グロテスクな顔をした、魚の彫塑。
でも見方によれば、愛嬌があるのかもしれません。
彫塑って、すごく大変なんでしょうね。
生み出すパワー。
それを感じるだけでもすごいです。
今日は午後から8月、2回目の創作教室です。
皆さん、すごく力強く作品を書いていらっしゃいます。
私はこの3週間で、2000枚くらいの原稿を読んでいるかもしれません。
受講生の人たちはそれに合わせて書いてくるのですから、もっと大変です。
この思いをずっと持ち続けて欲しいと思います。
私の習作時代は、創作教室というのはありませんでしたが、児童文学学校というのがあって(いまもあり、現在46期。一年開講できなかった年があったので1期から考えると47年が経過)私は、その8期でした。
当時は、児童文学花盛りの時代と言われていて、「商業主義」という言葉の問題意識も、みんなで共有していました。
8期の受講生は150名ほど。
会場も、水道橋の大きな場所を3つの部屋に分かれて借りていました。
(いまは、商業主義などという言葉は、議論の俎上にも上がらないくらい、「売れる」「売れない」が当たり前の言葉になっていますが・・・。もちろん、売れなきゃ、困りますけどね。)
終了後、8期の受講生仲間たちと作った「わっせ」という同人誌の同人は、60名を超えていました。
けれど現在、作家として生き残っているのは3人。評論家は1人。
あれから40年近い年月が経過しています。
そんなことをふと思った、秋の気配を感じる土曜日の朝です。