お花屋さんで見かけた、芍薬の花。
ほんとうに艶やかで、うつくしいです。
でも芍薬というと、漢方薬に多く使われる植物です。
漢方で芍薬は、主に筋肉が硬くなってひきつれるものを治す薬として有名です。
他には、腹痛、頭痛、知覚麻痺、疼痛、腹部膨満、咳き込みなども治してくれるそうです。
数年前にパーティでずっと立っていたら、ふくらはぎが攣ってしまったことがあります。
そのとき、教えていただいた漢方が『芍薬甘草湯』。
薬局で買って、それ以来、いつもバッグに忍ばせています。
特に冷える時期や、ずっと立ちっぱなしのときには、お守り代わりにいれています。
幸い、あれ以来飲んだことはありませんが。
こんなうつくしく、艶やかな花の根が、こうしてお薬になっていくなんて、なんだかおかしいような、不思議なような気がします。