東京も、とうとう梅雨に入ってしまいました。
週二回を目標にしている、腕のリハビリに、今週は、月・金と、昨日、行きました。
雨が降りそうだったので、100円ショップの小さくて軽い、透明な傘を持参しました。
公園には、葵、紫陽花、ガクアジサイが、今を盛りと咲いています。
リハビリに行ったら、昨日の担当は、拷問リハビリの先生。
「手が、後ろにぜんぜんいかないじゃん」と、腕を後ろにぎゅっと持って行きました。
後ろが一番苦手です。ぎゅうぎゅうやられて、痛くてじんわりと汗が・・・。
「90歳を過ぎているおばあさんも毎日、歩いてリハビリに来ているよ。骨粗鬆症で腰が痛いからって。足の筋力トレーニングのためだって。でも雨降りの日は滑って転ぶといけないからってお休み。ああいう人を見ていると、自分も焦って、電車に駆け込んだりしちゃいけないって思う。丁寧に生きなきゃいけないって思うよ。それが長生きのコツなのかなって」
ついでに
「脳は自分の年齢なんか、絶対意識しないよ。加藤さんなんか、その典型だよね。自分のほんとの年齢なんか、意識して生きてないでしょ?」
「まあね」
「でも体は確実に筋力は落ちているし、若い頃とは違っているんだよ。だから動くときは、脳で動くのじゃなくて、体を意識して動くこと」
「へえ、でもあなたはまだ、20代でしょ?」
「いや、今から、動くときは、焦らず、ひと呼吸、おいてから、行動するってことを心がけているんだ。信号だって変わりそうになったら、一回待つ。そしてゆっくり歩く。俺、アキレス腱、切ったことがあるんで・・・」
なんだか、若者に、いろいろ教えてもらっているような気分に、だんだんなってきました。
焦らず、ひと呼吸、おいて、行動する。
すごい教訓です。
「勉強になりました」
そう言ってリハビリルームを後にしました。
帰りは案の定、雨が降っていました。
お隣のイオンでお買い物をして、百均の軽い傘をさして、帰ってきました。
ひと呼吸、ひと呼吸と、つぶやきながら。