20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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サリンジャー死す。

2010年01月30日 | Weblog
 アメリカ現代文学の旗手、サリンジャーが亡くなりました。
 91歳だったそうです。
 サリンジャーが作品を書かなくなって久しい時間が経ちました。
 ですからサリンジャーはもうとっくにこの世にいないものかと思っていました。
 70年代、どれほどサリンジャーを読んだことでしょう。
 どれほどサリンジャーから学んだことでしょう。
 いずれの作品からも強い影響を受けましたが、野崎孝訳の『ライ麦畑で捉まえて』(白水社)は、その内容と文体のカッコよさ、新しさにシビれたものです。
 数年前、村上春樹が『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社)として翻訳し直しましたが、まさにデビュー当時の春樹自身、サリンジャー文学に影響をうけた作家という印象を持っています。
 また『倒錯の森』(荒地出版社)に収録されている「ブルーメロディー」はいまでも好きです。
 いつの日か、あんなキュートでチャーミングな少女を書いてみたいものだと、ずっと思い続けてきました。

 今日は午後から年に一度の児童文学者協会の各部・各委員会の部員・委員の方々にお集まりいただき、合同ミーティングが行われます。
 今年は参加者が例年より少なそうです。

 昨日の夕方、久しぶりに夫が帰宅しました。
 今月はもう帰れないと言っていたのですが、東京に用事が出来たため帰ってきたのです。
 昨晩は久しぶりに、のんびりとお夕食の時間を過ごしました。
 でも今日は私がお出かけ。
 そして明日の夕方にはもう早めのお夕食をすませ、単身赴任先に戻ります。
 慌ただしい土・日になりそうです。
コメント
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