20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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雨の公園の花々

2019年06月08日 | Weblog

           

           

           

 東京も、とうとう梅雨に入ってしまいました。

 

 週二回を目標にしている、腕のリハビリに、今週は、月・金と、昨日、行きました。

 雨が降りそうだったので、100円ショップの小さくて軽い、透明な傘を持参しました。

 公園には、葵、紫陽花、ガクアジサイが、今を盛りと咲いています。

 

 リハビリに行ったら、昨日の担当は、拷問リハビリの先生。

「手が、後ろにぜんぜんいかないじゃん」と、腕を後ろにぎゅっと持って行きました。

 後ろが一番苦手です。ぎゅうぎゅうやられて、痛くてじんわりと汗が・・・。

「90歳を過ぎているおばあさんも毎日、歩いてリハビリに来ているよ。骨粗鬆症で腰が痛いからって。足の筋力トレーニングのためだって。でも雨降りの日は滑って転ぶといけないからってお休み。ああいう人を見ていると、自分も焦って、電車に駆け込んだりしちゃいけないって思う。丁寧に生きなきゃいけないって思うよ。それが長生きのコツなのかなって」

 ついでに

「脳は自分の年齢なんか、絶対意識しないよ。加藤さんなんか、その典型だよね。自分のほんとの年齢なんか、意識して生きてないでしょ?」

「まあね」

「でも体は確実に筋力は落ちているし、若い頃とは違っているんだよ。だから動くときは、脳で動くのじゃなくて、体を意識して動くこと」

「へえ、でもあなたはまだ、20代でしょ?」

「いや、今から、動くときは、焦らず、ひと呼吸、おいてから、行動するってことを心がけているんだ。信号だって変わりそうになったら、一回待つ。そしてゆっくり歩く。俺、アキレス腱、切ったことがあるんで・・・」

 なんだか、若者に、いろいろ教えてもらっているような気分に、だんだんなってきました。

 焦らず、ひと呼吸、おいて、行動する。

 すごい教訓です。

「勉強になりました」

 そう言ってリハビリルームを後にしました。

 

 帰りは案の定、雨が降っていました。

 お隣のイオンでお買い物をして、百均の軽い傘をさして、帰ってきました。

 ひと呼吸、ひと呼吸と、つぶやきながら。

コメント
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