新刊のご紹介が、すっかり遅れてしまっていて、ほんとうに申し訳ございません。
今日は、絵本をご紹介いたします。
『ねこまるせんせいの おつきみ』(押川理佐作・渡辺有一絵・世界文化社)
人気の「ねこまるせんせい」シリーズです。
こざかなえんの見習い先生は、ほんもののネコです。ちゃんとした名前はありますが、子どもたちから「ねこまるせんせい」と呼ばれています。
お月見で、おだんごを作っていたねこまるせんせいと、こうちゃんはひょんなことから、うさぎたちの住む月の世界に・・。ねこまるせんせいが運んできた不思議な世界をうさぎたちと一緒に楽しみながら、子どもたちはお月見の行事についても親しみを抱くことでしょう。
『ねこまるせんせいと せつぶん』(押川理佐作・渡辺有一絵・世界文化社)
雪の日。今日は節分です。オニになったねこまるせんせいが、ものおきで見つけたのは、なんと本物のオニの子ども。
さあて、そこからお話はオニたちの住む、深い森に・・・。実は毎年、豆をぶつけられるオニたちにとって節分は、悩みの種だったのです。そこにやってきたのが園児のすずちゃん。
さて、節分とは、人間にとって、いったいどんな季節なのでしょう。
『あめのひの ねこまるせんせい』(押川理佐作・渡辺有一絵・世界文化社)
雨の日。幼稚園の水溜まりで遊んでいた、こうちゃんは、ながぐつをなくしてしまいました。ねこまるせんせいが見つけてくれ、とろうとした瞬間。ふたりは水溜まりの世界へ・・・。
そこで長靴の行方をカタツムリに教えてもらい、ふたりは水玉のお城に向かいます。カエルによると、水玉の女王さまに、なんと長靴をあげてしまったというのです。さてさて、女王さまはその長靴を、何に使っていたのでしょう。
梅雨の季節、子どもたちはこの絵本を読みながら、水たまりの世界を想像して楽しく過ごすでしょう。
『メロディとすてきなともだち』(ユウ・ビュン作・いしいむつみ訳・光村図書出版)
アメリカ生まれの韓国人の描いた絵本です。色調がどことなく欧米のものとは違い、おもしろいです。
引っ越してきたばかりの「メロディ」にはお友だちがいません。だから夢でいろいろな友だちを生み出していきます。
その夢の世界が、カラフルでとてもきれいです。
その日もメロディはひとりぼっりで、公園にいました。夢のなかでの出来事を思い出しながら・・・。そこから物語が動き出していきます。子どもたちはこの絵本を楽しみながら、おともだちができるうれしさを体感できることでしょう。
皆さま、この4冊の絵本を、ぜひお読みになってください。