20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『宮沢賢治の鳥』(国松俊英文・舘野鴻画・岩崎書店)

2017年02月18日 | Weblog

     

 ここ数年、私自身の忙しさのため、このblogで新刊のご紹介をすることが、ほとんどできなくなってしまいました。

 皆さまから、力作の新刊をたくさんご恵贈いただきます。

 ご紹介を始めたら、このblogは「新刊紹介blog」になってしまうのではと、思うくらいです(笑)。

 ですから最近では、機会がある時、雑誌などにご紹介するくらいになってしまっております。

 どうぞお許しください。

 でもこれだけ、ご本を拝読しているというのは、今の文学賞選考の季節になると、「ああ、あれも読ませていただいた」「これも」と、ほんとうにありがたい気持ちでいっぱいです。

 

 そして、今回、国松さんから、この絵本をご恵贈いただき、ページを繰った瞬間。

 国松さんの「宮沢賢治」からの引用の文章と、舘野さんという画家の方の、構図のダイナミズムさと、色調のうつくしさに、ノックアウトされました。

 宮沢賢治の童話や詩には、たくさんの鳥が登場するそうです。

 そこに描かれた、賢治の文章の一節を紹介しながら、すばらしい絵が展開していきます。

 雑誌の書評などでご紹介するのは難しい(この絵のすばらしさを文章で表現するのは)と思い、拙blogをご覧くださっている皆さまと共有したいと思いました。

 

 ぜひ、この絵本をお読みになってください。

     

     

     

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