20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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フォーラム 世界と日本の子どもの本から

2016年10月08日 | Weblog

 日本ペンクラブ「子どもの本」委員会 子どもの本の翻訳

 人気シリーズの、パネルディスカッションです。

 今回は、~日本語から英語に~です。

 

 日本ペンクラブ「子どもの本」委員会では「世界と日本の子どもの本から」と題したシンポジウムをこれまでに3 回行っ

てまいりました。いずれも海外の児童文学を日本に紹介するにあたっての様々な問題を著者、翻訳者の立場からお話し

いただきました。

 今回は視点を変え、日本の絵本や児童文学を英語に翻訳して海外で出版している方たちをパネリストにお招きしました。

日本語特有の翻訳の難しさ、日本の文化と英語圏の文化の違い、アメリカやイギリスでの翻訳児童書の現状、日本の作

品の海外進出の可能性や問題点等について、たっぷりうかがいます。

 日時: 2016 年10 月21 日(金)18:30 ~ 20:30(予定)

 会場: 日本出版クラブ3 階(〒162-0828 東京都新宿区袋町6 ℡ . 03-3267-6111)

 対象: 一般(中学生以上)

 参加費:1000 円

 定員: 140 人 ※事前のお申し込みが必要です(申込方法は下記)

〈プログラム〉

 開会あいさつ 森絵都(作家、日本ペンクラブ常務理事)

 シンポジウム「子どもの本の翻訳を考える」

 パネリスト: キャシー平野(翻訳家)

 ジニー竹森(翻訳家)

 エイヴリ宇田川(翻訳家)

 進行役: さくまゆみこ(翻訳家)

 閉会あいさつ 野上暁(日本ペンクラブ「子どもの本」委員長、常務理事) 

 主催: 一般社団法人日本ペンクラブ

 後援:SCBWI JAPAN、一般財団法人出版文化産業振興財団、一般社団法人日本国際児童図書評議会

【お申し込み方法】

  往復はがきまたは電子メールのいずれかの方法でお申し込みください。折り返し入場予約券をお送りいたします。

A . 往復はがきによる申込み(1 枚のはがきにつき1 名様でお願いいたします)

  はがきの「往信用裏面」と「返信用表面」に下記の必要事項をご記入の上、下記の宛先にお送りください。

  「往信用裏面」の必要事項 1. 郵便番号・住所・氏名(ふりがな)2. 電話番号 

  「返信用表面」の必要事項:郵便番号・住所・氏名

  宛先:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町20-3 一般社団法人日本ペンクラブ 「子どもの本」係

B.電子メールによる申し込み(1 通につき1 名様でお願いいたします)

  表題は「子どもの本の翻訳申し込み」としてください。本文には以下をお書きください。1. 氏名(ふりがな)2.電話番号

  宛先:secretariat03@japanpen.or.jp

 お問い合わせ先: 日本ペンクラブ 電話03-5614-5391

【パネリスト略歴】

○ キャシー平野 Cathy Hirano

 カナダ生まれ。1978 年に英語教師として来日。1983 年に国際基督教大学を卒業後、日本の建設工学の会社に就職し、技術

翻訳に携わる。1987 年に夫と共に香川県に移住し、現在はフリーランスの翻訳家として活躍中。湯本香樹実『夏の庭』と上橋

菜穂子『精霊の守り人』の翻訳が、アメリカでバチェルダー賞(翻訳出版された作品に与えられる)を受賞。以下のような翻

訳作品がある。

・荻原規子:『空色勾玉』Dragon Sword and Wind Child、『白鳥異伝』Mirror Sword and Shadow Prince

・湯本香樹実:『夏の庭』The Friends、『春のオルガン』The Spring Tone、『ポプラの秋』The Letters

・上橋菜穂子:『精霊の守り人』Guardian of the Spirit、『闇の守り人』Guardian of the Darkness

 

○ ジニー竹森 Ginny Tapley Takemori

 ロンドン大学、シェフィールド大学で学び、日本研究の修士号を取得。講談社インターナショナルで日本文学、日本研究の

書籍を編集。著作権エージェント、スペイン語・カタロニア語の翻訳者の経験もある。以下のような翻訳作品がある。

・いぬいとみこ『木かげの家の小人たち』The Secret of the Blue Glass

・野坂昭如『戦争童話集』The Whale That Fell in Love with a Submarine

・宮部みゆき『模倣犯』Puppet Master

・村上龍『半島を出よ』( 共訳)From the Fatherland with Love

・西村京太郎『南神威島』The Isle of South Kamui and Other Stories

 

○ エイヴリ宇田川 Avery Udagawa

 アメリカ生まれ。セント・オラフ大学を卒業後、フルブライト奨学金の元、南山大学で研究。横浜のアメリカ・カナダ大

学連合日本研究センターでも学ぶ。イギリスのシェフィールド大学から日本研究修士号を取得。SCBWI(Society of Children's

Book Writers and Illustrators)のインターナショナル・トランズレーター・コーディネーター、及び、SCBWI 日本支部のトラ

ンズレーター・コーディネーター。タイのインターナショナル・スクール・バンコク高等部の日本語の教員。以下のような翻

訳作品がある。

・桶谷省吾『J-Boys 記憶の中の子どもたち』J-Boys: Kazuo’s World, Tokyo, 1965

・柏葉幸子「『信用堂』の信用」(『ミラクル・ファミリー』より)House of Trust (Tomo: Friendship Through Fiction?An

Anthology of Japan Teen Stories)

 

○ さくまゆみこ Yumiko Sakuma

 出版社勤務の編集者を経てフリーの編集者・翻訳者となる。2016 年3 月まで青山学院女子短期大学子ども学科教授。

日本語への翻訳作品は200点をこえ、産経児童出版文化賞大賞、日本絵本賞翻訳作品賞、ケストナー賞などを受賞している。

 

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