20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『新・童話の海』(ポプラ社)

2012年06月24日 | Weblog
              
 
『新・童話の海』第3回目の受賞者、田沢五月さんの作品が、このたびご出版となりました。
 田沢さん、おめでとうございます。『ゆびわがくれたプレゼント』というタイトルのすてきなご本です。
 ご本のご紹介は、また改めてこちらでいたします。
 田沢さんは岩手にお住まいの作家ですが、昨年の3・11でご実家が田老町で、大変だったとうかがっております。
 
 ご恵贈下さった編集者のお手紙によると、田沢さんは震災で被災され、それを乗りこえてのご執筆で、津波を体験しながらも、なお海への愛を忘れない、地元の人びとの精神が作品に表れていて、この作品を編集させていただきほんとうに良かったと、書かれてありました。
 このように大変さを乗りこえ、すばらしい作品に手直しし、今回のご出版の運びとなりました。
 
 また5月末で第5回の「新・童話の海」の公募も締め切られ、今回は186名のご応募で昨年を上回った数となりました。
 ただいま、一次選考委員の皆さんが、一生懸命選考をしてくださっております。
 最終的な結果がでるのは、秋になります。
 今年はどなたが、ご入選になるのでしょう。楽しみです。
 気が早いですが、来年の応募に備え、募集要項を貼り付けておきます。
 またたくさんのご応募をお待ち申し上げております。


 『新・童話の海』 原稿募集
 日本児童文学者協会とポプラ社の共同企画、小学3~4年生向け創作シリーズ『新・童話の海』の原稿を募集いたします。
 この原稿募集は、新しい書き手の発掘を目的としています。
 第1回の募集で入選された『ぼくとあいつのラストラン』(佐々木ひとみ/作 スカイエマ/絵)が第20回椋鳩十児童文学賞を受賞するなど、過去この賞に入選された書き手たちの本も注目されています。
 皆さんの新鮮で、魅力溢れる感覚の力作をお待ちしています。
 生き生きした人間を描いたリアリズム作品や、エンターテインメントとしておもしろい作品、ファンタジーなど、幅広いジャンルのご応募をお待ちしております。

《応募要項》
1 応募資格 プロ、アマ、国籍は問わず。高校生(もしくは同年齢)以上。
2 締 切 日 5月末日。
3 募集期間 4月1日から5月末日までとする。(消印有効)
4 原稿枚数 400字詰原稿用紙換算 40~60枚
5 原稿には、筆名のほか本名・住所・年齢・職業・また児童文学歴があれば書き添えてください。
  なお、原稿の返却には応じかねますので、必ずコピーをお取りください。
  また発表までは、同じ原稿で他の募集に応じることを禁じます。
6 入選作はポプラ社より単行本として刊行し、所定の印税をお支払いいたします。
  入選通知は10月中に、選考委員会よりお知らせします。
  また、「日本児童文学」11・12月号誌上にて発表し、日本児童文学者協会とポプラ社の
  ホームページでも選考結果を公表します。
7 同人誌、新聞等に発表した作品でも応募できますが、そのままのコピーではなく、
  新たな原稿に設定してお送りください。(誌紙名、発行年月を明記のこと)
8 選考は、下記の選考委員とポプラ社編集部で行います。
  加藤純子・薫くみこ・那須正幹・西本鶏介(50音順、敬称略)

◆原稿送り先&問い合わせ先◆
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38中島ビル502
   日本児童文学者協会『新・童話の海』宛 TEL03-3268-0691
コメント (4)
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