編纂作業は、あまんさんの全作品を読み直す作業から始まりました。三年前のことでした。あまんワールドにたっぷりと浸ることができて、それはそれは楽しい時間でした。
 出来上がった5巻を、今、また、撫で回しております。
 いいですよー! 自慢をさせてくださいね。
① 巻構成
 作品を読み込んでいるうちに、あまんさんの作品は、季節感にあふれていることに気づきました。春、夏、秋、冬に分類してみると……、あらあら、ほぼ均等になるじゃありませんか! 読者にとっても、とってもいい!
② エッセイ巻
 あまんさん、いろんな媒体にたくさんエッセイを書いていたんです! 弟分のわたしもびっくり。エッセイを読ほどに、作品誕生の秘密が透けて見えてくるじゃありませんか! 感動でした。この感動を伝えたい。
③ 対談
 巻末が、ありきたりの解説じゃつまらないなあ……と考えていて、ふとひらめいたのが対談。あまんさん、講演をなさらない人です。はずかしがり屋さんなんです。が、対談だと引き受けます。何回か聞きました。あまんさんらしいお人柄がにじみ出てきて、おもしろいのです。今回は、四人のお客さんをお迎えしました。なんともほかほかとしたステキな対談になりましたよ。
④ 挿画
 四人の方には、先ずわたしが依頼の電話を入れました。「あまんさんの選集に描かせてもらえるなんて、光栄です」と、みなさん、おっしゃったんです! きらりと光る、それでいて、ひかえめな描き方であまんワールドを盛り上げくれました。いいですよー!

 まだまだ自慢したいのですが、ご自身の目で確かめていただくのが一番です。
 よろしければ、ご一報ください。メールをくださってもいいです。後路好章
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 ぜひたくさんの皆さまにお読みいただけたらと思います。
コメント (2)
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