20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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水温む

2013年03月07日 | Weblog

             

 三寒四温とはよく言ったものです。

 真冬のような寒い日があったり、春の穏やかな日和が続いたり・・・。

 お買い物で歩いた公園はまさに、春。

 カモたちも、のんびりと泳いでいます。

 まさに水温む季節です。

             

 スーパーで大好きなウドを見つけ、足取り軽く歩いていたら、カワセミのいる場所に。

 おばさまたちがキャーキャーいいながら、木の枝を見ています。

「いるんですか?」

 うかがって見ると、「ほら、あそこ!」

「あら、こっちからの方がよく見えるわよ、いらっしゃい」と手招きをされ・・・。

「あ、ほんと、今日はあんなところに止まっているんですね」

「天敵から身を守るために、ああして隠れているんですって」

 カメラを構えると、デジカメの画像をうしろから、おばさまたちものぞき込み、

「ほら、いまよ。早くシャッターを押して!」

 と、みんなでプレッシャーをかけてきます。

「固定していないので、微妙に手が震えて・・・」

「わいのわいの言われたら、手も震えるわよね」

 わはははは。

 そう言う意味じゃなくて・・・。

「これでいかがでしょう?」

 撮したデジカメの写真をご覧いただくと、

「よく撮れているわ」と明るく褒めていただきました。

 おばさまたちは、あくまでもポジティブで、すごくお元気です。

「どうも、ありがとうございました」

 水温む候。

 私は背筋をのばすと、先に歩き出したおばさまたちに挨拶をすると、追い越し歩いていきました。

 私も集団になると、きっとあんな風なんだろうな・・・〔笑)

コメント (2)
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